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その2【オペラ演奏会形式】仮面舞踏会(日本フィル)

2025年4月27日(日)17:00公演

サントリーホール

日本フィルハーモニー交響楽団

広上淳一&日本フィル

オペラの旅!Vol.1

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲

仮面舞踏会

お世話になっております。

三島でございます。

 

27日『仮面舞踏会』の感想続きです。

japanphil.or.jp

時間が経つにつれ演奏会形式といえど2日連続オペラ全幕はしんどかっただろうなという思いが深まっていきます。体力的にも精神的にも恐ろしい話です。完走できただけれでもすごいとプロに対して思うのは逆に失礼だと思いますが本公演は言わざるを得ない気もします。

 

それでは行ってみよー。

(以下基本的に敬称略)

 

エンジン全開

宮里直樹は第一声からエンジン全開でご登場。1人だけマイクつけてるのかな?と思うくらい大きい声。大きいだけでなく声の圧をある。そしてその声を終幕まで疲れを見せることなく歌い続けていた。喉が強くそして体力もある様子。もはや恐ろしいです。

 

記憶にある限りだと『ばらの騎士』(シュトラウス作曲)のテノール歌手の役や『マクベス』(ヴェルディ作曲)で聴いておりますがどちらの役もちょっと出てきておいしく終わる役なのでリッカルドのようにたくさん歌ってたくさんお芝居している常に真ん中にいる役だと印象が変わります。

 

本当に本当にお持ちの声は素晴らしいです。ヴェルディプッチーニ作品を疲れを見せずにバチバチに歌える日本人テノールは本当に貴重だと思います。新国でわざわざ外国人歌手を招聘する必要がないですね。宮里がいます。本物のオペラ歌手である中村恵理を相手に負けることなくバンバン歌い仕事をこなしておりました。正直、中村と並べば差がわかってしまうかなと思いましたが中村が絶好調でなかったのもあり全く差を感じずに最後まで聞くことができました。オペラ歌手としてまだまだ若い30代後半です。恐ろしいですね(2回目)。

 

何回もいうけれど声は本当に素晴らしいです。しかし全体的なつくりの雑を感じました。細かい音型を歌うときに声質が微妙に変わったり全体的に発音が甘かったりする印象を受けた。声が良いため気になってしまいます。逆にお持ちの声が普通だったら気にならなかったかもしれないです。良い声をお持ちが故に求めてしまう部分でございます。そこまでできるのだからもう少しお願いしますという感じです。もしかしたら声量がある分細部への気配りへが難しいのかもしれない。大型車はタイヤも大きいので小回りが効きませんってやつです。

 

刺された直後の歌い方が声量が落ち硬さも減り聞きやすかったので終始その声でお願いしたいところが本音。大きい声は大事だけど大きい声を持っているのだからこそコントロールをしてほしいですね。声量が一定だからお芝居してるのかただ良い声を披露しているのかわからない。ここのフレーズだけでその後またすぐ元気な声に戻っちゃったで是非様々なところでコントロールを効かせてほしいです。いや、いいんですけどね。元気なのは大事。でもなんか正直疲れちゃう。

 

色々思いましたが宮里が巷に蔓延るオペラ歌手とは一線を引いたところにいることも宮里のような声を持っている日本人歌手が稀有なこともわかります。大事にすべき存在なので周り丁寧にが正しい方向に導いてください。周りの人まじでよろしく。10年後歌えないとかまじやめて。

 

ウルリカを歌った福原寿美枝はどのジャンルの歌手でしょうか?第一声は声の所在を探してしまいました。どこか遠くの方で歌っているような距離や壁を感じる声でした。その後も舞台上のどこにいても声との距離を感じました。オーケストラの前にいても響かなく地声で頑張っている感が否めない。だからオペラ歌手の歌に聞こえない。

 

高音は吠えて低音は押し出してとベルカント商法の関係者が卒倒することが予測できるくらい自由な歌唱だった。声を張って大声で歌いたいのかそもそも出ないから力任せに歌っているのかはわかりません発声が散らかっており大変に苦しい。胸声に落として歌うこと自体は良いのですが押し出している感じがひどく中音域に戻ったときと声の差が顕著で綺麗ではない。

 

ウルリカと同じく『トロヴァトーレ』(ヴェルディ作曲)のアズチェーナもとってもかっこいいけれど難しい役ですよね。宮里よろしく声の強さと張りとドスのある低い声を求めたい。メゾソプラノとしてとても試される役です。

 

本日のハイライト

2幕の終わりのサミュエルとトムの”Ah,ah,ah!〜”の部分は素敵でした。なんかすごくヴェルディって感じだった。低音担当が舞台上に揃っていると楽しい。ずっとここだけリピートでも満足したと思う。私はこの部分を歌いながら帰りました(ご近所迷惑)。東京音楽大学の学生さんによる合唱もとても良かったです。適度に力の抜けた歌声だったかと思います。真面目な仕事っぷりとが好感度高めです。中村と宮里と共演できることは良い勉強の場になったと思います。(誰?)

 

(一部を除き)歌手もオーケストラも悪くない割にはオペラとしての緩さが気になった公演ですが日本フィルがオペラをモノにしてく最初の一歩と考えれば悪くはないです。日本フィル、頑張ってオペラやっていこー!!!

 

仮面舞踏会が気になった人はディーマをみよう!迷ったらメトロポリタン歌劇場

www.youtube.com

 

指揮:広上淳一
演出:高島勲

アメーリア:中村恵理
リッカルド:宮里直樹
レナート:池内響
ウルリカ:福原寿美枝
オスカル:盛田麻央
シルヴァーノ:高橋宏典
サムエル:田中大揮
トム:杉尾真吾
合唱:東京音楽大学

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団




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