Microsoft 365 の SharePoint Online を古くから管理されている方なら、一度は速度改善のために CDN の設定をしようと思ったことはあるのではないでしょうか。
この CDN はクラウドの弱点となっているテナント内のデータは一か所に集まるという問題に一石を投じた機能で、複数の場所に展開して起き、早く回答してくれるところからデータを持ってくることでレイテンシーを改善させる効果を出していました。
特に SharePoint の場合、実データのほかに、メニューなどのすべてのテナントで再帰的に利用されているようなデータが多くあったため、この機能を有効化することでページの表示速度を速めることができたんですよね。
実際には組織内ポリシーの問題で SharePoint の共有データでも共有は NG というケースも多々あったため、私の周りでの採用率は低めでした。
しかしこの機能にも最近手が加わることが決まったようで、 publiccdn.sharepointonline.com というドメインから public-cdn.sharepointonline.com というドメインに移動していたようなのです。(ハイフンの有無が違いのようです。)
これ、見落としていたのですが 2025 年 7 月には対応が終わったということで、 2026 年 3 月末でリダイレクトも終了、このドメインで元のファイルにアクセスすると 404 エラーが返るようになるとことでした。
ドメインは生かし続けるようですが、ファイルはない状態で管理されるということになるため、注意が必要です。
注意が必要なケースとしてはこの publiccdn.sharepointonline.com を直書きしたコードがある場合ですね。
基本的には SharePoint の内部リソースのため、設定を入れると自動的にここからデータを取るようになるのですが、時々似たパーツを作りたいとかでリンクを再利用してしまっているケースがあるみたいなのです。
本来は Learn にあるように SharePoint アプリ作成時に ./config/write-manifests.json ファイルを以下の内容にしておけばよいのですがもしもやれていない場合は今のうちに修正しておきましょう。
{
"cdnBasePath": "<!-- PATH TO CDN -->"
}
2 番のあたりですね。

なんだかんだで結構急な終了なので、早めの対処を行っておきましょう。
音楽:Lydia