
火曜日の朝、ふと、
「一人カフェをしよう」と思い立つ。
その日はすでに予定があったので、
翌日、カフェに行こうと決めた。
翌日、トラムに揺られ向かったのは、
Köpenick(ケーペニック)という
ベルリン南東部に位置する地区。
以前、
一人カフェデビューをした、
思い出のある場所だ。
トラムを降りたのは、
Schloßplatz Köpenickという、
宮殿のすぐそばにある停留所。
時間にも余裕があったので
カフェへ行く前に、
少しこの街を散策することにした。
少しずつ秋めいてきて、
鮮やかな景色を楽しめるこの時期は、
特に好きな季節のひとつ。

冬の散歩は暗く、
どこか寂しい雰囲気になるので、
こんな色づいた景色を
眺められるのは貴重な時間で、
本当に嬉しいなと思う。

紅葉を楽しみながら、
橋を渡って宮殿のある方へ。

(ケーペニック宮殿)
宮殿の名前は、
ケーペニック宮殿(Schloß Köpenick)
17世紀に建てられたバロック様式の宮殿で、
現在は博物館として16〜18世紀の
芸術品が展示されている(入場料あり)。
コンサート会場として使用されたり、
クリスマスシーズンには、
宮殿前でクリスマスマーケットが開催され、
色んな楽しみ方が出来るスポットでもある。

宮殿やその周辺は、
ダーメ川という川に囲まれており、
小さな島のような作り。

中心部と比べると観光客も少なく、
いつ訪れてもとても穏やかな雰囲気。
時間の流れがゆっくりしていて、
ベルリンの中でも癒される場所のひとつ。

散歩した時間は、午前11時頃。
ベンチに座って川を眺める人や、
ワンちゃんとお散歩を楽しむ人の姿があった。

宮殿の敷地内には、
あちこちにベンチが設置されており、
それも個人的に嬉しいポイント。
上を見たり、前を見たり、下を見たり、
色んな角度から景色を楽しんでいたら、

足元に
「春を知らせる花」と言われる
クロッカスを発見。
本来は2月ごろに咲く花。
秋に見るのは
不思議な感覚だったけれど、
とてもきれいで、心が和んだ。

しばらく歩いていると、突然の雨。
いつも不思議なことに、
ケーぺニックを訪れる日は、
曇りや雨になることが多い。

少し歩く速度を上げて、
宮殿エリアを後にし、旧市街へ。

旧市街では地図には頼らず、
気の向くままに歩いた。
工事中の場所もあり、雨も降っていて、
少し歩きにくかったけれど、
目に入るもの一つひとつを楽しみながら歩いた。

一人でこの街に来るのは3度目。
ゆっくりと散策を楽しむことで、
以前は気づけなかった
お店や色んな魅力に出逢えたことが
たのしくて、うれしかった。

『Mittelpunktbibliothek Köpenick Alter Markt』
赴くままに歩いていたら図書館を発見。
ドイツ語の本は
何度か挫折してしまって、
まだ絵本以外に
読み切った試しがないけれど、
ドイツ語の先生から
「ドイツ語で本を読むのが好き。ドイツ語でしか表現できない言葉の組み合わせが美しいから」
…というお話を聞いたことがあって、
「いつかドイツ語の本を楽しく読める日が来たらいいな」と
ひっそり思っている。

図書館から徒歩2分のところには、
緑のドアフレームがかわいい建物を発見。
演劇、トークショー、コンサートなど
さまざまなイベントが
開催されている小さな劇場だそう。
これまであまり芸術系のイベントは
興味がなかったのだけれど、
蚤の市やボランティア活動を通して
イベントの楽しさを知った近頃。
「これから色んな催しに参加してみよう」
と思い始めているところ。
来月は、とある場所で開催される
ギターコンサートを聴きに行く予定で、
今から少しワクワクしている。

