以下の内容はhttps://modernclothes24music.hatenablog.comより取得しました。


ウマのように駆け抜けろ!推し呉服店2026年 春の大きもの市ご紹介(かってに宣伝)

(2026/02/13金曜 展示写真を追記更新)

こんにちは!シマーネ農業王国は大雪です。もうだめだ。

さてさて、そんな山陰地方はともかく!山陽は岡山の井原商店街にお店を構える、我が推し呉服店さんこと「笹井呉服店」さん。

2/14()~2/16(月)まで、「2026 春の大きもの市」を開催されます。

そんなわけで今回も推し活記事(宣伝)です。よろしくお願いします。

店舗外観

www.sasaigofukuten.jp

笹井呉服店さん Instagram ↓

https://www.instagram.com/sasaigofukuten/

 

この推し記事=ブログカテゴリ「笹井呉服店 趣味のきものと帯」ですが、いつの間にかこの記事で12記事になっていたという事実。皆様からはてなスターやついったーでのfavを頂き、誠にありがたいです。今回もお見知りおきを何卒お願いします。

modernclothes24music.hatenablog.com

 

今回の春のきもの市はこのように開催されます。

www.sasaigofukuten.jp

2026 春のきもの市

今年は「午のように新春を駆け抜ける ウマ年3点ご購入セール」!ということで、1点だけでも5%オフですが、「3点ご購入の方は10%オフ!」という大盤振る舞いです。

この心意気、応えたいではありませんか。まぁ私は大雪で鉄道もバス路線も封殺されているので現地に行くことは到底無理ですが……(情けない)。

一部商品は除くとのことですが、しかし店頭に並んだ様々な和装・小物の数々を、お値打ち価格で。和装の実店舗で買う「体験」の楽しさをぜひ味わって頂きたいところです。

 

また、笹井呉服店さんは以下の応援券(商品券)企画とも連動しております。

 

第4弾元気いばら🌸暮らし応援券の発行について - 井原市役所

 

これは、井原市が各家庭に配っている「第4弾元気いばら🌸暮らし応援券」1冊(13枚)を使うことで、3月はじめから二か月の間、お仕立てをしてくれるということです。井原市の方以外は対象ではないのですが。まぁちょっと話を聞いてください。

なかなか、地方の経済を回すというか流動性を高めていくということ。難しいですよ。こういう商品券があっても、スーパーとかで食料品や生活必需品を買って終わり、っていう風になりがちですもの。私のとこだってそうでした……あ、いや、私は数年前のこの手の企画の時は、中古レコードにブッ込みましたが(苦笑)

そんな中でもこうして、商品券の発行に合わせて特設イベントを組む、っていう企画力、営業努力は、笹井さんとこが推し店だからっていうのもありますが、それでも私、感じ入るところがあります。こういう企画の立ち上げに関して、結構、腰、重くなってしまいますからねぇ(実体験)。この「やっていきたい」という笹井呉服店さんの努力も、また心意気かと思います。

 

その他、インスタからの引用になりますが、

【特別ご奉仕品】
・付下(お誂えお仕立付) 68,000円(税込)
袋帯(お仕立付) 38,500円(税込)
・草履 6,800円(税込)

【新作振袖発表会】
特選振袖フルセット(お仕立付) 242,000円(税込)~

【レンタル振袖ご予約会】
レンタル振袖フルセット 33,000円(税込)~
(成人式まで何度でもご着用頂けます)

 

www.instagram.com

笹井呉服店さんInstagram 春のきもの市更新より 

とのことです。
この新春を駆け抜けろ……ウマのように……!! ただし和装は雪の日は除く……!(当たり前)

そんなわけで今回も推し呉服店のイベントご紹介記事でした。岡山県近隣の方で、和装文化にご興味のある方々は、ぜひ笹井呉服店さんにお越しください。残響でした。

 

●2026春のきもの市 開催直前更新

ここからは追記です。

明日2/14(土)の、春のきもの市開催直前ですが、先ほど笹井呉服店さんの店内特設会場設営が完了されました。(リンク先はInstagram

ここで、店内特設会場の様子をご覧ください。(写真提供&掲載許可は笹井呉服店さんから頂いております)

この美をご覧いただきたい

無地、小紋

小物も充実…!

和装、服飾はたのしい趣味であり、身にまとう「芸術」に他ならないことをぜひとも店舗会場でご堪能ください。

笹井呉服店 2026春のきもの市、明日から月曜日まで開催中です。

 

※この記事は推し記事なので、ブログ拡散やついったーでのRT、favなどを歓迎します。よろしくお願い致します。

 

インターネットのお気に入り記録 2026年1月

インターネットを本気でやりたい、という気持ちが日増しに高まっている。適当や惰性では駄目なんだ。少なくとも私個人は。インターネットを楽しく読みたい。

そこで何をするのが大事か、と考えるに、いつものようにまだ見ぬ良きwebサイトを好奇心に従って探すのはもちろん大事。
ただそれと同時に、「私はこういうサイトを楽しく読んでいる」ということを記録していくのも大事だろう、と改めて思うわけです。

「記録」に関しては、私は気に入ったwebサイトやweb記事のURLを、主にgoogle Keepに保存しています。ブラウザのブックマーク(お気に入り)も使うけれど、Keepに保存するサイト・記事は、インターネット生活の中で、より「大事にしたい」という気持ちがあるものです。ささやかに親密なる念をこめて、chromeブラウザ拡張からKeepにサイト・記事を保存。Keepはカード式の閲覧にすると、サムネイルを自動的に作ってくれるので、その後の管理にも役立ちますし、何より「ふと旅先で得たカード」みたいなお土産感もあってよろしいです。

