立山に行ってきました。11月29、30日、2025年度の立山黒部アルペンルート営業最終日とその前日です

- 1年ぶりの立山、2年ぶりの秋立は扇沢からアルペンルート
- 白い立山とラスト6日の室堂テント村
- 雄山登山へ
- なんだかペースが上がらないので……
- アルペンルート最終日前日の日没
- 11月最後の立山の星空
- 2日目は室堂平でのんびり贅沢に過ごす
- レストラン立山でランチ〜立山アルペンルート営業最終日
1年ぶりの立山、2年ぶりの秋立は扇沢からアルペンルート
しばらく山から足が遠のいてしまい、気がついたら登山らしい登山は2024年夏(9月末)の立山が最後でした。雪山も昨シーズンは一度も行かずに、夏山にも行かないまま丸1年以上が過ぎてしまいました。
そろそろ山に行きたいなということで、11月後半の立山を検討していましたが天気に恵まれた三連休は都合が付かず、残るは最後の週末である29日(土)と30日(日)。幸運なことに直前まで崩れていた天気が週末に晴れるという予報で迎えることができました。

11月後半の立山は観光客や登山客よりバックカントリー目的の人で賑わうタイミング。前週の三連休は前夜のうちに扇沢の無料駐車場は満車となっていたようですが、29日は夜明け前の到着でまだ第一駐車場に停められました。といっても日が昇る頃には有料駐車場に停めることになっていましたが。

高原バスが雪で止まりやすい11月以外は富山県側の立山駅を利用することが多いこともあり、扇沢駅からのアルペンルートは2023年以来2年ぶりのようです。予約しておいたwebきっぷを発券。


この時期の扇沢初の電気バス始発便は8時半。

気合の入った滑走系の人たちと競うのは端から諦めているので、2年ぶりに歩く初冬の黒部ダムを楽しみます。この直前まで黒部ダムの積雪はなかったようですが、前日に降雪があったのでダムの上にはうっすらと雪。ガチガチツルツルのときに比べたら非常に歩きやすい。

今年の立山は早くから雪が降っていて立山連峰の稜線はしっかり雪はありますが、ダム側はあまり降っていないようでまだ緑の木々が見えています(扇沢までの下道も全く雪の気配はありませんでした)。

そしてダムのコンクリートは薄く付いた雪と霜と白くなっています。

恐らく日が昇ったら溶けてしまうので、この光景が見られるのは朝のうちだけ。

凍てつくダム、かっこいい。

ケーブルカーは当然始発には乗れませんでした、臨時便が続けて2本出たのでそこそこ順調にロープウェイへ。

しばらく立山に来てない間に立山トンネルトロリーバスは電気バスになっていました。夏の立山のラッピングが綺麗ですね。10時10分、室堂ターミナルに到着しました。


ターミナルの立山そばは24日で営業終了しています。ホテル立山の売店は29日(この日)まで、レストラン立山は翌日30日の14時まで営業しています。売店で夜に飲むビールと行動用のポカリスエットを購入。


天気は晴れ。積雪180cmに新雪10cm、これは期待できる!

ちなみにホテル立山を除く室堂周辺の宿は11月24日までに営業を終えていて、最終週に室堂で泊まる場合はホテル立山かテント泊となります。
白い立山とラスト6日の室堂テント村
ターミナルの外に出ると、期待通りに仕上がっている立山。

仮設野営場開設中(11月25日から)。昨年は雪が少なくて開設されなかったんですよね……。

11月でも降雪の直後でないと見られない真っ白な立山。

仮設野営場までは室堂ターミナルから徒歩5分。

富山湾もよく見えてます。雲が湧き始めているのでこの後は雲海が期待できるかも?

