
こっちのTikTokでちょっと前にやたら流行っていた、Girl On Couchの"I'm looking for a guy in finance"の曲に出てくる"Trust fand, 6'5, Blue eyes..."そのまま。
ファイナンスですら働いてはいないものの、当然のようにトラストファンドを持っているような大富豪家族が所有する海辺の別荘で起きる、殺人事件を描いたサスペンス。
地元では有名な大金持ち家族、ウィンバリー家。表向きは完璧な理想の家族だが、実際には見栄えがいいだけのクズ家族です。笑
この富豪一家もこの代で耐えるね。残念ながら。笑
問題だらけの家族をまとめる妻役がぴったりなニコール・キッドマン(『奥さまは魔女』『ムーラン・ルージュ』など)と、イケおじだけどダメ男すぎる御曹司の夫はリーヴ・シュレイバー(『ザ・ディレクター』『チャンプ』など)。
そして、それぞれ問題を抱える三人の息子たち、家族の友人、メイド、新郎新婦の付き添い人等、登場人物は皆ひねりの効いた変わり者ばかり。
ちなみに、ニコール・キッドマンは今作でイギリス人役。
オーストラリア人の彼女が、イギリス訛りなのはちょっと個人的に違和感あったけど、強くて賢く、美しい女性としての存在感がすごい。さすがです。
正直、まさかネットフリックスのドラマにニコール・キッドマン!?ダコタ・ファニング(『アイ・アム・サム』、『 マイ・ボディガード)』など)!?とも思ったけど、こんなに豪華な俳優陣がドラマで見れるなんて贅沢です!

そんな家族の次男と結婚を目前に控えた、一般家庭出身のアメリア(イヴ・ヒューソン)を中心にストーリーが進んでいきます。

ほんとにこの家族、一人残らずクズすぎてもはやコメディなのよ。笑
なんとなく、『ナイブズ・アウト』の一作目と似たようなタイプか?と思ったけど、それよりずっとコメディ要素強かったんじゃないかな。
サスペンスと見せかけて、ツッコミどころ満載なコメディ要素が意図的に盛り込まれていたような気がしますわ。(オープニングが謎のダンスなあたりもそう笑)
事件を捜査する刑事役の二人も、真面目な地元警察官と、いつもだるそうだけど勘は冴えてる中年女刑事も、(典型的だけど)いい味を出しておりました。
また、ニコール・キッドマン夫婦の他に、有名どころはダコタ・ファニングが出演。
どこか怖さを秘めた、癖のある長男の嫁役でございます。子役の頃からはもう想像できないくらい悪女感のある嫌な嫁役。笑
「一瞬も目が離せない!」ってタイプのサスペンスではないです。
サスペンスではあるんだけど、家族が関わるモラル的な罪が多すぎて、もはや殺人事件が”悪いこと”としてかすんで見える(それはないか)くらい。
どちらかというとヒューマンドラマだったのかもしれない。。。笑
ここからネタバレあり

私が鈍かったのかもですが、最後まで犯人には確認が持てなかった。怪しかったけど。
というか、動機が全くわからなかった。なんなら、全部見終わったあとも動機だけがよくわからないままもやっと終わってしまった感じ、、
アビー!?なんで!?
もしかしたら、アメリアが犯人かも、なんて思ったりもしちゃってたし。
そうなったら、それもそれで面白かったかもしれないけど。笑
キャラクターそれぞれに強い個性があっただけに、もっと個人のこと気になっちゃった。
ダーシャとか、シューターとか、もうちょっと深いストーリーがありそうで。笑
登場人物が多くて、キャラが濃かっただけに、ドラマだったにも関わらずみんなの全てが明らかにならないまま終わってしまったような気がするかな。ちょっと勿体無い!
シューターとアメリアの関係はもうちょっと見ていたかった!昔電車で会ってて、それをお互いに覚えているなんて、、運命的な再会にはちょっとときめいちゃったなぁ。
婚約者の次男ベンジーもいいやつだけど、なんか頼りないというか、不憫というか、、笑
私はシューターの方がいいよーと思ってしまった。。
3兄弟はどいつもこいつもとにかく頼りなくて、アビーがあそこまで傲慢になってしまった理由もわかるかもしれない、、

アメリアも、結局誰とも一緒にならずに動物園の飼育員に戻ってしまうという。
グレアも、アメリアも、結局女子たちは我が道を行くっていう最後なのね、と。
他キャラが酷いからという理由もあるけど、結局被害者のメリットが一番共感できるキャラだったかもしれない。メーガン・フェイヒーってこういうチャラくて普通の美女(?)が合う。
余談ですが、私がこういう”富裕層”がモデルのドラマや映画で一番くらい楽しみにしておりますのは、ファッションであります。
今作は、それぞれのキャラクターに合ったファッションが素敵だった!!
ある意味唯一の”庶民”であるアメリアのカジュアルなスタイルも可愛かったし、アビーのフェミニンな妊婦ファッションも、
メンズだと、シューターのカジュアルスタイルも好きです!!
全体的に、最後に向かって尻すぼみだったかな。
俳優さんたちの演技はすごくよかったのに、ストーリーとしての着地点が微妙だった。サスペンスとしても、ヒューマンドラマとしても、ちょっと物足りなさを感じたまま終わってしまったのが残念。
でも、コメディ要素もあるから、緊張感なく最後まで楽しめる作品ではあります。
総評:
星 3.8/5