そんなわけで、私が気に入っているwebサイト、ブログ、ブログ記事を、「楽しく読んでいます」という表明のために、ここに記録します。記録し、こうして記事(文章)にし、もっと大事にこれらのwebサイトを読みたいのです。この記事は今後も続けていきたいです。

 

「生存記録」

hayasinonakanozou.hatenablog.com

2025年の秋あたりから、私はこのブログを熱心に読むようになりました。筆者elein氏がミドル・エイジ(中年)を折り返し、生活を送る文章が綴られている。すごく静かにしみじみとした、「味」がある文章で、丁寧な筆致。時に諦念を感じさせながらも、またそれが独自の味わいで……というのは私のような安穏な読者側の勝手な感想だけれども。読書や映画や旅行などの感想&紀行文が主なコンテンツで、「文芸や芸術に真摯に向き合いたい」というelein氏の気持ちに触れると、なんだかひそかに嬉しくなってくる。

中年以降の随筆(エッセイ)の妙味。氏の文章の中でも「中年問題(ミッドライフ・クライシス)」は何度も言及されている。それでも日々は続いていくし、インターネットとも良い距離を保っていたい。だから氏はSNSから降りようとされるし、日々のいちいちを愛おしもうとされている。そういう文章を読むのは私にとって嬉しいことであります。

 

結城浩プログラマの心の健康」

www.hyuki.com

何度だって読み返す。私にとってひとつの道しるべのような読み物。1997年に書かれたテキストです。筆者・結城氏はこの頃はまだ「数学ガール」シリーズを上梓されていなくて、プログラマでありプログラミング技術書を書かれていた時期です。なるほど、ほぼ30年前。しかしここに書かれていることの価値は、令和のいま減じているどころか、ますます重要さを増していると思います。

「わ・ざ・と、ゆ・っ・く・り・、や・っ・て・み・よ・う」の精神、というか営為。あえてペンで文字を書いてみる。急がずに、慌てずに、焦らずに。それがこのコスパだのタイパだのの令和時代、どれだけ難しいか。周囲のスピードを意識してしまう。意識して、どうなるものでもないだろうに……。

私が今回こうして自分のお気に入りサイト&記事を書いているのも、「自分なりのインターネットの速度」を設定し、保っていたいという気持ちからだ。ネットサーフィンと言うけれど、ひとつひとつのオンライン活動をもっとゆっくり、大事に行っていたい。バズった記事を即座に見て、速読して、ああ、反応なんかしてしまったりして。そうじゃないんだ。そうじゃないんだよ。

 

島根県道路カメラ情報&ライブカメラweb配信

https://www.roadi.pref.shimane.jp/

私は長年シマーネ農業王国に住んでいますが、こういう情緒もへったくれもない定点観測カメラ情報や、ライブカメラの配信をたまにじーーっと見ていることがあります。Lo-Fi HiphopやVaporwaveを好むようになってから、あるいはpanpanya先生の影響で、こういうのをぼーっと見るのが好きになってしまいました。

www.panpanya.com

道路の定点観測も悪くないけど、個人的には河川や湖のがとくに好きですね。風が静かに鳴っているのが聞こえていたりするとなお良いです。人を見たいわけではなくて、ただ時間が流れているのを見たいというか……。

今、私はひらたCATVの「宍道湖・船川河口」を見ながらこの文章を書いています。今現在はまだシマーネ農業王国のwebカメラだけしか見れてませんが、これからいろんな日本の各地のwebカメラを見ていきたいと思っています。その数が膨大なのは言うまでもなく。

見て、何になるってものでもないですが、なんか癒されるんです。それに、映る風景がちょっと寂しげっていうのも良い。情景は情景としてここに在る、みたいな感じ。それは野外スケッチとかすれば、もっと「広く・深く」情景の味わいを感じられると思います。やばいくらい外で絵を描きたくなりますね……! とはいうものの、このwebカメラも、これはこれで良いです。

 

水産研究・教育機構 キッズページ

https://www.fra.go.jp/forkids/index.html

 

とくに私は「楽しむ」コーナーのペーパークラフト配布ページが好きです。

このページはFRA 水産研究・教育機構が運営しているサイトの中の子供向けページで、「海とさかなや水産業のことをいっしょに楽しく学びましょう!」とTOPに書いてあるように、海洋・漁業について充実した内容が収められています。ペーパークラフトも力が入りまくっていて、魚介類だけではなく船舶までレパートリーに含まれています。

 

参考記事

2019年9月の

最近じっくり読んだ好ましいブログ記事という物語(9月中旬) - 残響の足りない部屋

2018年5月の

身体も心もダウンしていた二週間、癒しとなったHP/ブログ記事 - 残響の足りない部屋

 

路上観察入門の日々(コロナ禍において) - 残響の足りない部屋

 

panpanya先生の世界が30代の自分の世界をごそっと変えていっちまった件について - 残響の足りない部屋

www.panpanya.com

note.com

今回のこのお気に入りwebサイト記録、ほとんど「まちを彷徨い記録する」楽しみと同義のような気がしてきた。

 

2025年に良く聞いていた音楽

あけましておめでとうございます。

今年のシマーネ農業王国(管理人残響の住んでいる所)は、のっけから地震がありました。何か被害があったわけではありませんが、嫌な揺れでした……。

そして今年の抱負は「健康第一(創作第二)」と年末あたりから定めていたのですが、年を明けたら疲れていたのか、早速風邪気味になったり、心身不調になったりと、のっけから抱負をブッちぎっております。早すぎない? 

