今年89歳の義父が子供の頃から耕してきた田んぼがある。
入婿の僕が米作りを放棄したので、数年前から休耕田になっている。草を生やしっ放しにすると行政から管理不行き届きの指導が来るので、ときどき家族みんなで草刈りをする。刈った草は以前は田んぼで燃やしていたが、今それをすると通報されることがあるので、集めて袋に詰めてゴミの日に出している。これがけっこう重労働である。
農地は簡単に売り買い出来ない。さらにここは「市街化調整区域」の中にあって、原則宅地転用も出来ない。相続したら農業をやらない限り、永久に草刈りを継承しなければならないのだ。そして僕は農業をする意思がまったくない。
とあるソーラー発電を開発・運営している会社がHPで休耕田を募集していた。土地を買い取り、あるいは借用してソーラー発電を建てます。建設費は会社が負担する。これならいいかもしれない。
義父の承諾をもらって、ダメ元で申し込んでみた。一週間後に担当者から返事がきた。田んぼがある一帯は、市のハザードマップで水害時の冠水危険地域に指定されていて、ソーラー発電の建設に不向きとのことだった。たしかに水はけの悪い土地で「どぶっ田」と呼ばれている。

当面は草刈りを続けるしかないようだ。
2024年7月22日(月)晴れ