子供の頃から絵を描くのが好きだった。
といってもクラスに一人はいるような絵だけが得意な子に過ぎない。高専で美術部に入って油彩を始めて、社会人になってからも絵画サークルに所属して市の美術展に出品したりした。
自覚せざるを得ないけど僕には突出した絵の才能はなかった。小学校の絵画コンクールで金賞を取れても、社会に出ればそれ以上の経歴を持ったセミプロ級の人たちに混ざって絵を描くことになる。その中で才能があってさらに情熱を継続出来る人はほんの一握りだ。
15年くらい前の市の美術展に出品した絵は、自分にとって集大成の出来だった。結果はいつも通りの平入選(展示されるだけ)だったけど、描き切った感が半端なかった。それ以来絵を描く情熱がなくなった。
でもどこで縁がつながるか分からない。去年、単身赴任先から戻ってきて生活に余裕ができた頃、図書館に本を借りに行ったとき、別館で昔所属していた絵画サークルの展示会が開催されていた。懐かしくなって終了間際だったけど見に行った。
代表者は代わっていた。彼は僕のことを覚えていてくれて、少し話した後に連絡先を交換した。それから会のスケッチ会に呼ばれるようになり、なし崩し的に会員に復帰した。(会員が減少していて切実に会員を増やしたかったらしい)
来月の展示会に出す絵をボチボチ描き始めている。

正直、絵を描く情熱は昔ほどないし、他の会員のように何枚も出品はできない。失くした絵心が戻ってくると良いと思う。
2024年8月14日(水)晴れ