そんなわけで今年は無理をせず、本当に健康第一でやっていきたいと思います。熱に浮かされてバーストし、すぐダウンするような生き方をしばらく遠ざけたいと考えています。40歳、中年にして、ようやく普通の考えが出来るようになったのでしょうか(実際に「行動」出来るとは言ってない)。

さてさて、当日記ブログ「残響の足りない部屋」では、毎年の年明けに「去年良く聞いていた音楽」を列記して、ブログ書き始めとしています。今年も行いますし、選考基準も例年と同じく

「発売年度を考慮せず、【自分が去年良く聞いていた】という縛り」

で書いています。

ですが、記事の文体というか、文章の流れを前回までの「音源紹介&それに対する短文感想」というのから、少し変えていきたいと思います。

ここ最近の私は「随筆(エッセイ)」を書くという意識でいまして。もう分析批評はしばらくいいや、という気持ちです。実のある言葉を紡いでいきたい。実際に出来るかどうかはともかくとして……(健康と同じですね)。

modernclothes24music.hatenablog.com

総評(というか):チル系・メロウ感への接近

そんなわけで去年2025年に良く聞いた音楽なのですが、総じて「チル系・メロウ感」さに寄った一年だったと思います。私がこのブログでよく出している「チル系・メロウ感」のある音楽、ますますこの一年でハマった感があります。

この「チル・メロウ」の反対は、私は「性急ビート感」と捉えています。ロックにしろテクノにしろゲーム音楽にしろ、激しさを性急なビートに乗せるタイプの音楽。それを「ビート感」ある音楽、と私は思っていて、ようは「アガる感じでノレる音楽」ということです。当たり前のことを書いていますが、今の私にとってこのふたつの区分は結構重要なのです。そして、2025年の私のモードでありムードは「チル系・メロウ感」だった、と。

歳をとったのでしょうか。そりゃあまぁ間違いない。40歳です。同時に、疲れていることも確かです。本当にこの一年ちょっとは疲れた……。新しい生活というか、仕事の代表になって、いろんなことがありました。幸い、こうやってなんとか年を越せて、これからも頑張っていきましょう……ということになっていますが、疲れるは疲れます。

そんな私を慰撫してくれたのでしょう。本当にそうなんでしょう。ここに挙げた音楽には、私は本当に助かりました。一日仕事を終えて、これらのチルやメロウの音に浸っていると、凄く落ち着く。ちょっと居酒屋・スナック的だな、と思うところもあるけど、私もそういうのが分かるようなお年頃になってきたのでしょうか。

でも、これチルやメロウへの興味接近は、前のLo-Fi HiphopやVaporWaveからの流れなんですよ。私の中ではそのような位置づけです。音世界に「浸る」聞き方。

それまで私はビート感の音楽に対し、シリアスに対峙することで楽曲の「意味」をきちんと捉えて解釈しよう、という聞き方をしていました。それは凄く大事な聞き方だったと思います。でも、今の私にはちょっと「重すぎる」聞き方でした。この「シリアス・意味解釈」聞き方オンリーでは、しんどすぎる。

チルやメロウ感のある音楽を聴く時、私はシリアスに構えてもいないですし、音楽世界や人生の「意味」を一つに固定してもいません。ぼんやり音に浸って、ぼんやり今までのことを思って、少し楽になる。温泉みたいですね。うん、それはとても私にとって良いんです。

堕落。そうかもしれません。でも、私はこの堕落した音の聞き方に、「飽きて」はいないんです。むしろ、今までこんなにチル・メロウの世界を見過ごして(聞き逃して)いたのか!という、きょとんとした驚きの方が大きい。だって、性急ビート感ある音楽だけが世の音楽のすべてじゃないんですからねぇ。

 

Khruangbin:世界中の音楽(レコード)をあつめて


www.youtube.com

そんなわけでクルアンビンですが、まぁこの秋からこのかた、このバンドを良く聞いています。ロックの音というよりは、R&B、ソウル、ファンクで、ギター、ベース、ドラムのシンプルなスリーピースの音作りなんでしょう。ただし、アジアや中近東やアフリカのスパイスが凄い効いている。しかも「ワーッ、スパイシー~っ、辛い~っ!」って感じじゃなくて、「メロウなビートの中に織り込まれたワールド音楽のスパイスが、総合的に絶妙にマッチしていて気持ち良い……」という聞き心地の良さなんです。そう書けばスパイスを用いた高級菓子のような感じすらしていますが、まぁ間違ってはいないな。

ふと、クルアンビンって、ロック文脈……それも上記「性急ビート感」の視点からしたら、どうなのでしょう。ひょっとしたら「スパイスはわかるけど、ちょっと退屈」みたいに聞こえてしまうかもしれない。私も、チル・メロウに今ハマっているから「クルアンビン凄い良い……音源もライヴも良い……」ってなってるけど、以前の、まだ「性急ビート感」のリスナーだった頃の記憶を思い出すと、ちょっとクルアンビンにピンと来てなかった。確か数年前かなぁ。クルアンビンの名が聞こえ始めてきた時だから。

