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【アイドルマスター】芹沢あさひの話をさせてください【シャイニーカラーズ】

 

良(よ)い!!!!!!!!!!!!!

 

 

驚かせてすいません、あまりにも良(よ)すぎてつい奇声を上げてしまいました。

でももう大丈夫、この記事を読めば、どうして番翁がこんな声を出すようになったか、この画像のどこを見てこんな声を出しているのか、少しは理解してもらえると思います。ブラウザバックの手を一旦止めて、どうぞお付き合いください。

シャニマスとの出会い

シャニマスというゲームを始めたのは、今年の7月のこと。もうリリースから7年も経っているゲームをどうしてこんなタイミングでわざわざプレイしようと思ったのかといえば、この頃ちょうど「ネットミームの元ネタをちゃんと履修しよう月間*1」に当たっていて、大して理解していないのにリツイートだけしていたあのbot、そう、"月曜が近いよbot"のことを思い出して、なんというか、申し訳ない気持ちになったからであった*2

月曜の接近を連呼している謎の女性がシャニマスのキャラクターであるところまではなんとか把握していたものの、逆にいうとそれ以上のことは何も知らなかったし、ていうかアイマスってなんかいっぱいあって分かんね〜くらいの浅い知識であった。ちゃんと調べてみるとシャニマス由来のネットミームって多いのね〜*3みたいなところまで知ったところで、enza版*4を開始(シャニソンは、音ゲーができる気がしなかったのでこの時点では未プレイ)。

ストレイライトとの出会い

そんでもって最初のプロデュースアイドルは黛冬優子だった。智代子*5であれよ、と思う向きもあるかもしれないが、しょうがない、このときビビッときたのは冬優子だった。

黛冬優子さん

さてシャニマスをプレイしていない方向けにごく簡単な説明を挟むと、①シャニマスにはストーリー(コミュ)があり、②そのコミュは28人のアイドルごとのものと、彼女らが所属する8つのユニットごとのものに分かれていて、③ゲームを進めたり、アイテムを使うと見られるようになる*6

ということでとりあえず冬優子のコミュを読み進めていき……おもしれ〜〜〜〜〜〜

すいません、これは後々に繋がってくるところなので最低限ネタバレ込みで説明しますが、冬優子の一見「清楚でかわいい」というのはめちゃめちゃ作り上げられたキャラで、素の彼女は負けん気が強く、トップアイドルになるために努力を惜しまない、とざっくりそういう話である。良い……*7

で、この冬優子が所属しているユニットがストレイライト。

ストレイライトのみなさん

3人組で、冬優子の外面からは一見想像できないようなクールな感じのユニットである。そして、ようやくここで今回の記事の主役が登場。このストレイライトのセンターを張っているのが、芹沢あさひである*8

芹沢あさひさん

冬優子と同じユニット所属ということで、あさひのコミュも読み進めてみることに。どうもこの方はめちゃめちゃ才能がある、いわゆる天才というタイプで、街角のモニターで流れていたアイドルのダンスを初見でコピーして踊っているところをプロデューサー*9にスカウトされてアイドルになったという経緯があるらしい。それから、いつでも面白いことを探していて、自分の興味の惹かれることがあれば真っ直ぐにそれに飛びついていく、好奇心の鬼みたいなところもあるらしい。

 

ほ〜ん。👈この時点では本当にこんな感じだった。この時点では。

沼その1

ストレイライトの初期のコミュに"ファン感謝祭編"というのがある。ネタバレ込みで要約すると、①ダンスの才能やパフォーマンスのおかげか、ストレイライトの中であさひが他の二人よりも人気になり始める②が、そこそこでかいソロステージで急にあさひが踊れなくなってしまう③一方、あさひとの才能の差に一時は打ちのめされていた冬優子であったが、愛依とともに自主練を重ね、その成果をあさひの前で披露する④それを見たあさひは元気を取り戻し、その後のライブも無事に成功……という流れである。

