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ダーレン・アロノフスキー監督「ザ・ホエール」3772本目

面白かった。よくまとめられていて無駄がなくて、いかにも戯曲が原作という感じがします。アパートの一室という一か所だけが舞台で、さまざまな人々が彼の住む部屋を次々に訪れる。オンライン授業で顔も出さず、誰にも知られることのない彼の隠れる部屋に、どうやってみんなたどり着くんだろう?閉じられているようで、実は開かれている彼の部屋。

ピザ屋は呼べば来る、「ニューライフ」という新興宗教の若い宣教師は呼ばなくても来る、10年間会っていない娘も呼んだら来る、その母つまり元妻は娘を追って呼ばないのに来る。ニューライフとのたまたまのつながり、若い宣教師のエピソードなど、部屋の中で物語を展開するために必要な偶然が多くて舞台っぽいなぁと思うし、鼻っ柱の強い秀才(で不良)の娘が、なんだかんだ言いながら関わってくる態度も、余命わずかと知らずにやっているとしたら不自然なくらい濃いけど、鯨のような父チャーリーの人間性を際立たせるためなら納得できる。

この話、前世紀なら、執行が1週間後に迫った死刑囚の独房が舞台になるだろうか。がんでなく肥満による疾病が死因なのはどうしてだろう。彼が自分に対する罰や罪の意識を着込んで着込んでいまの体形になった、という表現なんだろうか。

なぜ主役はブレンダン・フレイザーになったのか、と考えると、彼の青い無垢な目が大事なのかなと思う。大きな着ぐるみを着ていても、どこか素直で愛嬌を感じさせる顔。

主人公のボリューム感とは逆に、テンポよく軽妙に見られて、ひとの生死にかかわる重さを感じさせないまま最後まで見ることができました。




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