Microsoft 365 メッセージセンターを見ていたところ、、表題の通り、 Graph コネクタの検索インデックス作成が 5,000 万アイテムまで無料で作成できるようになるアナウンスが行われていました。
ここにきて、なんというかとてもすごい大盤振る舞いを行っている感じがしています。
2000 年代の初旬、 SharePoint がオンプレだったころに Business Connectivity Services というサービスがあったのですが、 SQL Server のデータを SharePoint の検索でヒットするようにする仕組みでした。
この仕組みを入れておくとビジネスデータと SharePoint 上のファイルとを統合して検索できるという画期的なものだったのですが、あまり流行らなかったんですよね。 DB のデータを読ませるための手順が複雑だったり、同一コンテキストの中で検索をするというシナリオが一般的でなかったりするなど、時代が追い付かなかったのです。
そして今の復活はというと、そう、 Copilot です。 Copilot for Microsoft 365 が出たことで、 SharePoint のファイルを検索させて応答を得るというシナリオが一般となり、この内容にビジネスデータを含ませたいという要望はかなり増えていたんですよね。
生成 AI を自組織の QA やポータル情報とのやり取りで使えないか。みたいなことを聞いたことのある人は多かったのではないでしょうか。
これが簡単に実装できるようになるというわけです。(そして費用負担が少ないということも含めて。)
時代背景的な追い風は世の中に SaaS が増えたことで、コネクタの汎用化技術が出てきているというところもあります。
以下の Learn にあるように、接続のための仕組みは gallery を通じてコードを書かなくても入手できるようになっているのです。
Wiki や Google サービス、 Salesforce データなども連携できるようになっています。

というわけで、この設定を行うことで自組織のデータで生成 AI を使うということが簡単に実現できるようになるわけです。
しかも 5,000 万アイテムまでは無料です。
このアイテムというのは以下のようなイメージとのこと。データの更新を何回行っても 1 アイテムとしてカウントされるので、明良会計となっています。
- ファイル共有内の1つのドキュメント(Word、Excel、PPT、PDFなど)
- Confluence の 1 つの Wiki ページ
- ウェブサイト内の 1 つのウェブページ
- Jira の 1 チケット/課題
場合によっては既存の仕組みは使えないということもあるでしょう。
そういうときのためにコネクタのカスタマイズもシナリオが提供されています。
以下の Learn を見ることでコネクタの作成まで行えるようになっています。

今まで個別に作成していたケースはあると思いますが、この仕組みは一度見ておくとよいでしょう。
5,000 万アイテムが無料になるのは 9 月中旬とのことで Copilot を利用していない場合でも検索では活用できるので、来るべき日のためにつくりを覚えておくとよさそうです。
音楽:Green Man