ω₁, ω₂を複素数、k=1,2,...として、という級数を考える。
これはω₁, ω₂という二つの変数の関数ともとれるが、(周期的)格子に複素数値を返す関数ともとれる。だから格子を張る基底をとりかえて
のように書いても値は同じ。
この級数をでわり
とおくと、アイゼンシュタイン級数
となるが、これがモジュラー形式となるのはこの「元は格子の関数」という事実によることになる。
モジュラー形式からは格子の関数をつくることができる。
(レベル1の)モジュラー形式とは、のとき
となるようなRe(z)>0で正則な関数。
fから、格子Λの関数Fを作ろう。のℤ基底として
がとれるとき(ただし
)、つまり
と書けるとき
と定めると、Fは格子上の関数になる。つまり、Fの値は基底のとり方によらない。
示す。とする。
だから、
よりFの値は基底に依らない。
逆に格子の関数Fがもしという斉次性をもつなら、上の等式
でFからモジュラー形式fをつくれる。