2025年9月15日(月・祝)13:30公演
サントリーホール 大ホール
第14回三菱ダイヤモンドコンサート
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲

お世話になっております。
三島でございます。
『メサイア』の季節ですね!!!(?)
この日はサントリーホールまでお外かけ致しました。
コンサートのタイトルにあるように三菱関連の企業の合唱団が集合しプロのオーケストラとプロのソリストとコンサートを行なっているようです。おかねもち。
今回のソリストはアルト以外『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025』で抜粋での『メサイア』を歌ったメンバーです。櫻田亮さんだけはわかっていたのですがそういえばほぼ同じではないかと入場してから気づきました。なので感想もほぼ同じです。
それでは感想言ってみよー。
(以下基本的に敬称略。)
ソプラノ
ソプラノソリストの七澤結は高音がキラキラと輝いておりサントリーホール先生のお力添えも合ってか基本的に響きはとても綺麗だった。アジリタ部分も滑らかでありながらも一音一音がしっかりしいておりとても上手だった。なので全体的に満足度は高いし『『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 』でも歌唱よりも丁寧にに聞こえた。七澤の声は日本人が好きそうな声です(偏見)。
気になったところは発音が不明瞭なところとところどころオペラっぽいところです。ソプラノだから高音はいいとしても中音域やレチタティーヴォ部分はある程度発音してほしいところです。”Rejoice〜”の”Rejoice”は出だしの大切な単語ですが声は出ているものの発音が雑だった。”〜unto the heathen”はとても広がっており劇的オペラのようになっていた。
“I know that〜”では”redeemerや”risen”が硬く無駄に大きくなっておりrで始まる単語が苦手なのかなと思った。発声に重きを置くと発音が甘くなるのはしょうがないことであることは理解しつつ頑張ってほしいのある(誰?)。
アルト
よく歌っているのはわかるけれど声が体の中に篭りがちで前に出てきてくれないのが気になる。また低音をゴトっと下げてかなり強めに歌うので劇的になってしまう。ヴェリズモってやつでしょうか?特にフレーズの終わりが低音だと重すぎの広がりすぎで劇的方向に磨きがかかってしまった。
テノール
メサイアのテノールは櫻田亮に任せておけば良い説が濃厚です。声が常に丸く柔らかく母音によって質が変わることがない。これでカラフを歌ったら絶対に間違いなのですがメサイアには大変に合っている声で感謝です。息が長くブレスの位置が分かりにくいしもしかしたらほぼ吸っていない?響きも安定しており軽い響きがホールに隙なく届いていた。上手すぎて逆に感想がないのが困ります。とても満足です。幾つになってもその声で『メサイア』を歌っていてほしい。
楽譜を持っているもののほぼ視線を落とさずに歌うところも素晴らしいです。譜面ありでもガン見をしないでほしいので。指揮をよく確認しているもはオペラだと邪魔になりがちだけどオラトリオだとそこまで気にならないなあと思った。
”Comfort ye my people〜”の最初のカデンツァの美しいことそして滑らかなこと。高音も綺麗に出るので安心感がすごい。”〜for our God”の発音がぼやけすぎたのは気になった。”Behold and see〜”の”any”の歌い方がとても柔らかくて素敵だった。”But thou didst〜”も歌ってほしかった。
バス
ソロでは全体的にテンポが速いのは何故なのか。
英語が全てカタカナ発音であることと細かい音型の不安定が気になりと勢い任せで歌っているように聞こえた。ただ”For,behold,〜”の”arise”の伸ばし方は綺麗だった。櫻田は異なり楽譜をよく見ている。『『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 』のときもそうだった気がする。
その他
トランペットの見せ場の部分は若干走り気味だったが音は良い。合唱団の皆さんは真摯に歌っている姿が良かったしプロではないけれど素人色の強い歌声でもなく大健闘していた。それにしても細かい音が多いこの作品によく挑戦しますね。
以上です。