まぁそれはともかく、今の私の日常にクルアンビンが居てくれることはとても良いです。なんというか、今まで私は雑食的にレコードを漁り、買い集めてきました。そういう自分のリスナーとしての態度を、このバンドは凄く肯定してくれているような気がするんです。このバンドは世界中のレコードを買い集め、音を収集しまくって、自分たちの音を作り上げるバンドです。ジャンルレスというよりも、ジャンルを自覚的に越境し、混ぜ混ぜしている。そういう世界へのまなざし、態度っていうのが凄い好きですね。私もそうありたいと思うから。

guitarmagazine.jp

↑ クルアンビンのギター、マーク・スピアーが「ギター・マガジン」に連載していた世界各地の音盤コラム。チョイスが凄い変で個性的で最高過ぎます。

 

toe:浮遊するポストロック

www.youtube.com

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チル、メロウ系ということでさらに話を進めていきますが、私の場合そこにさらに大事にしたい要素として「浮遊感」っていうのがございまして。ビートが疾走するにせよしないにせよ、音像が「地べたにずっと居る」よりも、なんかどっかふわふわ浮遊していてほしいという気持ちがあります。そういう浮遊感を私は音楽でことのほか大事にしていまして……。

そこでtoeなんですけど、今、10年以上前のいわゆる「ポストロック」というムーヴメントを思い返すに、toeみたいな「浮遊感」の音のバンドってことにフォーカス絞ると、それは今思うとtoe以外ほとんど居なかったんじゃないか……って思ったのです。

もちろん彼らはポストロックとかマスロックとかの潮流を作ったバンドですし、toeのような繊細なアンサンブルを追及したバンドも多くいます。ただ、toe的な「浮遊感」、この点だけは他のバンドが再現出来なかったというか、再現しようにも出来ないバンドマジックというか……。もちろんギター・美濃氏がレコーディングエンジニアだから、って話もあるんですけど、それだけじゃなないはずです。toeは「コンピュータで作った音源をステージで再現する」バンドではなく、バンドとしてステージで合わせグルーヴを発生させる「バンド表現ありき」の音楽なのがtoeなんですから。この、妙に空中に浮いているかのような、虚空に漂っているような。

去年はチル、メロウにハマるにつれ、以前より愛好していたtoeですが、もっともっとtoeの音が私にとって大事になってきました。国技館でのライヴも配信で見ましたが、いや、良かったですね……。

www.toe.st

www.1101.com

haruka nakamura、おいし水(月刊湿地帯):鍵盤音楽の日常性


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

さて、「静音系」というジャンルがあるのかどうかわからないけれども、確かにそういう「静かな」音の音楽というのはあります。

去年、ふとした時のBGMとしてharuka nakamura氏のミュート・ピアノのソロ作品「スティル・ライフ(1、2)」や、サークル・月刊湿地帯のおいし水氏によるピアノ&エレピ曲をよくかけました。

toudai.harukanakamura.com

oississui.com

BGMとして……しかしこの二者の音楽は、活動しているシーンこそ異なるものの、「静音系」ということでは共通するような、沈み込むような内省感がある。その中でも、haruka nakamura氏は日常の中の光の静けさに心打たれるようで、おいし水氏は日常の中の奇妙さや孤独さ、そのそばにある静けさが音に沁み込んでいる、という音像や静けさの違いはある。

あるいは、音楽を通して少しでも日常性を手元に手繰り寄せたいというか、日常を肯定してみたいというこころみというか……。それも、独りで。この二者の音楽はどうしようもなく孤独が滲んでいる。

そういう、騒がしくなくて内省的で、ピアノ単音なだけに余白たっぷりで……。それだけにそのノイズ交じりのピアノの音を聞いていると、私の心の中で何かが「立ち上がってくる」。この感覚が好きだ。それは私が以前からLo-Fi Hiphopを夜中聞き続けているときと同じ感覚だ。

こうして私は何を思っているのだろう。物語か、風景か。人とのふれあいへの希求なのか。あるいは、かすれた記憶を今更思い出しているのか。断片的な夢想が彼方に過ぎていく。それは、悪い心地じゃない。

 

kaza:平成ノスタルジア


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ノスタルジー。これは私解釈のチルやメロウ、Lo-Fi的な世界観にとって、欠くべからざるファクタであります。しかし、その対象範囲が「平成」にまで及ぶようになるとわねw

この曲ですが、MVも相まってそんな「平成ノスタルジア」の甘い感じがします。ちょいと昔の平成に近過去トリップ。一応昭和生まれ(昭和60年=1985年)の私としては、平成というのが懐古の対象になるというのに「ええっ」と思っちゃったりするわけですが、しかしそうであっても、こういう射程で捉えないと「あの時期のあの風景」は言い表せないんですよ。それが「過去になった」ってことなんでしょうね。

しかし甘い……何か心がくすぐられます。ノイズ交じりに。この曲には諦念があります。晩夏の寂しさのもと、表情に泣き笑いを浮かべながら。私はそういうのが好きです。

ノスタルジーとエモーションのかけら〈萌芽)は、どこか特別な場所にだけあるのではなく、本当どこにでも存在している、ということです。あるいは、ジャンクの中にも、平凡な生活の中にも、私たちはノスタルジーとエモーションを見出してしまう度し難さを持ち合わせています。特筆すべきものがないコンクリート空間でも、電脳時代が普及しきって夢も遠くなった平成時代であっても。小さなところにノスタルジーの甘さはある。それはただ忘れられてるだけなんだ。

