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オーケストラ伴奏【リサイタル】エリーナ・ガランチャ メゾソプラノリサイタル2025

2025年6月25日(水)19:00公演

サントリーホール 大ホール

エリーナ・ガランチャ

メゾソプラノ リサイタル2025

お世話になっております。

三島でございます。

 

この日は先週のエリーナ・ガランチャさんのピアノ伴奏公演に引き続きオーケストラ伴奏公演にいって参りました。

www.tate.jp

会場はどんな歌手でもそれなりに仕上げてくれる頼もしいサントリーホール先生です。

 

それでは感想いってみよー。

(以下敬称略。)

 

空席以外は満席

お歌の感想の前に客席の話で恐縮です。ガラガラで驚きました。2階席に座っておりましたが空席ばかりでした。移動し放題だし走り回っても迷惑にならなそうです。もちろんそんなことしませんが。1階席前方は埋まっているのが確認できましたが後方は見えませんでした。いかがだったでしょうか。

 

この日は追加公演とのことでしたが追加した意味はあったのか?あったよね?地方公演を開催したことによる遠征組が見込めなかったのか。19時になっても埋まらないから19時30分開演なのかと疑いましたが間違いではなかったです。(大ホールって約2000席あるのね。サイドと舞台後方に席があると稼げますね。)

 

安定の

安定の同一プログラムです。ピアノ伴奏公演と同じオペラアリア、そして後半はこちらも安定のカルメンパフォーマンスです。ピアノ伴奏とオーケストラ伴奏両方で同じ曲が聞けるというと聞き比べて違いを見つけて各々の良さを見つけてと色々面白い発見がありそうですがそんなこともなかったのが残念。

 

逆にいうとどちらでも変わらないパフォーマンスができるということですが。『サムソンとデリラ』(サン=サーンス作曲)の”Mon coeur s'ouvre a ta voix”はオーケストラ伴奏の方がテンポが遅かったのかな。息がぎりぎりだなあと思いました。

 

来日オペラ歌手公演あるあるですがオーケストラ演奏のみが多いよね。世界観を構築するために必要なお時間なのかしら?チケット代そのままで良いし公演時間が短くなってもいいのでオーケストラのお時間減らせませんかね?何を聞きにいっているのかわからなくなる。

 

”Да, час настал! “(『オルレアンの少女』チャイコフスキー作曲)の入りは絶対もっと重い方が良いです。リサイタル全体を通して大きい音出しているとそれなりな演奏に聞こえた。この現象ってなんていうの?プッチーニ現象?。脳が音量に騙されちゃうのかな?指揮者(ガランチャ夫:カレル・マーク・チチョン)は全部暗譜だった?優しいのか興味がないのかわからない指揮だった。

 

本日のガランチャ

前半はワインレッドのAラインのオフショルドレスに長めのネックレス(シャネル?)。とても美しかった。肩部分が落ちたり上がったりしないのはテープで止めてるのかな?後半はシルバー(見方によってはゴールド)のタイトドレスで左右の肩が布で繋がってるデザイン。ドレスの素材は一方向になぞると絵が変わるクッションあるじゃん?おそらくあの素材に近いと思う。サイドや後方(P席)の客席にも気を配りながら歌っておりました。後ろを向いてもそこまで変化がないのはサントリーホールのおかげかな?

 

お歌に関しては疲れが見えまくりでアンコールやらないで帰ればよかったのにといまだに思っている。集中力や曲の方向性はわかるしある程度整ってはいるので聞けないことはない。そして偉大なるサントリーホール先生が響かしてくれるから響きは問題ない。落ち着かないリサイタルでした。

 

ロシア語さん出ておいで

ピアノ伴奏でも発音の甘さが気になりましたがオーケストラ伴奏でも解消されずにモヤモヤです。ガランチャの1曲目”Да, час настал! “(『オルレアンの少女』チャイコフスキー作曲)は言葉が喉の奥から出てこない。前に出てきてくれ!喉の奥の方で歌うことで柔らかで深い声になるのはわかるのですが言葉を犠牲にしすぎではと思わざるを得ない。ロシア語好きなのでくっきりはっきりロシア語をお届けしてほしかった。発音について求めるのがそもそも間違いなのか?

 

全体を通して響きや声の質は統一されておりガタガタではないのは素晴らしいことですが逆をいうと言葉の発音を甘くしたらそりゃ整うわな、という感じっす。本音でまじごめん。

 

サントリーホール先生が響きを鬼のように拾って広げてくれるので余計に歌詞が失われてしまう。響きだけで歌うのは大事。ただ同時に言葉の美しさも味わいたいものです。ピアノ伴奏のときより低音は押しており声質は大きく変わらないものの響きが落ちる感じは否めなかった。高音は天井が低かった。疲れで本領が発揮できなかっただけと信じたい。ただ、どんなに落としても天井が低くても口の形が縦に綺麗に開いており調子悪くても(推定)口の形を保てればなんとかなるってことかもです。

 

”Mon coeur s'ouvre a ta voix”(『サムソンとデリラサン=サーンス作曲)は一番落ちついて聞くことができた。上で書いた通り曲全体がゆっくりだったので息がぎりぎりになりブレスが目立っていたときがありましたがピアノ伴奏公演より言葉もフレーズの流れも綺麗で良かったです。

 

スーパーカルメンタイム

朝飯前のカルメンタイムは声の調子はよくないものの慣れと慣れと慣れのおかげで安定したパフォーマンスを披露してくれました。引き続きで言葉が前に出てきません。ゴージャスなドレスとカルメンという役柄が一致しないのは見なかったことにしよう。初稿版のハバネラが聞けたのは面白い体験になりました。今回の来日での大きな収穫です。

 

”Les tringles des sistres tintaient,“の1回目の”Tra la la la〜”は口を開けずに鼻歌みたいに歌ってました。ときどきこのような歌い方をするのは響きを集めたいからか小さい声で歌いたいからなのか。

 

以上です。

 

この後はナタリー・デセイの来日も予定されております。

こちらも同一プログラム色が強い。

 

とりあえず行こう。

チケット買おう。




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