

〇尾道へ行ってきました
先日、尾道へひとり旅に行ってきました。(観光庁の 「新しい旅のエチケット」、2月22日施行された 「広島県の対処方針」を順守した小旅行です。)尾道駅に着くとしまなみ海道へ向かうのか、自転車をひいて歩いていく若者グループが何組かいましたが、他に人出が見当たらないくらい閑散としていました。行きたかったお店がコロナ禍で閉店していたり、平日で店休日のところがあったり、計画通り行かないこともありましたが、密になるような混雑に遭遇することなく快適に観光することができました。

〇パン屋航路
尾道に到着してすぐ向かったのは、商店街にあるパン屋。その名も『暗夜行路』ならぬ「パン屋航路」さんです。志賀直哉ゆかりの地らしい面白い名前ですね。お店に到着したのは9時前でしたが、7人程並んでいました。店内が狭いというのもありますが、平日も並ぶほどの人気店のよう。ソーシャルディスタンスを保って最後尾に並びます。大半が若者でしたが、近所に住んでいると思われるおばあちゃんもいました。店内に入ると、たくさんの種類のベーグルと美味しそうな創作パンがずらり。後ろに人が並んでいるので選ぶのに焦りましたが、一風変わった蓮根とチェダーチーズのパンがあったので、そちらを購入。厚めに切った蓮根の食感とチーズの塩気がとても美味しかったです。

〇ロープウェイ&千光寺
次に向かったのは、千光寺。9時から15分間隔で運行されるロープウェイに乗って向かいます。尾道の街は文化庁が認定する日本遺産に選ばれていて、「箱庭的都市」と呼ばれているそうです。建物がぎゅっと凝縮されている感じと、すぐそばにある瀬戸内海が印象的な風景でした。

ロープウェイに乗って約3分で千光寺山に到着します。千光寺は山の中腹にあるので、「文学のこみち」と呼ばれる散歩道を下っていきます。名前の通り、下り道の途中に、尾道にゆかりのある人物の作品の一部が刻まれた石が点在していて、歩きながら作品に触れることができます。千光寺の境内に入ると、まずは釣り鐘にたどり着きます。眼下には尾道の街が広がっていて、見晴らしのいい場所です。除夜の鐘の音がさぞ遠くまで響くんだろうなと思いました。


〇天寧寺三重塔&猫の細道
本堂から参道を下っていくと、天寧寺の三重塔に着きます。尾道の街並みを背景にした三重塔は、ガイドブックでよく見かける風景で、私のようなカメラ素人でも気軽に素敵な写真が撮れるスポットです。

その写真スポットを参道から外れて左手に下っていくと、「猫の細道」と呼ばれる坂道に着きます。坂の周りに可愛いお店が立ち並んでいる、人気スポットです。異世界に迷い込んだような雰囲気の中、点在する猫アートを楽しんだり、運が良ければ本物の猫と触れ合ったりできます。この日はお店が開いていない時間に行ったので、次に来たときはお店にも寄ってみたいです。



〇尾道ラーメン
尾道に来たら食べたいものも沢山ありました。その1つが尾道ラーメンです。尾道ラーメンの特徴は、醤油ベースのスープに豚の背油のミンチが入っていることです。醤油ラーメンのわりに脂があるので食べ応えがあります。私は醤油ラーメンが好きなので、とても気に入りました。(お土産としても購入しました。)

〇アイスモナカ
ラーメンを食べた後は、アイスを食べに行きました。海沿いにある「からさわ」さんという老舗のアイス屋さんです。そこで名物のアイスモナカを食べました。中のアイスは抹茶、いちご、たまごの3種類から選ぶことができたのですが、今回は定番のたまごアイスにしました。昔ながらの素朴な味で、尾道のレトロな路地を食べ歩くのに持ってこいのおやつでした。

〇ネコノテパン工場
次のグルメはパンです。海沿いから線路を超えて、千光寺山のふもとへ坂道を登っていきます。「ネコノテパン工場」さんというお店で、平日にも関わらず、若い人がひっきりなしにやってきます。パンの売り場は人1人分の面積しかありません!中に入ると、工房と売り場を隔てる壁の小窓からトレーとトングを渡され、小窓を通して店員さんとやりとりします。お店に閉じ込められたような気持ちです(笑)。今回はサクサクふわふわのメロンパンを購入しました。どのパンも食べ歩くのにちょうどいいサイズで、近所に住んでいたらまとめ買いして楽しめただろうなと思いました。

〇帆雨亭
メロンパンを食べながら、次の目当てのお店に行く途中で、坂道の途中にまたもや素敵な佇まいのお店を見つけました。この日はとても暖かかったので、坂道の上り下りで乾いた喉を潤しに寄ってみることに。「帆雨亭(はんうてい)」さんという和風なお店で、志賀直哉の初版本が置いてある趣のあるお店でした。キーマカレーなどの食事メニューもありましたが、今回は数ある自家製ジュースの中から、プラムスカッシュを注文。自家製のプラムシロップの鮮やかな赤が、レモン入りの炭酸と混ざって綺麗でした。お店の雰囲気と相まって、ノスタルジックな気分になりました。

〇茶房こもん
グルメは続きます。お目当てに訪れたのは、ロープウェイの駅横にある「茶房こもん」さんというワッフルが美味しいお店。尾道を舞台にした映画で撮影に使われたお店らしく、ここのワッフルが食べてみたいと思っていたので、朝乗ったロープウェイの駅に戻ってきました。フルーツやアイスなど様々なトッピングがありましたが、シンプルなバターワッフルを注文しました。4切れあっておなかいっぱいになるかと思ったのですが、軽い食感で食べやすく、バターとメープルシロップの甘じょっぱさが堪らず、ぺろりと平らげました。お店の中は私と同世代くらいの女性が多く、手作りのチョコソースやアイスがのった美味しそうなワッフルを頼んでいる人が多かったです。どのワッフルも手ごろなお値段で、気軽に食べに行けそうなところがいいなと思いました。

〇まとめ
もともと千光寺の除夜の鐘を聞きに行きたいと思っていたのですが、コロナで自粛していたので、3月に入ってやっと行くことができました。行きたかったお店がコロナで閉店していたのを知り、観光客の減った中営業を続けているお店の方々の大変さを感じる旅行にもなりました。
天気も良く人もほとんどいなかったので、お目当ての場所や食べ物を求めてひたすら歩き回りました。「箱庭的都市」と言われるように、海や山といった自然や線路・寺社仏閣・住宅などの建物がぎゅっと凝縮されていて、その隙間の細い坂道を迷子になりそうになりながら歩くのがとても楽しかったです。猫にもたくさん会いました。人懐っこい猫が多く、ここぞとばかりに撫でまわしました。
坂や階段が多く、車が入れるスペースも少ないことから、日常生活を送るには大変そうだと思いましたが、自然が豊かで歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気の街だったので、住んでみたい街がまた1つ増えました。コロナが落ち着いたら、夜の尾道にもまた遊びに来たいと思います。

〇おまけ写真集









