2020年1月16日(木)午後7時
恵比寿の東京都写真美術館に来ました。
1年ぶり、2回目です。

前置き(飛ばして結構)
昨年末に都内某所の水辺のカフェに行ったとき、レジの近くに置かれていたフライヤーを見て、この展示の存在を知りました。何気なく一枚もらって帰ったところ、どうもなんだか気になって、恵比寿まで足を運んだ次第です。
冬に帰省したときに、地元の友だちから冗談半分で「そんなに東京が好きか!」と聞かれ、そのときは「え!? あー。」という曖昧な返事しかできなかったのですが、東京は好きか嫌いかで言えば好きだし、むしろ結構好きかもと気づきました。狭い範囲に個性的なまちが隣り合っている、おもしろい都市ですよね。
というわけで、
① 「東京」の風景がどのように切り取られているのか気になる
② ここ30年間の「東京」の街の移り変わりを見たい
③ 最近、自分の撮る写真がマンネリ化しているから、何か刺激や発見があるといいなぁ
と思って、来ました。
大学1年の11月に一眼レフを買い、大学2年のときには図書館の本で熱心に構図の勉強をしましたが、それからは惰性で撮り続けています。正面を捉えた写真か、画面を縦横に分割した写真か、奥に道がある構図の写真ばかり撮っていて、そろそろ飽きてきました。工夫が乏しい。望遠と広角のレンズが欲しい。入門機から卒業したい。
ようやく本題
東京都写真美術館は恵比寿ガーデンプレイス内にあります。JR恵比寿駅東口からスカイウォーク(動く通路)を通って最短で美術館に向かいます。外は真っ暗。冬はイルミネーションの灯りがきらきらと灯っていてきれいです。
東京都写真美術館の営業時間は10:00~18:00ですが、木曜日と金曜日は20:00まで開いています。返却式のコインロッカーに荷物を預けて、鑑賞スタート。なんと、撮影自由でした! たくさん撮って載せましたが、実際に展示を見る方がずっといいですよ。
※以下すべて © Masataka Nakano



反射的に歩きたくなるような風景〜🚶♂️

東京無人

上は銀座でしたかな。

東京水景
最もワクワクしたセクションです。水って魅力的。


川は都市にとって大動脈のような存在であり、血管が詰まれば躯体も病に蝕まれ硬化も起こす。そこで僕は川面の高さに視線を下げ内部から東京を再検査してみた。川底に沈む廃棄物に憤りを感じながらも水面にゆらゆらと映る虚像の東京に愛おしさを感じた。

特に以下の2作品に感動しました。


神田、御茶ノ水、水道橋、飯田橋って、そもそも街自体が素敵ですよね。写真撮りに行ったら楽しそう!

気になったのはこの写真。3200億円と20年をかけて日本橋の真上に架かる首都高を撤去するとかしないとかいう話がありますよね。
「昔の景観を取り戻す!」って、その「昔」を知っている人は少なくなってきているわけで、また多くの人の思い出の景観が変わってしまうかもしれません。わたしはおのぼり歴4年なので何も言うことはないですけど……。

東京窓景
なるほど、一歩引いてみる!




いろいろ
東京は狭い空間の中に多種多様の要素が詰まった高密度都市なので、注意深く目を凝らすと、何気ない日常にミニドラマが瞬間的に連続して生まれていることに気づく。



裏路地はできるだけミステリアスな存在であって欲しいと願う。一歩足を踏み入れた瞬間に、こんな物がこんな場所にあるのかという不意打ちと、ささやかな失笑を与えてくれるようなテイストが望ましい。そういった意味では下町や歌舞伎町のような繁華街が都市にコントラストを与え、東京を東京たらしめていると思う。諸外国の街とは違う日本らしさを求めるなら外国人観光客の目線で裏町を散策してみるのも良いかもしれない。

下の写真を見て、18歳の夏に行ったバンコクの繁華街の露店を思い出しました。バンコクで見たのは古書やラジオではなく銃でしたけど^^;

東京主塔
左上の構図がとてつもなく好みですー。

下の写真、どうやって撮っているのでしょう?
ガラスを写しているはずなのに、撮影者が写っていない……。
トリミングか、レタッチか、リモート撮影か??

この水滴で光を滲ませたような写真も、どうやって撮っているのでしょう~~!? 動いているように見えます。
2002年。「今夜はブギーバック」リリースからしばらく経った後で、宇多田ヒカルやモー娘が全盛期の頃でしょうか??
この写真に音楽をつける場合、数年前ならSuchmos、今はKing Gnuが合うかな?

とにかく、素晴らしい写真展でした。特に、水辺。心がウキウキしました。行ったことのある場所の写真を見て、その風景の匂いを想像できるから、より一層楽しく感じられるのかもしれません。人には人の「東京」がある!

おしまい