充填ジュリア集合やマンデルブロ集合の描画では、条件「|z|が2か|c|を越えれば、fⁿ(z)は発散」があったために、点の発散を確定することができ、発散する点については有限回の計算で終わらせることができた。高次多項式の力学系に於いても、同じような境界を作れる:
定理: とする。(nは2以上の自然数、各cᵢ は複素数)
は、
かつ任意のiで
を満たすとする。
このとき、(
はk回合成)
証明:が条件を満たすとき、
(条件不等式の代入の際には、符号に注意)
よってが言えたから、繰り返し適用して
. よって正の無限大に発散する。
境界の存在を示すためだけに無理やり求めたが、当然条件中の4は2以上なら何でもいいし、条件不等式の分母の2nにも深い意味は無い。もっと緩い条件や、計算に適した条件があるだろう。