このコミュではいろいろな要素が描写されていたが、とりわけ描かれていたのは冬優子の内面であった。たとえ才能の差があろうとも、絶対に諦めず、努力でもってライバル(ユニットメンバー)に打ち勝とうとする彼女の決意表明は、それはもうハチャメチャにかっこいい。

 

が、番翁が踏み入れた沼はここではなかった。

 

以下に示すのは、自主練を積み重ねた冬優子と愛依のダンスを見て驚いたあさひが、その2人に"追いついて、追い越してやる"と啖呵を切られた直後の反応。

ええぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

好きぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

あまりの衝撃に慌ててパソコンを閉じて風呂に入った*10。例えるなら、金属バットのフルスイングで脳天を吹き飛ばされているような感覚。あるいは、マシンガンのような何かで全身を撃ち抜かれているような感覚。いずれにせよ、番翁は死んでしまった。

 

そもそもの話として、確かに存在した才能の差を不屈の努力で埋めようと前を向く、というのがすでにアツいくだりのはずだ。けれど、それに対して、自分の才能への圧倒的な自信があっての、「できるっすかね?」はちょっとさすがにカッコ良すぎる。この子14歳ですよね?自分が14歳のとき何してたっけ……あダメだロクなことしてないっす、カットオレンジを咥えて口をオレンジ色にしている写真とか出てくるんで、ほんとうにやめてください。

 

ここで注目しておきたいポイントがある。あさひは、根拠もなく、驕りだけでこんな強気の発言をしているわけではない。「少し固いところ、もっと大きく動けるところ、いっぱいあるっす」と発言しているとおり、あさひは2人のダンスを分析し、改善点を把握している。彼女はそんな把握の上で、自分の才能に裏打ちされた「できるっすかね?」を放っているわけで、これはつまり、あさひは感覚だけでダンスをこなすようなタイプではなく、理論*11に基づいた分析とそれを実行に移す才能を持つ、なんつーか要するに、バケモンである。

 

これはもう番翁の"癖"だけれど、結局、圧倒的に才能があって自信があるやつが一番かっこいい。俺だって言ってみたいよ、「できるっすかね?」って。才能がないのに言ってたら本当にヤバい。逆に才能があったら言ってたかもしれん。23にもなって。「できるっすかね?」って。23なら才能あってもヤバいわ。番翁はあさひにはなれない。

沼その2

今なんの気無しに「あさひにはなれない」と言ったけれど、ここにもうひとつの沼に至るヒントが隠されている。

 

シャニマスはストーリー(コミュ)がいい、というのはよく言われていることだ。実際、検索してみると考察noteとか感想noteとか、山ほど出てくると思う*12。実は、何を隠そう番翁は"国語が得意なオタク"なので、こういうのとたいへん相性が良い。アイテム回収*13のために軽くプレイしていたら、流れてきたコミュが重すぎて急に真剣な顔つきになって正座の勢いでパソコンと向かい合う羽目になったことも一度や二度ではない*14

 

あさひのコミュも例外ではない。冬優子とかのコミュほど難解なことはないが、それでも、じっくりと読解していくと随所にメタファー・対比が散りばめられていることがちゃんとわかる。そうした要素をひとつひとつ紐解いていくのがシャニマスのコミュ読解の魅力の一つであるが、ここでは、そんなあさひのコミュをひとつ紹介したい。有名なカードなので、既プレイ人間はご存知の方も多いだろう。

【空と青とアイツ】芹沢あさひ

そうです、冒頭のこの子です。【空と青とアイツ】芹沢あさひ、というカードです。コミュは結構なボリュームがあるので、要点をかいつまんで説明したい。

 

ある日、事務所の倉庫の様子が変わっていることに気づくプロデューサー。あさひに話を聞いてみると、いろいろなものを持ち込んで基地を作ろうとしているらしい*15

この分岐だとあさひは簡易テントを持ち込んでいた。しかも組立済み。

アッすいません入ります、入りますんで……

メタファーすぎる〜〜〜〜〜〜

あさひって砂漠にするためなら砂とかバラ撒きだしそうで怖い

楽しそうなあさひの様子を見て、プロデューサーは渋々これを見逃すことに。

 

さて場面は変わって事務所の屋上。何やら写真を撮っているあさひに訊ねてみると……

空っす!

