以下の内容はhttps://miyabi1958.hatenablog.com/entry/2026/02/01/160713より取得しました。


2026年1月読書記録

 2026年の読書記録、1月はスロースタートなりました💦。

#01「僕には鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴

#02「私たちは意外に近いうちに老いなくなる」吉田保

#03「青い壺」有吉佐和子

#04「人生の節目で読んでほしい短歌」永田和宏

 最初に読んだ、「僕には鳥の言葉がわかる」はすでにポストしています。ご興味がある方は、そちらをお読みいただけましたら有難い限りです。

miyabi1958.hatenablog.com

「私たちは意外に近いうちに老いなくなる」は大阪大学名誉教授である吉田先生が専門的な知識が無くても理解できるよう最近の老化に関する研究の数々を解説して下さった本です。

 恐らくですが、生成AIからAGIへ進化するスピード同じような速さで老化に関する様々な現象が解明、判明するのではないでしょうか。(なので早ければ5年!)次世代シーケンサーによりヒトゲノムは解明されましたが、その設計図から発現する10万種類にも及ぶと言われている蛋白ですが、その機能解明に手こずっていたのが少し前の状況。それは蛋白の立体構造が分からないと研究が前に進まないからです。しかし、近年のブレイクスルーによりクライオ電子顕微鏡やAIを用いて瞬時に構造を推定する技術が開発されたことで蛋白の高次構造(立体構造)が解明され、生体内での機能解明が大きく前進しております。数多くの近年のノーベル賞を受賞した研究(蛋白の機能解明)が分かりやすく解説されており専門知識なしでも読み進めて行けると思います。
 と言う事で、老化研究をしている製薬会社の株に投資するファンドで少し資産運用(少額ですが💦)を考えております(笑)。
「青い壺」は1977年(約50年前)に出版された本なのですが、2023年より新装版が売れ出し始め2025年の文庫ランキング1位となった本だそうです。本屋さんへ立ち寄る度に、気にはなっていたのですが、購入するに至りませんでした。しかし、買って読んでみると、文庫ランキング1位になるだけの本ですねぇ~、面白かったです。
 13話の連作短編、各短編に登場するのは第一話で奇跡的な焼き上がりとなった傑作、砧青磁の青い壺を軸として話が連綿と語られて行きます。青い壺はまさに人間の業の象徴なのかもしれません。
 昭和生まれの私としては、私が生まれる以前の昭和を含めて描写されるノスタルジーに浸りながら、この本が出版された50年前と相も変らぬ人間の業の深さを見つめる一冊となりました。(第5話の兄夫婦と暮らしている母が失明したにもかかわらず、邪険に扱われていることを見かねて、独身の娘が母を引き取り、都内の眼科へ行くと、母の片目は緑内障ではなく白内障、手術をして目が見えるようなったと言う話と、第9話の50年ぶりに京都で2泊3日の同窓会を開く老婆たちの3日間の顛末が描かれた話を興味深く読みました。)
「人生の節目で読んでほしい短歌」は、昨年10月から毎月本屋さんで購入している「NHK短歌」で紹介されていたので購入しました。昨年9月から短歌に魅了され始め、今では野鳥観察もそこそこにいくつかの短歌投稿サイトにせっせと投稿を続ける日々(笑)。短歌作りに煮詰まると、NHK短歌を読んだり、短歌入門的な本を読んだり。その流れでも、著名な歌人の方が選んだ短歌を解説までしてくれるというのですから、この本は短歌初心者の私にとってはとても有難い教材です。
 著者の永田さんは京都大学の名誉教授であり私より10歳ほど年上です。奥様は河野裕子(2010年に他界されています)さんと言う著名な歌人、娘さんは永田紅さん、これまた研究者であり歌人、そしてNHK短歌でもコーナーをお持ちです。
 「人生の節目で読んでほしい短歌」は三部構成となっており、第二部「生の充実の中で」、第三部の「来るべき老いと病に」は、特に今の自分と重なる短歌が多く紹介されており短歌の解釈もそうですが、自分が過去あるいは今、直面している場面へ多くの歌人から言葉を掛けられているように思え、また、自分などとは比べ物にならない過酷な人生を送った歌人の歌に触れ心は大きく揺さぶられました。短歌を知らないシニアの方でも、ご自身の生き方に共鳴する歌が紹介されていると思います。チャンスがあれば、一読して欲しい本だと思います。
 「この子には着物を残してやれるのみ婚の準備のひとつもし得ず」河野裕子
「はじめから泣いてちや駄目だ裕子さん泪の意味は我のみが知る」永田和宏
 娘の紅さんの結婚式前に詠まれた奥様(河野裕子)の歌(乳がんが進行し余命いくばくもありませんでした。なので、何も娘の婚姻の手伝いが出来ない悔しさ、悲しさが詠われています)、結婚式当日を詠んだご主人(永田和宏)の歌(紅さんの結婚式当日、奥様はずーっと泣き通しだったそうです。紅さんとバージンロードを歩きながらご主人はそんな奥様を見つめていたんですね)をどういう心境で詠まれたのかを知るにつけ落涙いたしました。




以上の内容はhttps://miyabi1958.hatenablog.com/entry/2026/02/01/160713より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14