控えめなエビの尻尾。

室堂平の慰霊碑周辺が仮設野営場となっています。

奥大日岳も真っ白。ミクリガ池の縁には既に小さな雪庇もできています。

まだまだスペースはたっぷりあったので、しっかり整地して本日の宿泊地をゲット。

雄山登山へ
登山は久々ということで今回はこれまでに何度も登っている立山主峰の雄山だけ。両日お天気は良さそうですが、登るのは初日だけで2日目は雪がたっぷりの室堂でのんびり過ごす贅沢プラン。本当は11時半ぐらいにスタートしたかったのですが、テント場の整地作業もあって12時過ぎのスタートになってしまいました。

室堂は雪がたっぷりなのでワカンを履いて。

気持ちいい。


浄土山…

…の日陰に入るとちょっと寒い。

春の立山も良いですがこの白さは秋立でないと見られない。


30人ぐらいの人が雄山の西斜面を登っています。滑走系の集団にも見えないですし講習か何かかな。

浄土山の日陰を抜けてから少し傾斜がキツくなります。

同じく久しぶりに山を登る妻。あまりペースが上がらないみたい…… がんばれ。

風の予報は風速ひと桁で弱めでしたが、やはり開けた場所に出るとそれなりにあります。

雲海が出てきました。

ようやく一ノ越。

なんだかペースが上がらないので……
さて、ここまで1時間半近く掛かってしまい、小休止してアイゼンに履き替えてリスタートすると14時近くになってしまいそう。一ノ越から雄山の山頂はCT 70分ぐらいですし、この日の妻のペースだともう少し時間が掛かってしまうかも。事前に14時半を雄山の下山リミットに決めていたので、雄山山頂まで行くのはここでほぼ諦め。二ノ越に掛けて多少標高を上げて景色の良いとこまで行ったら、14時半で引き返すことにします。

御山谷。

妻には空身になって貰い、必要な荷物は自分が持って上がります。

いつもどこかで雪が消える雄山の斜面にしっかり雪が付いています。

よいですね。

空身になったらそれなりに登れるっぽい。久しぶりの山ということもありますが、標高の高い室堂に付いていきなりテント場の整地もあったので体力の消耗が激しかったのかも。

八ヶ岳や富士山が見える標高まできた。

劔岳の先っぽ。

雄山山頂の社務所も見えてきたけど、一ノ越からまだ半分ぐらい。

そろそろ14時半、太陽も傾いてきましたし見晴らしの良いとこで引き返します。


また来ましょう。

ちなみに11月の雄山山頂はこんな感じ。何度か登ってますが雲海が出ると素晴らしい景色に出会えます。
竜王岳と浄土山南峰。浄土山ぐらいの標高までは来たかな?

GF10と望遠ズームで浄土山。OM-1と色が揃わない……。


室堂平の向こうにはいつの間に雲海がびっしり。

奥大日岳。

真ん中あたりに仮設野営場。11月最後の6日間のの贅沢なテント場です。

富士山ズーム。

いろいろアルプス。

スキーの人たちはまだまだ登って行きます。

北アルプスの山はどれも真っ白。

それではテント場に戻りましょう。

雄山の稜線の向こうに登ってきた月。

この光景を見ながらの下山はいつもながら本当に気持ちがいい。

日が傾いてくると山の陰影も濃くなります。


やはりこの仮設野営場のロケーションは素晴らしいですね!

天空のテント場。

アルペンルート最終日前日の日没
そして日没ショーの始まり。

色づく峰々。




見事なアーベントロート。いい色が出ました。




そしてあたりは白く染まり静寂の時間へ。


マジックアワーの仄かなグラデーションも美しい。

富山の街の灯。

11月最後の立山の星空
夜は0時過ぎまで月が出ていたのと、うっかり三脚を忘れたこともあり、夕飯を食べたら寝てしまったのですが、夜中に起きてテントの外を見たら凄い星だったので雪の上にカメラを置いて(整地で積んでいた雪が締まっていたのでそれ積んで三脚代わりに)根性で撮影。右上にオリオン座と冬の大三角。