見る目と、「覚えていよう」という自分自身との約束さえあれば……。

 

ヒトリエ(wowaka/シノダ)


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今回取り上げる音楽家/バンドの並びで、唯一「性急ビート」感が相当あるというか、オルタナティブロックミュージック。

去年からようやく愛好するようになりましたヒトリエ。私はwowaka氏という才能を、リアルタイムで知っていたものの、愛好するようになったのが2025年です。それまではピンときていなかった。ほとんど「わからなかった」ってぐらいピンときてなかった。私のアンテナなんてそんなものです。

メロディのシグネチャー。楽曲に張り詰めた緊張感。バンド全体の技量。そしてキャッチーさが迸っています。ヒトリエ、あの4人はなんというバンドだったのだろうかと。

wowaka氏という張り詰めたテンションの詩人は何かを性急に追っていました。追いかけるには自分も速くならなくちゃいけないと、どんどん速くなって。アルバム「HOWLS」で、様々な音楽エレメントを融合させ、新しい風景をつかんで、さぁこの先この可能性が花開いていく……!そうした矢先にwowake氏は逝去しました。


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残されたヒトリエの3人は、wowaka氏と同じものを追い続けようとはしませんでした。同じものを追っては、wowake氏が憎んだ模倣者(ドッペル)になる。wowaka氏になろうとせずに、wowaka氏以上のスピードで走るまま、独自のスリーピースバンドになろうとします。そして実際に成ったわけです。

wowaka氏から受けた影響を自分自身そのものとし、体に刻み、技(スキル)とし、そして三人はシノダ氏(ギター、ボーカル)を中心として三人それぞれが曲を書く。それをバンドサウンドで鳴らす。

シノダ氏はwowaka氏の模倣として歌わないし、詩を書かない。シノダ氏自身の見た詩世界を歌う。でもシノダ氏の見る世界は、wowaka氏のいない世界なのだ。今のヒトリエは、その哀感を痛切に楽曲に封じ込め続けている。彼の別離と不在に囚われることを、自ら選んだとも言えなくもない。その痛ましさが現在のヒトリエの「野郎オルタナ」の耽美としてある。その音を鳴らしているのは、今この世でヒトリエしかいないのだ。その生き方に誰が何を言えるだろう。ライヴで堂々と爆音と耽美を放つ今のスリーピースのヒトリエ。私はこのバンドを見続けていたい。

これは音楽ファンとしての放言にすぎないけれど、このスリーピースのヒトリエは、もしかしたら「HOWLS」以降のように音楽的可能性が花開くことは十分以上にあり過ぎるとも思っている。アルバム「Friend Chord」ラストの曲「ブルースプリングパンク」が私は本当に好きで、この曲の空駆ける響きが今も耳に残っている。シノダ氏、イガラシ氏、ゆーまお氏には、もっともっと自由に音で空を舞っていてほしいと願うから。

 

坂本慎太郎/ゆらゆら帝国:チル、メロウ世界の沼


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何しろめっちゃ楽しみにしているのです。新譜「ヤッホー」を。とにかく去年からゆらゆら帝国を遡る形で、坂本慎太郎氏の音楽にハマりこみました。それも私は「今の」坂本氏の音に興味が凄くあるのです。とぼけたユーモア。乾いたリズムにどろっとしたオバケ世界を載せるかのような独特のあの曲。一度それにハマるともう抜け出せない。私も分かってしまいましたよ坂本ワールドが……!

酷い皮肉や風刺も、いつもクスッと笑ってしまうとぼけたユーモアでお出しされますから、いやもうたまんねぇなとなります。そして音も、現在世界各地で鳴らされている「ヴィンテージ・ソウル」ムーヴメントと共振……というか、そもそもこのムーヴメントが起こる前から坂本氏は氏独自の「この手の音」を演り続けていたのですから凄い話です。

 

ところで私自身の音楽生活ですが、こうしてチルとかメロウとかって言ってて気づきましたが、ロック(性急ビート感)よりもR&Bやソウル、一部のファンクに音楽嗜好が接近していっていますね。Zazen boys向井秀徳の音に対する興味もそうです。これが中年になるってことなのでしょうか? それにしては「今まで見過ごしていた音の発見」という驚きが大きいのはどういうことでしょう。激しいビートでノることの探求は少なくなりました。でもこっち……チル、メロウを一度覚えてしまって、その世界観の圧倒的広さ&深さに!沼の可能性に!私は驚いているのです。

その驚きですが、今の私にとって坂本慎太郎氏や向井秀徳氏は完全にチル・メロウのアイコンなんですね。ここから私はR&B、ソウル、ファンクを掘っていかねばならない……。スライ・ストーンやプリンス……。さらにクルアンビンを聴きながら、世界各国の民族音楽ミックスする形で発展してきたR&Bやファンクも……。

私は何をしていたのだ!? ロックに重きを置きすぎて、R&Bやソウルを聞かなすぎていた! そしてお間抜けなことに、私はジャズのチル&メロウ側面だって聞き逃していた可能性大なのですよ! ジャズも聞き逃していたというのか!! そしてピアノ……室内楽ピアノソナタ!クラシックもかよ! そしてスライから続く宅録ドラムマシン音楽は、いずれテクノに繋がり……静音系テクノ……エレクトロニカ……!! そしてフォーク音楽も聞き逃せないことになってくる……!!

