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2024年9月の読書記録

 9月は新書2冊を読み切れず、読書に挫折しかかったのですが💦、気付けば7冊を読了。

#48 「宙わたる教室」 伊与原 新

#49「狼の牙を折れ」 門田 隆将

#50「成瀬は天下を取りに行く」 宮島 未奈

#51「地面師たち」 新庄 耕

#52「PK」 伊坂 幸太郎

#53「声なき蝉 -空也十番勝負 青春篇(上)」 佐伯泰英

#54「声なき蝉 -空也十番勝負 青春篇(下)」 佐伯泰英

 「宙わたる教室」は作者の伊与原さんの「オオルリ流星群」を読んでもう1冊は読みたいなと思い図書館で借りてきました。実話をもとにした話のようで、定時制高校の様々な過去を持つ生徒たち(当然高校生とは思えない年齢の生徒もいますよ)と天文学の研究者でもある担任によって科学部を創設します。研究とは無縁な生徒たちが創意工夫の末、その成果をもって学会発表まですると言う物語です。NHKで10月からドラマ化されるとは知りませんでしたが、読了後は「よくやった!高校生たち!!」と拍手を送りたくなると思います。

www.nhk.jp

 「狼の牙を折れ」は、もう50年もの歳月が経ってしまいましたが、当時の記憶の断片は今でも蘇ります。三菱重工本社爆破事件を綴ったノンフィクション。著者、門田さんの丁寧な取材によって詳らかにされる警視庁公安部の執念。文庫本になったのでアマゾンで購入😊。

「成瀬は天下を取りに行く」、主人公の成瀬あかりは超ポジティブシンキングな女子高生です。迷わず、ぶれない彼女の生き方に共感する読者が多いのだと思います。高齢者となった私からすると、奇抜ともとれる行動もありますがそれが主人公、成瀬あかりなんでしょう。昨年の直木賞受賞作、「八月の御所グラウンド」とテーストが似ているように感じました。

「地面師たち」Netflixで評判の高いドラマの原作。原作だけでは語り切れない、あるいはドラマ化するにあたって脚色された内容がドラマをもっと面白くさせているのではと想像しています(笑)。積水ハウスが騙された地面師サギがモチーフとなっているからこそ、リアリティがあるのかもしれません。月村良衛さんの「欺す衆生」を思い出してしまいました。

「PK」は東日本大震災直前に執筆された中編小説、「PK」と「超人」に加えその後刊行された「密使」の三篇の中編小説が収められた本です。タイムトラベル、タイムパラドックスという観点からはSFなのでしょうが、3つの話に妙な共通点があり、時間軸が行ったり来たり・・・。鬼才、伊坂幸太郎ならではの世界なのでしょう。彼の作品は「AX」「死神の精度」「トリプルセブン」と3作品を読みましたが、「PK」はそれらの作品とは全く異なる、ある意味「分かりにくい(笑)」作品でした。

「声なき蝉 -空也十番勝負 青春篇(上)(下)」著者の佐伯さんが時代小説の大家である事をネットで調べ今更知る私です💦💦。この小説は文句なしに楽しめる勧善懲悪作品です!!主人公、16歳で剣術修行の旅に出た坂崎空也、一時は薩摩藩、外城衆徒(とじょうしゅうと)一味の手に掛かり絶命しかかる危機に瀕します。約3年に及ぶ剣術修行、果たして空也の行く末は?私が年だからなのか(笑)、時代小説も侮れませんネ。




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