以下の内容はhttps://mishimashikahika.hatenablog.com/entry/2025/07/20/123458より取得しました。


【リサイタル】竹田舞音 左近允茉莉子デュオリサイタル

2025年7月14日(月)19:00公演

ベヒシュタイン・セントラム東京ザール

梅津時比古推薦リサイタル/コンサートシリーズVol.18

竹田舞音 左近允茉莉子デュオリサイタル

 

お世話になっております。

三島でございます。

 

この日は歌曲のコンサートへ行ってまいりました。

みんな!オペラアリアじゃなくて歌曲も歌ってくれ!

 

前置きは特にないので感想いってみよー。

(以下敬称略。)

 

全体の印象

演奏のみでなくトークを挟みながらの公演で終始柔らかな雰囲気で行われた演奏でした。ソプラノの竹田舞音(関係ないけれどめっちゃ可愛い名前よな)とピアノの左近允茉莉子の人柄がよくわかりました。音楽家トークってグダグダしてしまい何が言いたいのかわからないか台本すぎて固いみたいのが多い(偏見か?)のですがお二人は自分の言葉で話し進行をし中身があるトークをする。聞いていて興味深かったし曲のこともお二人のこともよく知れました。

 

竹田は喋る声が綺麗だなあと思いました。声楽をやっている人で地声にも気を使っている人の中に無駄な頭声でお喋りする人がおりますが(これも偏見か?)竹田は喋る声が柔らかく優しく澄んでいる。綺麗なソプラノらしい声だなと思いました。歌うときもそのままの声で歌えるのが良いです。良い声で歌うというより声が良いから歌うといったところでしょうか。喋り声と歌声のギャップがないのが心地よかったです。

 

オペラアリアでお茶を濁すことなく全て歌曲のプログラム構成。どちらが優れているとかどちらが難しいではないのですが歌曲はオペラアリアのおまけとして扱われるのが嫌なのでこのプログラム構成には感謝です。全ての歌曲に対する熱と敬意を感じる演奏がとても良かったです。特に竹田は表情豊かに歌うので引き込まれました。客席に対して伝えることを忘れない姿勢が良いです。

 

左近允は丁寧で心地よい演奏をしていました。もっとピアノが前に出てもいいのではないかと思う箇所もありましたが会場の大きさやピアノの音がぐわんぐわん響く環境を考えると控えめと感じるくらいでちょうど良かったのかもしれません。大きい会場で聞いてみたいです。

 

驕りのない真面目で丁寧な演奏。自分を大きく見せようとすることもなく高圧的にすごいことをやっているのことをアピールすることもない。1曲1曲と向かい合った結果と曲の面白さを伝えようとする姿勢がとにかく良かったしこのような演奏をできる音楽家が溢れていればいいのにと思う。そしてこのお二人には変わらずにこの姿勢を持ち続けてほしいと思いました。

 

曲と声の印象

ちょっとだけ書いて終わります。

 

最近はマーラーの歌曲が好きなのでマーラーの感想しかないのですが、”Frühlingsmorgen”は滑らかに歌っていた。最初の”Es klopft an das Fenster”の部分は弾み気味で歌いその後の”der Lindenbaum”を綺麗に流す感じがあり1フレーズの中での変化が楽しめました。”Wer hat dies Liedlein erdacht?”は改めて実演で聞いて難しい曲だなと感じました。竹田は中音域が綺麗に均等に声が出るのですがこの曲は硬さが残る印象を受けた。最後の高い音もハマり切らなかったですね。難しい!

 

英語のお歌も上手だったのですがなぜかミュージカルに聞こえるんだよね。これはこの演奏会だけの問題ではないのですが。『メサイア』(ヘンデル作曲)はミュージカルに聞こえたことないけれど。『メサイア』以外ミュージカルに聞こえる説?

 

プログラム後半は日本に一時帰国で始まりました。ドイツでお勉強されているとのことなので日本語の発音がドイツ式(?)になっているのではないかと心配していましたが余計な心配まじごめんでした。とても綺麗です。日本語の「u」の処理をどうするか問題。よくあるのがヨーロッパ言語に則り発音される「u」。いや日本語だから。ウィーン少年合唱団じゃないから。と思っておりますが竹田の「u」は日本語だけれど平べったすぎることもなく歌うことに適した発音でとても好感です。日本語で歌うと爆発する表現力も良いです。

 

日本歌曲でエネルギーを使い切った感あったので最後のシェーンベルクの歌曲たちはもの足りない印象で終わりました。特に3曲目の”Erhebung”は声を張り上げているようにしか聞こえず。順番が違ったらもっと面白く聞くことができたかもしれません。

 

全体を通して高音は綺麗に出ているときとキンキンするときがあったり低音も力まずに出せるときと押すときがあったりと技術にはまだムラがある印象。でも丁寧な曲作りは好感を持てるし良い環境でお勉強しているのだろうなということがわかる演奏会だった。

 

以上です。

 

やっぱり歌曲っていいですよね。みんな歌ってくれ。

 




以上の内容はhttps://mishimashikahika.hatenablog.com/entry/2025/07/20/123458より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14