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イングマール・ベルイマン監督「ファニーとアレクサンデル」881本目

300分というと、5時間??
全然意識せずに、ずっと面白く見ました。
この長尺だと普通は、子供が成長して少年になり、青年になって中年、そして老人になるという大河ドラマなんだけど、この映画はまさかの子供のままの5時間。しかしこの5時間の中で、アレクサンデル君は人生におけるあらゆる局面を体験しつくしたといえるかもしれません。

彼は賑やかな劇団長の家に生まれ、父親は子供たちを即興芝居で笑わせてくれる愉快な男。この父が亡くなり、母が司教に嫁いだことから、彼の運命は一変します。
この、普通の人たちを思考停止した従属状態に陥らせてしまうものの正体はいったい何?「神」?神って何なの?

死、生、神、といった重いテーマを、少年の目でどこかちょっと寓話的に、もっと若い頃の作品に比べて軽く、描いていきます。むしろ、牧師が焼死するという以前にはなかった(んじゃないかと思う)成り行きで、教会の権威を”いちおう尊重する”ようなポーズもありません。そして、その後の少年たちの胸に”権威的でない本当の神”が宿るわけでもなく、それぞれが宿命を抱いて今日を生きる、という終わり方。
晩年の大監督らしい、神のような広く高い視点です。
大感動巨編、とは呼ばないけど、本当に面白い映画でした。

意外だったのは、若かりし頃に「不良少女モニカ」で奔放な少女モニカを演じたハリエット・アンデルソンが、司教に逆らえないお堅い女中を演じていること。女優の幅ってすごいなぁ。




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