劇場を後にして、再び歩き出すと、
赤煉瓦が印象的な建物が出現。
建物の正体は、
100年以上の歴史ある市庁舎。
2026年1月からは
3年半にわたる工事を終えて、
内部の見学も可能に。
ケーぺニックの街の至る所から
この市庁舎が見えるので、
迷子になった時の目印になる場所(笑)。
約一時間お散歩をして、
雨も強くなってきたので
いよいよ目的のカフェへ行くことに。
訪れたカフェは冒頭でお話しした、
一人カフェデビューしたお店、
『Milch Kaffee』。
xn--milchkaffee-kpenick-26b.de
本当は新しいカフェを
開拓する予定だったのだけれど、
営業時間の都合で断念。
以前訪れて居心地の良かった
このカフェを再訪することに。

ドイツでは3度目の一人カフェ。
発声障害持ちの筆者にとって、
入店するのも、注文するのも、
カフェは勇気がいる場所の一つ。
お家で事前に何度も練習した
「カフェインなしのミルクコーヒー&オーツミルクで」
…というフレーズを
店員さんに向かって伝えたら、
ミジンコのように小さな筆者の声は
店内のBGMと賑やかさでかき消され、
ドイツ語で伝えたはずなのに
最終的には英語で注文を取られた(笑)
一瞬凹みそうになったけれど、
「目的は一人カフェだったし、注文はできた。」
…そう自分に言い聞かせて、
「勝利の味」と思いながら
飲んだコーヒーは美味しかった。

お腹も空いていたので、
ランチメニューも注文。
ビーガン(動物製品を一切使わない)の
キッシュプレートを注文。
とてもボリューミーなキッシュも、
温かみがあって幸せな味だった。
そこから少しボーッとして
お腹を落ち着かせ、レジカウンターへ。
レジを担当してくれたのは、
先ほど注文をとってくれた
50代ぐらいのウェイトレスさん。
また英語で話しかけられたので
「ドイツ語話せますよ」と
声を振り絞って2〜3回伝えたら…
ようやく伝わったらしく、
ドイツ語で対応してくれた。
「すみません、あんまり大きな声で話せなくて」と
言ったつもりが、
「すみません、(ドイツ語が)うまく話せなくて」と
相手に伝わったらしく、
「大丈夫よ、私も英語あまり上手く話せないし^^」と
励まされた(笑)
いろいろと思うことはあったけれど、
きちんと目的は果たせたし、
「頑張った頑張った」と自分を褒めた。

雨も止んだので川沿いに足を運んだ。
ベンチに腰掛けて川の流れや
建築物をゆっくり眺めたりして、
次のトラムが来るまでの時間を過ごした。

達成感と共にトラムに乗車し、
お家へ向かうことに。
途中、乗り換えの際に、
停留所で偶然にも
語学学校の元同級生に再会。
こちらから声をかけたのだけれど
向こうから近況を聞いてくれて、
彼女のトラムが来るまで
数分の間、会話をすることに。
どうやら彼女も筆者と同じ
ドイツ語試験に合格し、
今は次のレベルに向けて
引き続き学校に通っているらしい。
以前は発音の悪さや語彙力不足で
コミュニケーションを取るのに
互いに苦労していたけれど、
久しぶりの会話では、
お互い聞き返すこともなく
ぽんぽんとスムーズに話せた。
そうこうしているうちに
彼女が乗るトラムが到着。
「またね」とお別れをした。

彼女が途中で転校した為、
約1年ぶりの再会だったのだけれど、
「あれからもう一年経ったのか」
という時の流れの速さや、
自分のドイツ生活がいつの間にか
長くなっていることにとても驚いた。
また、彼女が今もドイツ語を
頑張ってる姿に感化されたり、
また、ベルリンに知り合いがいて、
街中で出会す嬉しさを感じたりもした。
勇気を出すといつも良いことや、
面白いなと思えることが起きる。
「あぁ、いい時間だったな。」
本日も最後まで閲覧ありがとうございます。
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