なんということだ、音楽に退屈している? まさか。これほどの沼の、圧倒的な広がりにおののいております。今私は、足を踏み入れたばかりだというのですか。全世界・全ジャンル・全時代の音楽を聴く旅、凄いことになってまいりました。Lo-Fi Hiphopからここまで来るとは……。この先がどうなってくるか、まだちょっと現時点ではわかりません(何しろ、R&Bの古典、基本からしてあんまわかっていない私なのです)。しかし、こりゃあ楽しみなことですね……!

そんなわけで、今年もよろしくお願い致します。

大晦日、来年2026の予定

こんばんは。皆さん一年お疲れ様でした。ブログ「残響の足りない部屋」管理人の残響です。

 

私はといえば、今年一年いろいろドタバタしておりました。3月に九州コミティアで楽しい時間を過ごした……と思ったら、祖母の逝去、変な風邪でダウン、仕事の多忙、疲労熱中症で倒れる、そして叔母の逝去、と、なんだかいろいろありました。

その分、創作分野が後手に回る、どころか全然できませんでした。結局今年、インターネットに同人誌総集編「レッズ・エララ神話体系」第一巻の追加文章ページをUPできませんでした。私の同人誌活動は「制作した本の内容はネットUPする」が基本方針だっただけに、残念です。

ようやく最近、落ち着いてきたと思います。そうしたら自然に創作……模型と漫画に関する意欲が沸いてきました。先日書きましたように。楽器もポロンポロンと弾いて音色で遊んでおります。モチベーションが復活しつつあります。というわけで、来年は……というか、今から何か作ろうと思います。来年、発表が出来たらいいですね。無理はしませんけれども。それよりは毎日何かを作り溜めていって、自然な形で発表出来ていけたら良いな、と考えます。

 

そんなわけなので、来年の同人即売会イベントにはまだ申し込みをしておりません。来年1月の関西コミティアは一般参加をしたかったのですが、あいにくその日は仕事の方で詰まっておりまして。残念ですが、また関西方面へは行ってみたいです。

 

ホームページ(個人サイト)も動かしたいんですけど、まずは作品を作る方が先かな、と思っています。自分にとって自然なネット活動、というのはそういうペースだと思います。あるいは、小さいサイト作成からまずはやってみる、みたいな。ちょっと今の個人サイト、わたし的な規模としてはちょっと大きくなってきてしまっていて……。

redselrla.com

そのあたり、「しずかなインターネット」にちょこっとだけ書きました。

sizu.me

 

来年のこのブログですが、相変わらず模型と音楽について書いていこうと思います。

模型、というか人形&ジオラマ制作は随時制作過程をupしていく感じ。漫画の方が作業的に進んでいたら、そっちの報告もするかも。そしたらこのカテゴリ「図画工作」になりそうですね……。

↑今年のクリスマス用にちょこちょこいじったものです。デスクトップアーミーの迅雷と100均人形&背景キット

 

音楽は、「2025年に良く聞いていた音楽」のupから始めます。今年も1記事で収めたいと思います。

modernclothes24music.hatenablog.com

 

今年一年、読者の皆さん有難うございました。今の私がついったーとかのSNSではなく、この日記ブログをインターネット活動のメインの場所としているのは、読者の皆さんが当ブログについていてくださっているからです。いつもお読み頂き、時に反応をくださったりしてくれて、有難うございます。励みになっております。

来年は、もっとSNSから離れる所存です。ついったーは現在、当ブログや個人サイトの更新告知と、DM(ダイレクトメール)のやりとり用のみとして稼働させております。しかしこのSNS更新告知も、来年はぎゅっと「絞る」ようにしたいな、と。もっといける。この人は何を目指してるんでしょうね。

まあ、自分なりの余生というか、隠遁生活のあり方をいろいろ模索はしております。世間や社会の否定ではなく、自分のペースを自分なりに保つやりかた。

なのでSNSから離れるその分だけ、もっとこのブログを書いていきたいと思います。来年もよろしくお願いします。

 

そろそろ紅白歌合戦が始まりますが、基本的に私はいつも番組を見ずに、工作か漫画原稿をやっています。この日記ブログを書いたらそちらに移ります。

紅白は見ないですがその半面、私はこの10年以上、NHKゆく年くる年を気合を入れてTVレコーダに予約録画をしております。1、2回は無念にも録画失敗をしておりまして抜けがございますが……(ガチで無念)。私はゆく年くる年King of フィラー番組と位置付けておりまして、フィラー番組愛好家としては、欠かすわけにはいかない番組なのです。そうだ、過去の「ゆく年くる年」のDVDダビング録画保存もしないと……ああ忙しい。

そんなわけで、皆さまよいお年を!

