調律が済みました。
2時間強でしたが、何かしら盛り上がるイベントのようで、楽しかったです。
調律師さんにお願いして、近くで見学させてもらいました。邪魔にならないタイミングでいろいろ質問をさせてもらって、とても勉強になりました。(うん?邪魔になってたかも?)
仕上がった時、調律師さんが弾く音でほとんど確認できていたので、自分ではせいぜい今練習している曲の高音部と、中低音の響きを確認しただけにしました。
あと、一人になったときに、いつもの曲を弾いてみると、感覚としては、ビフォーアフターで「わあ!同じピアノとは思えない!」でした。錯覚に間違いないのですが、ちょっと上手くなったような感覚さえもらえました。
「ピアノが「別物」になりました。高音部の音も希望通りで、タッチも良くなり、とても弾きやすくなりました。」と、調律師さんにはショートメッセージを送りました。感謝の気持ちは伝えないと!
その時はさすがに興奮しましたが、冷静に考えると、買ったばかりのピアノは、工場出荷の時に仮の調律をされているだけですから、今回徹底的な調律をしていただいて、やっと「ピアノになった」のかもしれません。他の方と比較できないから分からないとは言え、明らかに今回の調律師さんの技術によるピアノになったようです。
以前使っていたヤマハのC1の時の初めての調律は、かなり昔で全く記憶にないのですが、その後の調律は、いつも短時間で「調律」だけだったと思います。
ですので、今回の一連の作業で、調律は3分の1で、あとは、メカニックの作業だったことは、とても興味深く、見ててわくわくしました。
まず最初に、キーの部分を外して調整されるのを初めて見ました。(この作業のお陰でタッチ感が驚くほど良くなっていたのですが、その時は何も分からず、ただ興味津々で眺めていました。)どうやら、これって「整調」とか「鍵盤調整」と呼ばれる作業のようです。

その次は、これまでも何度も見た調律の作業。ちょっと自分でも低いと思ってた音や、気になる高音は、かなり耳をそばだてて聞いていましたが、この時点では、まだ高音が固く、ああ、こんなものなのかな、とちょっとがっかりだったのです。(この時点では、この次の「整音」と呼ばれる作業は全く知らなかったのでそういう印象でしたが、最終的には、希望通りの柔らかめの音になりました!)
そしてその「整音作業」です。ハンマーを集中的にケア。フェルト面の調整です。針を刺したり、全体的に整えていました。ハンマーは羊毛フェルトですから、かなり差が出てくる部分なのかもしれません。これで高音が希望通りの音になったようです。

最近のこういう作業では、必ず最後に作業レポートが作成され、プリントアウトしてもらえるので確認できます。かなり細かい作業項目があり、ほとんどが問題なかったのですが、「音色」の項目は「不揃い」にチェックが入っていました。やっぱりなあ。中低音の「籠った音」と高音部の悪く言えば金属音っぽいのって、どう考えてもバランスが悪かったですよね。でも今回の作業で全てほぼ完全に調整されて、完了です。
タッチについては、弾きやすくなったことは間違いないのですが、反応が繊細でビビッドになったような感触です。ショパンのpppが、本当にpppで出せるかもしれないのは、とても嬉しいですね。
また、鍵盤上部で(黒鍵+白鍵を言わば「キーの根元」で)弾くのも、前より楽になっているようです。そもそも、カワイは黒鍵の弾きやすさを追及していたとのことで、おかげで手が小さくても鍵盤上部でもある程度幅のある音が出せるようになりそうです。
2時間強。大変かもしれませんが、調律師っていいお仕事だなあ、とつくづく思いました。
↓調律後の練習中。愛犬は爆睡。きっとピアノが前よりいい音だからだろうなあ…
(写そうとしたので目開けてますが、ほんとにいい表情で寝てました。)
