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吉田恵輔 監督「空白」3379本目

気分が悪くなるような人が何人も出てくる映画だけど、既視感が強い。ワイドショーっていつもこんな感じ。みんなひどく傷ついていて、自分は悪くないって言ってほしい、ほめてほしい、という不満いっぱいで生きているから、自分より悪そうなものや自分より弱そうなものにそれをぶつける。そしてそれを正義と呼ぶ。

どんな人間にも美しい部分と醜悪な部分がある。それなのに安易な二元論で敵と味方を分けて相手をうれしそうに攻撃する、って世界が本当に苦手なんだけど、それってあまりにも世の中に蔓延していて、この映画で初めて発見することなんて何もないのでした。

外国の映画なら、周囲の人が力ずくでセラピーを受けさせたりするけど、この父親はある事件をもって自発的に落ち着きを取り戻して、そこから一気に、縫い物の表裏を返すように、良識的な大人へ変貌してきました。これもまた、私が「ファンタジー」と呼ぶ、見ている人がすっきりするためのフォーマットで作られた作品。その波に乗っかってカタルシスを感じられるようになるのが、幸せへの近道なんだろうけど。。。

本当に娘の絵を見て泣けるようになるには、精神が変わると同時に顔つきや体つきが変わるくらいの年月が必要だと思う。最後の古田新太が別人みたいな風貌で現れたら、もう少し説得力があったかも、と思いました。

  • 古田新太

 




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