こちが北の空。テントの真上に北斗七星。

西の空。富山の街明かりがありますが、それでもこれだけ星が見えます。

気温は手持ちの温度計ではマイナス5〜10度の間あたりを差していました。
2日目は室堂平でのんびり贅沢に過ごす
朝です。暖かいシュラフでよく寝られました。

朝食を食べて外に出たら一ノ越から太陽が登ってきました。滑る人や登る人は既に出掛けていますが、我々は何も予定がないのでのんびりと朝の準備。

アルペンルート営業最終日もいいお天気です。


室堂ターミナルにトイレを借りに行きます。


来年2026年8月末で立山黒部貫光の元での宿泊事業を終了し、運営は星野リゾートに譲渡されるホテル立山。一度ぐらい泊まってみたかった気もしますが、12月1日から始まった来年の予約スタートであっという間に全日全室の予約が入ってしまったようです。

ひとまずテントを片付けて……。

室堂をスノーハイキング。


みくりが池温泉横のハイマツ帯もほぼ雪に覆われてしまっていました。

この状況だとライチョウはもっと標高の低いエリアに下りてしまっていると思いますが、一部に足跡は残ってます。雪の中に潜ってないかと双眼鏡で探してみましたが見つからず。秋立でライチョウを探そうと思ったらハイマツ帯がもう少し出ている頃までが良いでしょう(積雪によるけど11月半ばまでは結構見られる)。

地獄谷。

何度も見てる景色だけど何度見ても良いものは良い。




浄土川はまだ出ているようです。

室堂平スキー場。


ミドリガ池。

帰ります。

レストラン立山でランチ〜立山アルペンルート営業最終日
ランチはありがたいことに最終日まで営業しているレストラン立山へ。このレストランと売店は来年夏以降も、引き続き立山黒部貫光によって営業されるようです。良かった!

最終日、さすがにメニューは限られています。以前楽しみにしていたローストビーフ重(とても美味しかったのです!)は数シーズン前にメニューから外れてしまいましたが、新たにとやまポークを使ったメニューが加わっています。夜にはターミナルのトイレを使わせて貰えたり、そもそも仮設野営場は料金を払わず使わせて貰っているので、食事ぐらいはしてお金を落とせたらと。

とやまポークカツカレー(2000円)。カツは揚げたてでサクサクです。カレールーもビーフカレーでお肉が結構入っていて満足度が高い。

売店は前日の夜で営業を終えています。

新しい立山トンネル電気バス、ラッピングが綺麗だなと思ったらこんなに種類があるのですね。

帰りに見られたのは春の立山とおおかみこどもの雨と雪のラッピングバス。


大観峰、立山ロープウェイ乗り場からの展望。


アルペンルート営業最終日の黒部ダム。前日の凍った山もすっかり溶けました。


そして扇沢駅に到着すると……

大町市の方による2025年アルペンルート最終日の出迎えというか見送りというか。

りんごをいただきました(美味しかった!)

黒部ダムのマスコットキャラクター、くろにょん。ヘルメットを被っていますが「工事に憧れてヘルメットとシャベルをいつも身につけている」設定。

入浴に立ち寄った大町温泉郷「薬師の湯」にあった、「雷鳥の里」(長野土産で有名なお菓子。おいしいよ)のカラビナ、当然お買い上げ。製造元のオンラインストアでも売ってるみたいです。


夕飯は帰りの双葉SA・上りでなく下りSA(駐車場が繋がっていて歩いて行ける)のフードコートへ。今年リニューアルされたようですが以前から下りSAの方が食事が美味しいと思っています。以前食べて美味しかったアジフライ定食がメニューに残っていて良かった!
【双葉サービスエリア下り線 / 甲斐市】一新したフードコートに絶品グルメが集結! 2025年4月24日リニューアルオープン♪ | PORTA PRESS | PORTA


11月の立山に興味のある方は以前書いたこちらの記事をどうぞ。11月の三連休までは室堂周辺の宿も営業しているので、雪山やテント泊の経験がなくても宿に泊まって絶景に囲まれた室堂を散策するだけでも楽しめると思います(それなりに防寒や足元の装備は必要ですけども)。また、11月は降雪によりアルペンルートの富山側(立山駅)は高原バスが運休になりやすいので計画の際は注意しましょう。