ただひたすら空の写真を撮っているらしい。身体を冷やさないようにと言いつつプロデューサーはその場を後にして、さらに後日のこと。プロデューサーが倉庫に入ってみると、

ロープに吊られた青い写真

ああ、あの時撮っていた空の写真は、と気づくプロデューサー。

物分かりの良さに定評のあるプロデューサー

ちょうどここで窓の外から倉庫の中に飛び込んでくるあさひ。ここは動画じゃないとその魅力が何にも伝わらないので、できればYoutubeで検索してください。すぐに出てくると思います*16。ていうか普通に危ないと思う。靴もローラースケートだし、わかんないけど多分屋上から飛び込んできてるから高さだって結構あるはずだ。でもそれがなんか、あさひなんだよな……。

あさひになら空だってつかまえられる

さすがに危ないし、倉庫も散らばってきたこともあって注意しようとしたけれど、あさひはどこかに行ってしまう。ひとり残されたプロデューサーはこう呟くのであった。

う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛(号泣)

 

ほんとうになんでかは分からなかったけれど、初めてこのコミュを読んだとき、いろいろな感情がこみ上げてきて、あさひが窓から飛び込んできたあたりからずっとめちゃめちゃ泣いてしまっていた。

 

ハマった沼の2つめはここにある。あさひにとってこの倉庫は単なる倉庫ではなかった。砂漠にも、謎の島にも、空の上の要塞にも、なんにだってなれる、そういう、自分だけの場所。小さい写真をロープに吊るして、それは、ぼくたちにはヘンに見えるかもしれないけれど、あさひにとっては確かにどこまでも広がる青い空だった*17

 

でもよく考えてみたら、みんな小さい頃はそうだったと思う。砂場も、ジャングルジムも、いつもの通学路も、なんにでもなる遊び場だった。歩道の赤いタイルは溶岩だったし、駅前の大きなビルはダンジョンだったし、あのとき世界ってもっと広くて、明るくて、それなのに今は、どうしようもなく意味が先にあって、万物を束縛してきて、だからもう、あさひがまぶしくてまぶしくてしょうがないんです。願わくは、ずっとそのまぶしさでいてほしい。空だってつかまえられるし、なんにだってなれるしどこへだっていける。ぼくには無理でも、あさひなら……。

 

そこまで理解したとき、もう一度ちゃんと泣きました。

さいごに

コミュ自体はまだまだ続くが、続きは各自で見てもらうとして、最後に、芹沢あさひを語る上でもっとも重要なモチーフであるところの、「空」について触れておきたい。

 

あさひの目指す場所、進んでいく未来というのは、しばしば空、あるいは宇宙・星といったモチーフで表現されている。思い返せば、プロデューサーにスカウトされた時も、あさひは街中のモニターを見上げていた。あれが道端で踊るアイドルではなく、見上げた先の画面だったのは偶然ではないだろう。【空と青とアイツ】では、そんな「空」を写真につかまえて自分のものにしてしまう様子が描写されていたし、他のコミュでも「空」にまつわる描写は少なくない。さらに、楽曲においてもこのモチーフが表現されている箇所がある。シャニマス*18におけるソロ曲は、基本的にアイドルのキャラクター・個性を丁寧に表現しているが、あさひのソロ曲である『星をめざして』ではこんなふうに歌われている。

 

ラン ラリパ ラリパ パリルレラロ

ラン ラリパ ラリパ パリルレラロ

ラン ラリパ ラリパ パリルレラロ パパパピパ ララリパ

                 ♪星をめざして/芹沢あさひ

 

あすいません、引用箇所間違えました*19。こっちですね。

 

