Microsoft 365 の SharePoint Online はファイルを保存するためのドキュメントライブラリがメインの機能ですが、この場所にファイルを送り込む際に誰かの承認を挟み込むための簡易ワークフローなど情報を統制するための機能も用意されているため、うまく使えば一般的な組織ではこの仕組みさえあれば多くのコンプライアンスを固められるようになっています。
しかしすべてがうまくいくほどの状態であるわけでもなく、例えば改ざんなどを防止する機能や承認をいつだれが行ったか。といったロギングは力をあまり入れていない印象がありました。
そのうちロギングは Power Platform を活用して自力で仕組みかができるのに対し、改ざん防止については限定的だった面が否めません。
その点についてテコ入れが図られ、今後電子署名サービスと連動させて作った情報を保全していくことができるようになるようです。
この仕組みは Azure の従量課金と組み合わされ提供されるようです。
さらに 2025 年 12 月までは以下の Learn にあるように従量課金設定を行えば 5 件の署名リクエストまで無料の状態で使えるようになっています。

どのように使っていくのかを検討したい場合にもこの無料期間というのは有効に活用できそうですよね。
ちなみに電子署名サービスは、指定したファイルに電子署名をつけるだけの仕掛けなのですが、電子署名が付くことでファイルの改ざんが行われていないという証明になるのです。
よくあるシナリオでは購買決裁をこの仕掛けで行っていくというようなシナリオでしょう。電子署名を決裁時に付与すれば、決裁した後は改ざんされないという状態になるため内外の監査で有用と認められる状態になるはずです。
Power Platform と組み合わせれば仕掛けとして十分なものが作れるはずです。組織内にワークフロー相当のものがない場合、ぜひこの機能群を使ってカスタム作成してみてはいかがでしょう。
音楽:時間の砂