お茶のお稽古日。
10月は中置。
暑い夏の間、お客さんから「火」を遠ざけて、「水」を近くに置いていたけれど、11月の「炉」に向けて、「水」を遠ざけて「火」を少しだけ近づける。

今月は、秋の深まりとともに増すもの悲しさを感じ、風炉の季節の終わりを惜しむ名残りの一か月間となる。
お道具も、簡素なもの、所謂「侘び寂び」を感じるものを用いる。
写真の棚は、「五行棚(ごぎょうだな)」といって、茶道の陰陽五行説にちなんで作られた特別な棚。
天地(天板・地板)の間に、「木・火・土・金・水」の五要素を「木(棚)・火(炭火)・土(土風炉)・金(釜)・水(湯)」として納めることで、宇宙の森羅万象を表わしている。
「宇宙の森羅万象を表わす」なんて、字面も響きもカッコイイから、「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」という呪文みたいな言葉と意味もすぐに覚えた。
10月だけのお点前というのも潔い。

ちょっと前までは、10月は衣替えの季節だった。
でも、まだまだ日中は暑いから、単衣の着物でお稽古。
着物が好きで、独学で着付けを覚えた。
お茶を始めたきっかけも、着物だった。
今では、お茶の世界観が大好きになった。
「好き」という気持ちは、行動を変える。
行動が変われば、未来が変わる。
「好き」は、すべてのエネルギーの源だ。