p進解析(2)冪級数の原点での連続性 - 数学大好き宣言!
p進解析(3)一致の定理 - 数学大好き宣言!
pを素数とする。p進数体上で、和
(a_nはp進数列) の極限(点列と見て極限を取る)を考えよう。
定理:が収束⇔
がn→∞で0に収束
証明:
(⇒の証明)が収束
⇔がコーシー列(
は完備だから)
⇔任意のε>0に対してあるN∊ℕが存在して、m>n>N ならば
つまり
ここでnとしてm-1をとれば
よっては0に収束する。
(⇐の証明)がn→∞で0に収束するから、任意のεに対してあるNが存在して、n>Nならば
よってm>n>Nのとき
(強三角不等式を用いた)
よってS_nはコーシー列だから収束する。
(証明終)
この定理により、S_nに収束半径の概念があることが分かる:
定理:t∊ で
が収束するとき、|s|≤|t| となる任意のs∊
で
は収束する。
(証明) が収束するから、
が0に収束。
一方|s|≤|t|よりだから
は0に収束。よって
は収束する。
系:t∊ で
が発散するとき、|s|≥|t| となる任意のs∊
で
は発散する。
証明:が収束すると仮定すると、|s|≥|t|より
は収束するはずなので矛盾。
よって、が収束するような|t|が有限なら、最大値を
(vは整数)とすると(非有界のときはv=-∞)、
のとき
は収束し、
のとき
は発散する。
言い換えると、あるが存在して、
(ℤₚはp進整数環)