Microsoft は万全なセキュリティの提供に力を入れている組織として名を馳せていますが、このセキュリティは時にアプリケーションのバグ発生を少なくし、発生した場合でも迅速な対処でセキュリティパッチをリリースすることと認識されがちです。
しかし、本来のセキュリティはもっともっと広い概念であることを忘れてしまうことがあったりします。今回はその認識を改めて再理解できる対応が発表されていました。
これは以下にある Microsoft Entra ID Free が Azure ポータルに表示されることを指しています。どんな時に利用されるのかというと、無料で利用できる Azure テナントを作った時になります。ユーザーを制御する部分の Azure Entra ID ですね。
https://www.microsoft.com/ja-jp/security/business/microsoft-entra-pricing?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

これはセキュアフューチャーイニシアティブという取り組みの一環とのことで、安全に配慮した設計というものに該当するのでしょう。

分かりにくいかも知れませんが、今まで無料の Azure テナントや Microsoft 365 のテナントは簡単に作ることができ、その組織の紐づきを管理するということができないでいたのです。例えば本番は課金環境を作るが、テスト環境は無料枠で。という考え方の場合が当てはまるかと思います。これを Azure の課金に取り込むことで、課金者の中にある一つのテナント。という地位を与えることができるという訳ですね。
アプリの設計ではなく、運用設計に組み込んでよりセキュアな状況を作ることになる感じです。
このテナントの所有状況は Azure テナント管理のコストの管理と請求 - 課金スコープで確認できるようになるとのこと。
https://portal.azure.com/#view/Microsoft_Azure_GTM/ModernBillingMenuBlade/~/BillingAccounts
2025 年 10 月下旬ころから順次扱われるようになるようです。
これからは無償環境も誰が保有しているかを確認できるようになる時代ということで、テナントの管理は厳格にやっていきたいところですね。
音楽:怨狼の牙