2026年1月3日(土)14:00公演
すみだトリフォニーホール 大ホール
オリックスpresents
ニューイヤー・コンサート2026
一年の計はお正月にあり!

お世話になっております。
三島です。
2026年最初のコンサートは昨年同様に新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会に出かけました。今年は完売だったそうです。私が購入した時点でも残り数枚だったので1日遅かったらチケットを買えなかったかもしれない。危ない。
それでは感想いってみよー。
(以下敬称略。)
お歌の感想
今年はソプラノの安川みくが出演し四曲歌唱しました。演奏会に行った際にもらうチラシでよくお見かけする名前でしたが演奏を聞くのはおそらく初めてです。
少し暗さのある声が特徴的でキンキンするソプラノではない。落ち着いていてとても魅力のある声だった。声が喉の奥の方でつくられているので顔面に当てて歌う人より丸い声になり、また声質が音によって変化することが少ないので聞いていて心地よかった。
最初に歌った”Lascia ch'io pianga”(ヘンデル作曲『リナルド」より)はとても良かった。お持ちの声と合っている。無駄に響きを広げずに高音へ上昇できることが素晴らしい。オーケストラ共々拍が見えるように演奏しすぎではあるがまとまりはあった。
“Lascia ch'io pianga”は正しく綺麗に歌うことがそのまま正解に繋がったが”Mi chiamano mimi”(プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』より)と”Je veux vivre”(グノー作曲『ロメオとジュリエット』より)はそうはいかない。アリア一曲だけ歌うとしても表現を求めたいところです。
確かに安川の声は統一感があり綺麗だがこの二曲は学生の試験を聞いているような印象を受けた。一生懸命真面目に歌っていることはよくわかるがジュリエットがなんなのかわからないしフランス語も引っ込み過ぎで不明瞭だった。発声を奥の方でできることはいいことだが言葉は前で捌かなければ聞こえないという大変さよ。
”Je veux vivre”は綺麗に転がせば華やかさが出る曲なのでまあいいとして”Mi chiamano mimi”は喋らなければならないし高音って感じでもないのでボソボソしている印象のみ。ヘンデルの曲で揃えてくればもっと魅力を理解できたと思うのですが。新年早々『メサイア』とかいかがですか?
“Frühlingsstimmen”(ヨハン・シュトラウス作曲)は他三曲よりポジションが上がってきたいるように聞こえた。細く弱々しい声で全曲の中で1番仕上がりがよくない印象。高音への跳躍は瞬時に上げてほしいところですが時差がありました。音が短いのでギリギリで追いついているように聞こえ華やかな旋律がどこか転んでいるように感じた。終始オーケストラと芸妓さんの踊りに負けておりお歌がおまけになっていたのが悲しい。ドイツ語は他言語よりも不明瞭だった。
若い歌手には頑張ってもらいたいですね!ね!目指せNHKニューイヤーオペラ!!!
その他の感想
向嶋墨堤組合芸妓衆から芸妓さんたちが登場しヨハン・シュトラウスの曲に合わせて舞を披露してくれました。これが意外に相性が良く面白かった。お互いの良いところを潰さずに楽しめるとは思っていなかった。オーケストラを後ろに踊る芸妓さんたちに視覚的に違和感があるかなと思いましたが全く問題なし。西洋と東洋の融合なんていうのは言い過ぎだけれどお互いが気持ちよく「こんにちは!」ができる関係であることがわかった。
踊りに関しては何もわからないがとにかく所作が美しいなあと。そもそも本職の芸妓さんの舞を見る機会がなかったもので。見れただけでもありがいです。一つ一つの動きが丁寧で絶対にバサバサしない。滑らかにスーッと舞う。登場から捌けるまで隙なく綺麗でした。裾をクルッとして手を隠す動作が好きです。
ぜひ来年も芸妓さんたちの召喚をお願い致します。