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【バレエ感想】ドン・キホーテ(牧阿佐美バレヱ団2025年)

2025年10月18日(土)15:00公演

文京シビックホール大ホール

牧阿佐美バレヱ団

ドン・キホーテ

お世話になっております。

三島でございます。

 

この日はバレエを見ました。

演目は今年3回目の『ドン・キホーテ』です。

ハッピーで好きです。

 

それでは感想いってみよー。

(以下敬称略。)

 

お得意

2幕2場と3幕は大変お上手でした。所謂バレエバレエしているバレエがお得意なご様子。

 

2幕2場では森の女王やドルシネア姫だけでなくコール・ドまで美しく丁寧に踊っており安心して見ることができました。綺麗なものを綺麗に遂行することに優れており小さなキューピッドちゃんまでも非現実世界を演出し素敵なバレエの世界が広がっていました。

 

森の女王やドゥアリーダたちの緑を基調とした衣装がまた美しく数種類が異なる配色になっておりました。サーモンピンクの色が特に綺麗だった。ドルシネア姫の白いチュチュの衣装は夢の世界感をさらに強くしておりましたしキトリの衣装よりもご本人(上中穂香)に似合っていた。

 

3幕も同じように綺麗に揃っているコール・ドと丁寧な踊りを楽しむことができた。ボレロの二人組(大崎結華・石山陸)は踊り自体は無難でしたが衣装のお力添えもあり容姿が華やか見え幸せだった。

 

特別踊りの上手なダンサーはいなかったけれどコール・ドが揃っているのは嬉しいしバレエの美しさを存分に楽しめこともありがたいです。

 

逆に1幕や2幕1場のお芝居要素が強くなる場面や踊りの面白みは少ない。一人一人陣地が決まっておりそこからは出ないように踊っているように見える。止まってはいないけれど舞台と客席の距離感を思えば離れたときにどう見えるのかを考えてほしいところ。迫力や臨場感はなくこの作品の良さを伝えきれない状態になっている。

 

エスパーダと愉快な仲間たちは特に華やかで堂々と踊ってほしいのですが周りの様子を伺いながらおっかなびっくり踊っているようで見応えはなくいつの間にか終わってしまった。王子と仲間たちだったら優しい雰囲気!と良い取り方もできたかもしれませんが。エスパーダ(石田亮一)のジャンプは着地不安定で見ていて怖かった。床に叩きつけられるように降りてくるので体痛めないか心配。

 

ソリストさん

バジルを踊ったプリンシパルの大川航矢は自転がとても綺麗だった。力任せに踊っている印象はなく柔らかく優しい踊り方で飛んで跳ねてだけが男性ダンサーの魅力ではないことを教えてくれます。特別に高く飛ぶジャンプはありませんでしたが、自転の綺麗さや音楽の使い方、また地面からアラベスクでジャンプする振付では体力があることがよくわかった。

 

キトリ(上中)は可愛らしくそしてよく踊っていた。ただ踊りが細い。芯が細いといえばいいのでしょうか。1幕や3幕でのキトリの有名な踊りは見応えや映えはなくただ流れるように過ぎ去ってしまった。音に合わせることが目的になってるように見え振付を魅せてくれない印象を受けた。でもドルシネア姫は美しかった。

 

森の女王の秦悠里愛が女王然としていて存在感も踊りも素敵でした。夢の場面は本当に完成度が高かったです。イタリアン・フェッテ(だよね?)のときに顔が正面向いてている時間が短すぎることがちょっと気になりましたが雰囲気はとても良かった。

 

キューピッドの門脇紅空も丁寧な踊りを披露。そう、みんな丁寧な踊りだった。キューピッド役の人って「子役出身です!」ってくらい(?)慣れてます感(?)があってほしいなと思っているのでもっと主張強めできてほしい。ドヤ顔しなきゃいけない振付があるから。

 

終始書いたけれどとにかく「丁寧」だった。

素晴らしいことだ。




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