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【釣窯の火と桜】

今月の2回目のお茶のお稽古。
裏千家の3月は、釣窯。

釣窯で行之行台子のお稽古

軸:花開萬国春(はなひらいてばんこくのはる)
一輪の花が咲くことで世界中が春の喜びに包まれる様子を表す禅語
厳しい冬を耐え抜いた末の喜びを表していることはもちろんなんだけれど、小さな兆しから全体の満開を悟る心境を表わしているとも言われている。
私なんかは、特に、一の中に全体のあらゆるものが宿っていることを見出すそのこころに憧れてしまう。

花:貝母

炉の中の五徳がはずされているので、お点前をしていると熾火が良く見える。
炭の芯が赤く熱している様子が美しくて、対流で釜が静かにゆっくりと揺れる様子を眺めるのも、気持ちが落ち着いてとても良い。

静かで無駄がなくて、五感が整って、頭のなかも気持ちもリセットされる。
だから、お茶の時間が好きなんだと思う。
好きというより、私には必要な時間なんだと思う。

しだれ桜の着物ももうすぐ着納め

桜の開花がはじまった

桜が咲くと、嬉しくなる。
そして、美しさを逃すまいと夢中になってしまう。
気候次第で長く咲き続ける時もあれば、あっという間に散ってしまう時もある。
どちらにしろ、その散り際は潔よすぎるくらいだ。
桜は、どうしてこんなにも人の気持ちを落ち着かなくさせるのだろう。
美しさと儚さに翻弄される春。
まさに、花開萬国春。





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