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【オペラ】ファルスタッフ(藤原歌劇団2025年)

 

2025年2月2日(日)14:00公演

東京文化会館大ホール

藤原歌劇団創立90周年記念公演

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲

ファルスタッフ

お世話になっております。

三島でございます。

 

この日は藤原歌劇団の公演に行って参りました。

www.jof.or.jp

天気予報では雪が降るかもとなっておりましたが電車も道路も通常運転でよかったです。確かに寒いのですが冷気が気持ち良く好きな寒さでした。寒さに好きとか嫌いとかあるのか知らないけど。

 

そんな寒さのせいなのか客入りは悪く30%くらいは空席だったと思います。東京文化会館は大きいよね。日生劇場くらいがちょうど良くない?

 

チケットの発券を忘れることが多く今回も開演前に急いで発券しました。劇場周りに各種コンビニを揃えていただけるとありがたい。先に発券すると持っていくのを忘れるので(この前やらかして入場できなかった)電子チケットが1番合っている気がします。スマホ忘れたら全終了なんだけどね。

 

それでは感想いってみよー。

(以下敬称略)

 

表題役

押川浩士の歌唱は最初から10分くらいはよかった。声は大きくないのでオーケストラにかき消されていることも多々あったが基本的に丁寧に歌っている。第一声って本当に大事ですよね。しかし最初の場面も終わらないうちに声に少し変化を感じた。全体的に整っていたのに音の移動と共に声質が変わるのがだんだん顕著になっていく。特に低音域が響かず声も出ていないように感じた。

 

数を数えているときが1番わかりやすかったのですが母音が浅いですね。uもoも深さがなく日本語の発音のままイタリア語を読んでいるようでした。声に深さがないことがファルスタッフという役との相性の悪さを感じました。終曲の出だしのフレーズははっきり歌ってもらいたかった。終わるに終われない。押川だけではなく終曲は全員がやっつけで歌っているように聞こえた。

 

ファルスタッフが舞台の真ん中で大きく構えて存在感を出す。そんな存在感MAXなおじいちゃんが周りにいじられ倒すのがこの物語の面白さだと思っております。押川のファルスタッフは存在感がピストーラたちと変わらず主役感がないので面白みが減る。衣装で老人をつくっていても内なる若さが隠れていない。この日の出演者の中では整った歌唱をしていたほうですがファルスタッフのような老人役ではなくもう少し若い役で再度聞いてみたいなと思いました。

 

新国ボリス君の救世主

本公演には2022年新国立劇場公演『ボリス・ゴドゥノフ 』(ムソルグスキー作曲)で唯一の救いだった歌手清水徹太郎がフェントン役で歌っておりました。他の歌手が軒並み狭い発声でお歌をお届けするなか口の中の空間を有効活用した歌唱を披露してくれました。

 

3幕で舞台に一人立って歌う場面は他の場面と比べると品質が上がります。何にも邪魔されず癖なく声が前に飛んでくるのは聞いていて気持ちいいです。他の歌手と歌ったときに明らかに一人だけ違う印象になるかなと思っていましたが意外にも馴染んでいた。もっと目立つと思っていたので驚きです。以前聞いたときと比べると調子が良くなかったのではないかと思います。高音へ上がるとき若干力が入りますし、何より伸ばす音が伸び切らずに終わっておりました。清水の技術力を信用していきたいので今日が調子良くなかっただけであることを祈ります。

 

ちなみにロミオ歌うそうですよ。

 

女性歌手が4人並ぶのに

この4人は全員同じ感想文になってしまうよと言いたいくらい揃いも揃って上の方で浅く浅く歌っておりました。藤原歌劇団はこのような歌い方をする女性がお好みなのか?女性陣が名前を呼び合って登場してくるのに名前が全然聞き取れなくて焦ったよ。

 

クイックリー夫人が良ければOKみたいなところがあります。私はクイックリー夫人が好きです。佐藤みほの歌唱は音域ごとに声のばらつきがあり低音から中音域にいくような音型は低音域を力みすぎて中音域がスカスカになる。中音域に気を取られていると低音域はほぼ聞こえない。ファルスタッフにご挨拶する場面の”Reverenza!”は音ごとに違う声で歌われていた。”Re”はよく聞こえるけれど次の”ren”は引っ込んでしまい”za”は胸声で押し出す。胸声は良いのですが押し出しは良くない。

 

アリーチェの石上朋美は次の音が少しでも離れている場合にすごく勢いをつけて歌っているような印象が残っています。そして顔面にあたるだけで終わってしまい鋭利な響きになる。アリーチェが先導して物語を動かして欲しいところですがそんな力はお持ちでないのかのっぺりのっぺり物語が進んでいきました。ファルスタッフの存在感のなさとアリーチェの先導能力のなさで1幕35分は2倍に感じました。この作品は軽快にサクサク進む印象だったのに。

 

ナンネッタには誰よりも声の軽さと輝きを求めたいところですが上に書いたように浅いところでひたすら歌っておりました。ずっと同じポジションで歌っているので音ごとに崩れたり母音に左右されたりということはないのですがそもそもその発声がよろしくないのではというところです。3幕の妖精の女王の場面は音楽の流れが美しくなるフレーズごとによく切れていた印象。清水と並んで歌うことが多いためわかりやすいのですが清水が口の中の空間を広く使っているのに対して米田七海は清水の3分の1程度しかあいていない気がします。

 

喜劇とは

字幕が「ハゲ」「デブ」「メタボ」など笑わせようと頑張ってましたね。"Signor Fontana"を「泉さん」と表記するのは日本語でしかできないよね。"Mezzanotte"を「メッチャ真夜中」と表記するのも発音を合わせてきていて面白い。笑わなかったけれど。ごめん。客席から大きな笑いはなかったもののくすくすとは聞こえてきたのでよかったです。大爆笑したい。改めて喜劇って難しいんだろうなと感じました。

 

以上です。

そういえば次公演以降のチケット売っていた方が舞台上より良い声を出していた。

あなたが歌えばいいよ!

 

おしまい。




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