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【コンサート】ジョルジュ・ビゼー 没後150年に寄せて(東京春祭2025年)

2025年4月6日(日)14:00公演

東京文化会館小ホール

東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ vol.11

ジョルジュ・ビゼー

没後150年に寄せて

お世話になっております。

三島でございます。

 

この日はようやく春祭に行きました。

去年のプログラムが如何に好みの連続だったかを痛感しております。特に歌曲シリーズは良い思いをした。今年は去年よりもたくさん行くつもりでしたが全然行かないというオチ。プログラムは毎年違うからしょうがないよね。今年はルネ・パーぺさんもいないしね。

 

この公演はジョルジュ・ビゼーの没後150年にあたりビゼーの音楽を軽く学ぼうぜ!という趣旨の公演になっており説明ありお歌あり器楽ありでビゼーの短い音楽人生をぬるぬると追っかけました。何があってもビゼーカルメンの人なので後半は全てカルメンに捧げるという時間配分のコンサートでした。

 

それでは感想いってみよー。

(以下基本的に敬称略。)

 

趣旨のもとに

説明ありの公演は深い理解につながったり新しいことを教えてもらったりと音楽だけでは学べない部分を言葉で教えてくれるので好きですし大変ありがたいです。

 

ビゼーの作曲人生だけでなく時代背景や当時のフランスの劇場の立ち位置の説明もありハ長調とかモティーフとかそのような話よりも興味深く聞けました。ハ長調とかホ長調の話をし出す人はそれがわからない人に対してとても冷たいのでその空気感が怖いのね。もちろん偏見です。予習や基礎知識が絶対だとは思っていないけれどあればある分だけ知っていれば知っている分だけ楽しめますね。

 

しかし一個の大きな問題がありました。説明を担当した落合美聡が30秒に1回くらい噛む。噛んでその前の単語から喋り直すを繰り返すのでなかなか集中できなかった。プロフィールを拝見すると落合は研究者だそうです。アナウンサーでもナレーターでもない。喋ることを専門にしている人ではないので求めてはいけない部分かもしれない。でも噛みすぎじゃね?人前で喋ることって緊張するしかなり長い時間喋っていたので全部を読み通して練習する時間もなかったのだと思う。

 

助詞の間違いを直すために言い直すくらいならそのまま突き進んだ方が聞いている方としては楽です。そこってこちらの脳内でいくらでも補える。後。原稿全体が喋りに適しておらず読み物としては優れていそうだけれど人に話しをすることその場で理解してもらうことを考えるならもっとわかりやすい文章にした方がいいなと思った。

 

歌手の話

メゾソプラノ(カルメンのみ)とテノールバリトンというソプラノ不在体制。ミカエラ不在で『カルメン』の上演です。

 

テノール山本耕平は高音が浮つくのが気になった。フランス語は不明瞭で歌詞を見ながらでもどこを歌っているか謎だったけれど(不明瞭だと歌手ではなく歌詞を見たくなる)中音域の発声は安定しておりキラキラテノールではない落ち着いて声は魅力的だと思った。『美しいパースの娘』のセレナード慣れていなそうなのもあって後半にいくにつれ音楽の流れてがなくなっていった。ピアノがとても綺麗に音楽をつくってくれていたので崩壊はしなかったけれど歌単体だと高音や細かい音型のガタガタ感が気になった。

 

バリトンのヴィタリ・ユシュマノフは調子悪かった(?)のか音程が終始甘く山本より発声が浅い。体型的には山本より深い声が出せそうなのに並んで歌うとユシュマノフの発声が浅いのが顕著にわかった。『闘牛士の歌』を宗教曲みたいに歌う人を初めて見た(聞いた)。ミサは隣(大ホール)です。こちらはカルメンです。ピアノ伴奏であっても派手でカッコよく自身の魅力をこれでもかとアピールできる曲な気がするのですがおとなしいし悪く言えば棒読みだった。そしてフランス語は不在。声量を増やすと音も安定し発声も多少深くなるのですが逆にそれは声量で解決しているのであって能力として素晴らしいかと言われれば違いますね。

 

カルメンの山下牧子はパフォーマンス能力は高くカルメンを歌うことに慣れているのだろうなといったところです。客席の扉から登場しゆっくりとお客さんの顔を見ながら歌ったり客席に手拍子を求めたりと行動に余裕がある。歌唱も3人の中では1番芯も声量もあったのは良いところ。低音から中音域にかけてはミックスボイスを多用しておりました。良い声ではあるのですがミックスボイスに頼りすぎかなと思いました。何も知らない人に山下のジャンルを質問したらオペラ歌手と答えてもらえなさそう。ミックスボイスを多用する割に高音との声質の変化がわかりやすく高音だけオペラ歌手状態。まあまあ出ていましたがの「セギディーリャ」の最後の音はハマらず。

 

歌の伴奏をした山岸茂人とフルート伴奏とソロを担当した岡田奏の両ピアニストはとても上手だった。危なっかしい歌唱を支える山岸の安定感と信頼感はとても素敵。岡田のキラキラのヒールを履いて登場し颯爽と弾いて帰るというシゴデキ女感がかっこよかった。カルメン前奏曲の弾き方は余裕たっぷりで朝飯前のような雰囲気でシゴでき女感があった。

 

以上です。

春祭はもう1公演行けたらいいなあ。

 




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