
GOTO210(D=210mm f=1260mm)+160JP / AlThiba3
ASI533MMpro(-15℃ Gain100 Offset20)
単露光5分 NoFilter×159 IR640×465 B×160 総露光65時間20分
Lに全データ計784枚使用 カラーにIR160枚 B160枚使用(Lと兼用)
IRとBデータからカラー合成するこの方法に、Toshy-jiGさんが"Iwakata Method"とカッコイイ名前を付けて下さって嬉しくなり、こちらでも改めて簡単に手順などを書いてみます。
前提は、対象が連続光を放っている恒星の集合体(銀河や球状星団)である事と、モノクロカメラでIRフィルターとBフィルターを使う事です。
そして、この方法は光害地撮影の為に考えた、いわば「次善の策」ですので、暗い空で撮影されたカラーの色合いに寄せる事は、とりあえず目指しません。
知っておいて頂きたい欠点と、その対策についても少し。
①IRを使うので暗黒帯のコントラストが弱くなる→対策として、私はL画像にBも入れます(IRとB、全データを一括integrateしています)
②HⅡ領域の赤が出ない→「赤ポチ」がある銀河はHαフィルターも使います
③私は反射なのであまり解りませんが、屈折系ではIRのハロが目立つと伺った事があります
逆に、推しポイントは、
①光害地で苦労するBの露光時間を増やせる(GとRの撮影時間をBにまわすので)
②月夜も活用できる(IRやHαは月光の影響が小さい)
この②は遠征撮影にも応用できるかもしれません。たとえば「久しぶりに晴れそうだけど、上弦;;」という時に、月がある時間帯にIRを撮り、沈んでからBを撮ればカラー化できてしまうという訳です。
以下は手順です。
1. スタック後のIRとB(各々GraXpert済)から、PixelMathでGを作ります。

0.5を掛けているのは、私が使っているASI533MMで白い星を撮影した場合、IRとBでの輝度カウントが同じぐらいだったので。ここの割合はカメラによって違ってくると思います(ちなみに私は数学は大の苦手なのですが)
2. RにIR、Gに↑で作ったG、BにBを入れてRGB合成

3. カラーバランスはSPCCも使えますが、私は殆どBackgroundNeutralizationとColorCalibrationを使っています。

4. このRGB(BXTで星を修正済)とL画像を各々ストレッチ後に、LRGB合成

以上です。
ストレッチの方法や後処理の諸々などは、私もあまり詳しくないので、ここに書いたのはシンプルな手順だけですが、御参考になれば幸いです。