星をめざして 何処までだって行こ ワクワクを追いかけて

じっとして居られないのは 本能的なものだ

ほら 知れば知るほどに ときめきが止まらない

わたしがいつの日にか 星になれたなら いいのに

                 ♪星をめざして/芹沢あさひ

 

ほんとうに、星になってほしいし、あさひなら星にだってなれると心の底から信じている*20。自分がなれなかったものへの投影と言ってしまえばそれまでだけど、でもやっぱり輝いていてほしいという、そういう気持ちでいっぱいです。

 

最後若干とりとめのない感じになってしまったが、番翁が芹沢あさひの沼にハマったいきさつはだいたいこんなものである。あさひに限らず、シャニマスのアイドルたちはそれぞれ魅力を持っていて、絶対に誰かには引っ掛かると思うから、ちょっとやってみてほしい。でもenza版は始めると長いし、シャニソンで曲を聴くだけでもなんとか……なんとかなりませんか?ぜひ、よろしくお願いします……。

 

P.S.

ちょうどここまで書いたところでふとYoutubeを眺めていたらこんなサムネが流れてきた。

youtu.be

 

かわえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんだその笑顔〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

おわり。

*1:別にそんな月間はない。いちおう、ジョジョをちょっとかじって、ハガレンハルヒを見るなどした

*2:元ネタに詳しくないのにネットミームを擦るのって、人間が全てのコンテンツを履修できない以上、別に仕方ないんだけど、それはそれとしてなんか申し訳なく思えてくる

*3:この時点で知っていたのは、月曜が近いよ・日本は敗けてはおりません・エビ揉め・あんたはここでふゆと死ぬのよの4つだったと記憶している

*4:ブラウザでできるやつ。後述のシャニソンは、最近2周年を迎えた音ゲーで、登場するキャラはenza版といっしょ

*5:月曜の接近を連呼している謎の女性の正体

*6:厳密には、過去に期間限定で登場したカードに付属するコミュなんかは、それこそ涙ぐましい努力、というか課金、をしないと見られないこともある。Youtubeに非公式にコミュが上がってたりするのと、感想noteが手近に転がっているから、内容を知るだけならそこまで苦労はしないとは思うけれど

*7:何が「良い」のかは聞かんでくれ。良いものは良いとそう思ったんだからそれでいいじゃないか

*8:本当は、この「センター」というところだけで記事が2, 3本書けてしまうし、もうひとりのメンバーであるところの和泉愛依についてもいろいろと書きたいところだけれど、泣く泣く割愛

*9:シャニマスにおいては、プロデューサー≒プレイヤーである

*10:※実話

*11:理論と言っていいのかはわからない。言語化とも言えるかもしれないが、ここでは感覚の対義語として理論という語を使うことにする

*12:気になった人は試しに何個か読んでみてほしい。キャラクターとか前後の繋がりとか知らないとフルで理解しきるのは難しいとは思うけれど、なんか考察しがいがあるんだなぁというのは伝わるだろう

*13:条件を満たし、TrueEndを見てゲームをクリアするとガチャを回すためのジュエルがもらえる。これをTrueEnd石と呼ぶ

*14:【ピトス・エルピス】樋口円香、【ア・冬優子イズム】黛冬優子、【絵空靴】杜野凛世など

*15:なお、細かい文章や状況は選択肢の分岐で若干異なってくるが、おおまかな筋はどれも一緒である

*16:コミュを通して聞いてみると、あさひは飛び込んでくる時に「空、見てるっすか?」と言っていて、それもまた、いい

*17:たぶんあさひにとっては、砂なんてなくても倉庫は砂漠だっただろう。砂をバラ撒くとかなんとか言っているから、番翁は逆立ちしたってあさひにはなれないのである

*18:に限らず、アイマス全般?

*19:間違えましたとは言ったものの、これはこれでなんか、あさひっぽいと思う

*20:だから、【さよならカイト】を読んだときも、ちゃんと泣いた




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