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【オペラ】イル・トロヴァトーレ(東京大学歌劇団2025)

2025年8月17日(日)15:00公演

三鷹市公会堂 光のホール

東京大学歌劇団

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲

イル・トロヴァトーレ

お世話になっております。

三島でございます。

 

この日はオペラを見に行きました。

全幕オペラ公演は久しぶりすぎてまじ久しぶりです。

そんなにオペラ見てなかったのかと思うと悲しいから来月から頑張る。

 

東京大学歌劇団の公演は入場無料(カンパ)で学生団体の所謂アマチュア公演かと思いきや音大卒業者やオペラ活動をしている人が参加しているようです。東京大学の名前を掲げつつ様々な人が参加しているオペラ団体とのこと。なのでどのような視点で感想を書くべきなのか難しい。趣味の発表会に対する感想は失礼な気もするし、かといってプロの公演レベルは求めすぎですよね。なので何も考えずにいつも通り感想を書きます。

 

それでは感想いってみよー。

(以下敬称略。)

 

全体的に

オペラを見たというよりかは「オペラ公演をしている人たちを見た」という印象です。音楽の面白さや表現したいこと伝えたいものを知るにはほど遠く、頑張っている人を応援するような気持ちで舞台を見ていた。プロの団体ではないのでそれであっているしそれ以上を求めるのは酷な気がしますが素直な感想としてこれです。

 

運営や進行がグダグダしていないところは良いところです。無料の公演なのに充実したプログラムはありがたいし客入れから退場までのスムーズはストレスがなくて楽です。50回越えの積み重ねの正解でしょうか。オーケストラが演奏を始めてしまったが舞台準備が追いついておらず(指定)やり直しがあったものの、そのようなことで崩れたりせず最後まで進んだのも良かった。強いてお願いするならカンパの箱を特大主張するようなものにしてほしい。

 

オーケストラの皆さんもちゃんとした演奏をしており良い印象を受けた。音楽の流れのつくりの弱さはあるものパートのバランスも良くプロのオーケストラではないにしては良かったと思うし場合によってはプロよりもいいかもしれないなと思った。オーケストラがそれなりに良い演奏をしていると歌手の力量不足でも上手に聞こえてるものですね。逆は難しいのですがオーケストラって大事なんですね。これがピアノ伴奏公演であればかなり完成度の低い公演になっていたであろう。

 

ともあれこの難しい作品によく挑戦したと思うし作品自体のめんどくささ求められるものを思えばまずまずの完成度でしょう。真面目なパフォーマンスは素敵でプロの皆さんにはぜひ見習っていただきたいです。特に合唱団は個々の主張が少なく動きはぎこちないが「合唱」としての仕事に真面目に取り組んでいるあたりは好感度高めでこちらもぜひ藤原歌劇団の合唱団には見習っていただきたいです。

 

以下歌手の歌唱面の感想。

 

レオノーラ

上半身発声であり上半身発声でしかない。浅く細い声とはこういうことかと思う一方、一貫して上半身発声で歌うので音の粒や音質は揃っており聞けちゃうのが興味深いところです。高音も出ているし適度に転がるし一見(一聴?)良い歌唱だと思えてしまうが浅すぎます。またイタリア語が素直に出てこないときがありアメリカ人歌手が発音するイタリア語に近しい発音になってしまうときがあった。

 

1幕のアリアの2番(”versi di prece〜”の部分)は譜面の引っ掛けが嫌な面白いところ。1番と同じように始まらないトラップです。ここはテンポが緩みすぎたというかテンポ感が失われたというか。オーケストラが待ってあげているような噛み合っていない印象を受けました。

 

歌唱技術に関してはいろいろ思うことがありますがすぐに直せたり上手になったりするものではないのでこれからも頑張っていただくとして、ドレスの裾の扱い方は誰か教えてあげてよ。持ち上げすぎで足見えすぎで見栄えが良くない。これは発声とは違ってすぐなおせるでしょう。

 

ルーナ伯爵

唯一オペラ歌手っぽかった人です。プロフィールを見ると音大卒とのこと。音大の教育って意味あるのかと思う今日この頃ですが他の出演者と比較すると基礎教育としての意味はありそうだなと現時点では思います。背が高く(他出演者比)お持ちの声も良いので舞台映えはしているし最後の拍手も一番大きかった。ただ体を使えているときと支えが足りなくなったときの差がわかりやすい。高音域は狭い響きになってしまうのが惜しいところです。感情を込めて歌っているのはわかるが全体的にのっぺりしていた。

 

アズチェーナ

全くもってアズチェーナではないのですが良い声をお持ちです。第一声で他の出演者より口の中の広さと後頭部の空きを感じた。(いや、後頭部は開かないんだけれど。感覚の話です。)頭部の空間が広いと響くものが響くのでこれは大事な持ち物です。しかし「ただ」空いているだけになっている部分も大きいので下半身と繋げればかなり良い仕上がりになると思った。まじでもったいないから腹を鍛えてくれ。

 

終始余計なビブラートがかかっており聞きづらい部分はあったし高音の天井は低くひたすら潰れるけれど声を保つことはできているので変に引っ込んだり押し出したりがない。声が若々しい(実際若いだろうし)のでアズチェーナは全くあってないけれど役に合わせて無理につくって歌うのではなくできる範囲で歌ったのは正解だと思う。

 

マンリーコ

出だしの舞台袖から歌う部分は音程が低くてこの後大丈夫なのかと心配になったが舞台に出て歌うと音程の低さはそこまで気にならなかった。気にならないだけで低いことは低い。特にどの部分でも出だしが低い。歌い方にだいぶ癖がありよく腕が動く(岡村も然り)し高音は腰をそらして歌う。腰を酷使するわりに声が出ているわけではないのでただ腰を痛めないか心配です。

 

そもそも高音がかなりきついというか音が届いてないですね。無料の公演だからこそ「よく挑戦したな」で終わるけれど有料だったらと思うと恐ろしい。またeの母音は必ず押して歌います。ご丁寧に全部押しまくるから硬い。だから音も悪くなる。これ危険なこともあって自分自身ではハマっているように感じていてそこが正解のポジションだと思っちゃうんだよね。もし時間があるならポジションを見直してほしい。

 

以上です。

 

良い勉強になった。

ありがとうございました。




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