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2025年7月読書記録

 7月は5冊の本を読了いたしました。

#37「十字屋敷のピエロ」 東野 圭吾

#38「世阿弥最後の花」 藤沢 周

#39「極夜行」 角幡 唯介

#40「藍を継ぐ海」 伊予原 新

#41「となりの陰謀論」 鳥谷 昌幸

 月初は、お気軽に(笑)東野さんのミステリー小説「十字屋敷のピエロ」から。連続殺人事件の舞台となった十字屋敷、そこに置かれていたピエロ人形が時折、独白。ムムム、私の知っている東野作品とは趣が違うような。刊行された年を見ると1992年!!著者が34歳の時の作品でした。「クスノキの番人」「クスノキの女神」に心打たれた私としては、著者の若いころの作品と言う事もあり・・・。ちょっと物足りませんでした。

世阿弥最後の花」時の将軍、義教の恣意的な仕打ち、無罪にも拘らず無念の佐渡への遠島となった世阿弥。70歳を超えた彼を待ち受けていた佐渡での罪人としての生活とは!?ところが、世阿弥本人の予想とは裏腹に、破格の厚遇。

 随所に登場人物の心象を表現するために和歌が多用されています。また能に関して門外漢でもあり理解が及ばず、読み進められるのかと思いましたが、心温まる結末を迎え、めでたしめでたし😊😊。当代隋一の能楽師世阿弥佐渡で咲かせる最後の花とは、どんな能なんでしょうか。

 尚、和歌に関しても関心がなかった私なのですが・・・

「鳴けば聞く 聞けば都の恋しきに この里過ぎよ 山ほととぎす」と時鳥(ほととぎす)を詠んだ崇徳上皇(讃岐の国に遠島となり無念の死を遂げた)の和歌を一つだけノートにメモをしたのですが、後に京都の白峯神社に祀られた崇徳上皇の霊を慕って西行が白峯神社を訪れていたとは😲。西行法師、本小説のラストで重要なカギを握っています。

「極夜行」暑苦しい日々が続くので、読書だけでも涼しくなれるのでは(笑)と思いこの本を購入しました。

 探検家のノンフィクションを読むのは植村直己の「エベレストを越えて」以来2冊目です。グリーンランド、北西部のツンドラ地帯、全く太陽の上らない漆黒の極夜の中で80日間、地図とコンパスそして犬一頭で橇2台を引きながら自力で探検したと言う話です。未踏峰の山を冬期登山すると言う探検とは異なり、来る日も来る日も真っ暗な世界の中を、強烈なブリザードに見舞われ、4年掛けてデポした食糧が白くまに食い荒らされていたり・・・。まさに死と隣り合わせのサバイバルを賭けた探検の話です。

「藍を継ぐ海」今年前半の直木賞受賞作品。短編集でも直木賞を受賞できるのですね。(藍を紡ぐ海は徳島県アカウミガメの産卵地が舞台となっています。サブテーマとしてアカウミガメが産卵に戻る磁気地学能力がこの話を支えています)個人的にはこの短編集5作品の中で「星隕つ駅逓(ほしおつえきてい)」(過疎化が進む北海道の小さな町に隕石が落ちたと言う話です)が一番好きでした。

 伊予原さんは神戸大を経て東大大学院で地球惑星科学を研究していました。私が何故、彼の作品に傾倒するのかと言うと、悩みを抱えた主人公のナラティブ(narative、、物語)には、必ずそこに「科学」が寄り添ってくれるからです。寄り添う「科学」とは研究者であったり、科学的な真実であったりします。研究者が背負うナラティブ、科学的な真実が解明されるまでのナラティブ、「科学」が主人公と交差する時、そんなストーリー展開に感情移入していた読者は、主人公と共に救われることでしょう。あんまり、語るとネタバレになってしまいますので、多くは語りません。尚、私は伊予原作品では長編小説の「オオルリ流星群」が断然好きです😊😊

「となりの陰謀論」はぷよねこさんのブログで紹介されていたので購入いたしました。

otomegaki.hatenablog.jp

president.jp

 2021年1月6日、トランプの熱狂的な支持者によって連邦議会が占拠されたことは記憶に新しいでしょう。「不正選挙」と言う陰謀論SNSを通じ瞬く間に拡散し、何度も繰り返されることにより、不平、不満、あるいは剥奪感と言う感情を抱く人々のエコーチェンバーの中では「不正選挙」は、あたかも事実と捉えられ、彼らの怒りは臨界点を越えました。陰謀論を巧みに操るトランプのポピュリズムにより自由と言う権利が保障されないアメリカの民主主義の瓦解は始まっているのでしょう。月間ムーなどで面白おかしい話だった陰謀論は、今や狂気を伴う政争の武器と化しているようです。ファクトチェック出来ない話を信じないよう、少数政党が闊歩しだした日本の政治においても陰謀論を武器として民意を操る政党が出ないよう私たちは監視をして行かないとならないのでは。お時間があれば是非一読あれ(^^♪




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