 

www.web.nhk

 

深夜に延々と癒し系音楽映像の垂れ流しを見て静かに涙を落つる心情を君は経験したことがあるか(フィラー映像入門) - 残響の足りない部屋

 

去年2024年の同内容記事

modernclothes24music.hatenablog.com

カセットやCDで音楽生活が救われている中年40歳の話

最近、音源を購入するにあたって、カセットテープやCD、レコードで買うことが再び増えた。

このブログ的には「いまさら?」という感じかもしれないけど。

modernclothes24music.hatenablog.com

私はわりとCDで音楽を買う人だったけど、一時期しばらく、MP3データで買うことが多かった。また、前のようにCDを買っても、PCにMP3で取り込んで、その後中古屋に売る、というパターンにもなっていた。

そうして音源データをMP3プレイヤーに入れ、聞く。そういう生活。MP3プレイヤー(SDカード拡張)は、いつの間にか5台になっていた。そんな日々が数年、いや10年?になっていた。

 

※ちなみにサブスク音楽配信は、Youtubeプレミアムの課金特典のYoutube Musicをちょっと使うくらい。Youtube(Music)は、チル系・メロウ系の音源や、Lo-Fi HiphopやSovietWaveやチップチューンといったののMIXを作業用BGMとして垂れ流している感じ。あとは各国のランキングをちょこっとチェックするくらい。

 

今もMP3プレイヤーは使っているし、音楽データ販売にはお世話になっている(特にBandcamp)。サブスクだって便利だと思う。

その一方で………最近は、カセットやCDやレコードを買っている。

もともと、私はフィジカル媒体にこだわるタイプのリスナーであったことです。音源はモノで買って、歌詞カードを見ながらきちんと聞きたい、そう考えるタイプの。

ただ、2009年の冬に関西圏からシマーネ農業王国に移り住んで、レコード屋に通うことが無くなってしまった。2009年から2025年の今に至るまで山奥に住んでいるもので、レコ屋やブックオフに行くだけでも大変。それにそんなに出物もない。関西に居た頃に通い詰めていたレコード屋さんに年1~2回くらい通販で注文をしていた。そんな感じで、関西圏に居た頃よりレコードを手に入れるのは大変になりました。そりゃあ通販サイトはありますが、やっぱり手に取ってじっくり選びたいんですよレコ屋で。

そのうちだんだん、MP3で音楽を聴く楽さに慣れていくようになります。そしてYoutube、サブスクです。やろうと思えばいくらでも世界中・あらゆる時代の音楽を聴くことが出来るようになりました。手軽に。

 

でも近年、またCDを買うようになった。理由はいくつかあると思う。

例えば、MP3音源データがいつPCクラッシュで無くなるか知れたものではない、といううっすらとした疑いの心がどこかにある。MP3データで音源を管理していると、なんかうっすらと、うん。

また、音源にまつわる「お手軽」さ、っていうのに正直少々飽きてきた。前のようにCDを手に取り、歌詞カードをじっくり読んでミュージシャンの正式な情報をチェックする。CDプレイヤーにかけ、SNSとかと隔絶された状況で、のんびり音楽を聴きたい。

最近はCDをいちいちMP3データとして取り込んでいない、という盤もある。CDプレイヤー(私の場合実際はポータブルDVDプレイヤー)に入れて、あとはのんびり音楽。

 

「データクラッシュ忌避」と「お手軽さの飽き」の、さらに奥底に流れている心情として、「自分の音楽体験のペースを保っておきたい」というのがあると考えている。

何かに追われるようにして音楽を聴きたくない。世間の流行とか、若者文化へのアンテナとか……世情とか、音楽シーンとか、ミュージシャンの挑発的な言動とか、当てこすり的な令和音楽批評とか……。SNSとか……。今の音楽シーンが不健全だ、なんて言うつもりはないけど、私はなんか、引きこもりたくなったんです。

 

「そういう隠遁は、MP3データやサブスクでも出来るんじゃないですか? テクノロジーサービスとの付き合い方次第ですよ」
…というのは確かにそうなんだけど、令和のSNS神経戦争から少し引いて、自分のペースで音楽を聴きたい、って言ってる人間に対して、かように物言うあなたのサディスティックな精神の風味が気に入らない、というのが私の感想である。

それはともかくとして、今私は再びフィジカル……カセットやCD、レコードで音楽を聴くような生活を、少し愛おしんでもいる。CDは通販サイトを使っても、すぐには手に入らない。MP3データ販売→ポチ→DL、この速度に比べて全然である。でも、それくらいちょっと焦がれる時間があっても良いのではないか、と年寄り発言をしてみる。

また、レコード屋ブックオフ、最近はここシマーネ農業王国でも少しずつ品ぞろえが良くなってきた。まぁそれはCDを軒並み中古屋に売ってしまうという背景もあるんだろうけど。そして中古屋に売っていたのは私でもあるのだから人のことはいえない。まして、あんだけCD売っておいて今更またCD買うの?っていう心地もほんのちょっと、わずかに心の中にある。

でも、私は今のこういうカセットやCDを買って、ゆっくりしたペースで音楽を聴くのが楽しい。手元にこうしてCDやカセットを並べて愛でちゃったりしてね。

オーティス・レディングのライヴ盤、クルアンビン、EL MICHELS AFFAIR、toe

カセットテープの良いところとして、「自分でオリジナルのカセットを作れる」クリエイティヴさというのがある。クリエイティヴ、っていうのも恥ずかしいけどねw

私はPCに保存しているMP3データを、オーディオインターフェイスを通してラジカセの外部入力に差し、オリジナルカセットを作っています。今はカセットのデータをMP3データにする、っていうのは良く聞きますしコンバータもある。しかしそのまったく逆のMP3の「カセット化」を趣味にしている音楽マニアは、そう多くはないと思う。

このカセット作りもまた楽しいのである。やっぱり私はモノが好きなのだ、と思う。そしてカセットにしたらもうデータクラッシュのように「逃げて」いくことはないだろうな、という確信が持てる。ありがたい。いやテープの方が破損のことを考えたらクラッシュ率高くない?っていうツッコミもあるかもだけど、いいじゃないですか、ここでの問題はたんなる「心地」の話なんですから。

