6月末から気温が急上昇して、愛犬との散歩が夜明け前の時間に限られてきました。
早起きの苦手な私には辛いですが、「愛犬のためなら」意外と何でもできるのです。
ところが…
バイオリズムというのか、自律神経というか、身体のほうが生活のリズムの変更について行かず、何をしても疲労感が強く、辛うじて水彩画と仏語はいつも通りでしたが、ピアノの時間がなかなかとれないでいました。
7月中旬にやっと身体が慣れたのか、2週間ぶりにピアノを再開できました。
そのときの感覚がまさに「デトックスした」ような爽快感だったのです。
ピアノというと、なんだかおしゃれな感じですが、私のピアノは必死な感じが漂っていると思います。なにしろ、視力が落ちて、譜読みが大変。若い時と違い、メロディーがなかなか覚えられない。たぶん以前の数倍の時間がかかっていると思います。
今練習しているのは、ショパンのノクターン19番ですが、この曲は、彼の妹が病死する前後に書かれた曲で、楽譜は自分が死んだら廃棄してくれと友人に頼んでいたそうです。ところが友人は捨てるにしのばず、遺しておいた曲とか。
そんなエピソードも心の片隅において、片手ずつ練習して、両手合わせて弾いてみる。なんて練習を小一時間すると、とても爽快なのです。何か嫌なものが心から消え去る。まさにデトックスなのです。弾けるようになった時の達成感より、心に対する貢献度は大きいかもしれません。
たぶん、普段しないような「精神集中」をしているからでしょうね。しかも耳に聞こえるのは、下手でも、ブツブツ切れてても、ショパンの作ったメロディー。やっぱり美しいですから。
たぶん、これ、ピアノに限らず、楽器演奏の持ってる要素なんでしょうね…