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ロベール・ブレッソン監督「田舎司祭の日記」3641本目

<いろいろネタバレあります>

何やら陰鬱な表情の、若い田舎司祭が新しく村にやってくる。「ラルジャン」のロベール・ブレッソン、誰にでもある良い心と悪い心の葛藤や、悪運に巻き込まれて逃れられない運命を、あの映画でも描いてたように思います。

この設定や白黒の禁欲的な画面で思い出すのはミヒャエル・ハネケ「白いリボン」ですが、あっちは司祭に妻が来るし、閉塞的な村から徴兵によって抜け出しました。この映画で村人が語る「自分が従軍したときの上官は元牧師だった、彼はラバの上で戦死した」ということばが、「白いリボン」の牧師の行く末だったら切ないなぁ、と思ってしまった。村の人々は「白いリボン」のほうが悪辣で、こちらは清濁併せ持った普通の人々に見えます。

そもそも神って。宗教って。一律同じものとして学んだり運営していくのには無理のある、一人ひとりの心の中の存在のようにも思えます。神学校で教えることと、村の教会で教えることは、目的が違うのでかなり違うのかもしれない。よくできた人は、「人々のさまざまな状況をすべて愛で包み込む普遍性の高いものが宗教だ」というかもしれないけど、戦争と平和の両方を包み込める愛なんてあるんだろうか?

こういう作品を見ると、映画そのものを超えて考え込んでしまいますね・・・。

  • クロード・レイデュ

 




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