 

ともかく私は、音楽を体験するペースやスタイルを、自分の手に取り戻したい。

以前、私の音楽趣味がチル系やメロウ感へのシフトをしている、という記事を書いて、仲良くさせて頂いている音楽ブログ「Nothing is difficult to those who have the will.」のカナリヤさんに、私の音楽趣味、ペース、スタイルの「変化」を見てとって頂きました。

mywaymylove00.hatenablog.com

何かの忌避感から端を発し、音楽生活の変化が起こっている。
そのご指摘を受けた時、実は「そうかな?」と思っていたのですが。チルやメロウが滅茶苦茶好きになったのは、あくまで自分の音楽趣味の「拡大」ではないだろうか、と。

しかし、だんだんこのカナリヤさんのご指摘に、私は「そうかもしれない」と思うようになってきました。特に、最近このようにカセットやCDで聞くという、いわば「時代に逆行する」聞き方を自分からするようになると。

何かを忌避していて、音楽生活の変化を求めている。

現在、こうしてチルやメロウ感のある音楽を聴くようになり、カセットやCDを買って聞く。自分のペースを守るために……。私は上で「SNS神経戦争の令和時代」を忌避感の対象としていた。ちょっと過敏かもしれないけど……でも、警戒していて損はないとも思っている。

もしかしたら、そうやって防衛していないと自分(のペース)が押し流されてしまう、という忌避感、恐怖感があるのだろうか……? 

これは確かにそうだ。こうやってCDを聴く生活を言語化してみようと思ったのは、レトロ趣味やノスタルジーが主ではない。今のおだやかで隠遁した音楽生活のペースを愛おしく思っているのは、安堵から来ている。あのまま音楽を脅迫的に消費し続けているような世界線から、わずかに脱却出来た安堵から---そう思えなくも、ない。

ただでさえ、私の新仕事・新生活環境で、「防衛していないと自分の大切なものが押し流されてしまう」とおそれているのだ。新しくなって一年たってもそう思う。

 

声が聞こえる。
そんなにそれ、大切なものなの? CDをわざわざ買ったり、自分なりのペースを保って音楽を聴くことが。世間と隔絶したところで静かに音楽聞いたり模型を作ったりするようなことが。単に意固地になってるだけでは? もっと楽になってもいいんじゃない?

 

答ふ。
違うんだよ。そっちの言うこの場合の「楽」さっていうのは、私にとって何か違うんだよ。私は、自分が考える「人間らしい生活」っていうのを大事にしたいんだよ。ある種の豊かさを大事にしたいんだ。それはマイノリティかもしれない。でもマイノリティであるかどうかも実はどうでもよくて。かように私は結構、世間ってものを気にしているのかもしれない。創作でも、音楽でも。それでも、私自身の中で守りたいものがある。スピッツも新曲で言っている。

www.youtube.com

幸せの意味にたどり着きたいんだ
密かにともるこの可愛い灯を護ろう

スピッツ「灯を護る」

 

いやいや、こういう弁解じみたことを書きたかったわけじゃないんだけど。私も修行が足りない。

 

参考記事

hayasinonakanozou.hatenablog.com

この秋から、楽しく読み続けているブログ。ここ数年の筆者elein氏は「自分にとって大切なものは、あえて物媒体で手に入れて、自分のペースで鑑賞してみたい」というこころみをされている。ブログ「生存記録」は中年化問題についても多くの記事を重ねていらっしゃる。

p-shirokuma.hatenadiary.com

シロクマ氏は「オタク中年化問題」を長年考察されている。私が今回音楽「体験のペース」と言い出したのは、私自身にとって「ペース感」、あるいはペース感の世間とのズレを意識することが顕在化してきたというのがある。まあ……確かに、これはオタク中年化問題の一端なのでしょう。

pha.hateblo.jp

最近はphaさんのエッセイを読むことが多い。それにしても「パーティーが終わって、中年が始まる」はこの半年から一年ばかり良く読んだ。最近はそこから「やる気のない読書日記」「蟹ブ店番日記」も読む。

しかしとりわけ中年問題において、日常から日記を書くのはとても大事だと思う。生活のわずかな差分を喜んでみること。というのも……(続

www.youtube.com

プロゲーマー・ウメハラ梅原大吾)氏の配信。成長が感じられない、好きなことがイヤになってくる……というのは、

「その道の中級以上になってくると、毎日の成長は超鈍足の牛歩になる。【だからこそ】日々の小さな(小さすぎる)成長の差分をちゃんと喜ぼう」

という内容。「小さな差分(気づき)をいちいちメモする」というのはウメハラ氏の著書にも書いてあった。

なんだろうな。ペース感がどうとか書きましたが、やはりこれは中年の「飽き」の話なんでしょう。そこからCDやカセットという物媒体を使ってわずかでも飽きから脱出出来た現在が少し嬉しい、というのは確かにあるんだろうなぁ~。

note.com

「慈しみ」があふれている文章です。CDは、「なんか、うれしい」。そう、それで良いんです。

scrapbox.io

私(残響)のお気に入り音源メモ(cosence使用)。
長らく放置状態でしたが、最近再稼働させました。

modernclothes24music.hatenablog.com

中年化問題の話、最近はこのあたりから




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