2024年12月13日(金)17:00公演
東京交響楽団
特別演奏会
フーゴ・フォン・ホーフマンスタール台本
ばらの騎士(演奏会形式)

お世話なっております。
三島でございます。
この日は演奏会形式のオペラ公演に行って参りました。
東京交響楽団がジョナサン・ノットさんとともにお届けするリヒャルト・シュトラウスシリーズの完結公演です。
終わりなのか。寂しすぎる。泣けちゃう。シュトラウスのオペラって3作だけじゃないので是非続けてほしい。全部やればいいよ。誰か資金をください。
本公演は会場を変えて2公演ありますが両方とも完売なご様子。めでたい。
『サロメ』『エレクトラ』と高品質な音楽と舞台を提供してくれたからこその期待が乗っかった完売ですね。私も(?)珍しく(?)発売日に購入しました。チケット買った瞬間がピークになることが多いから早く買えば買うほど不安になるものです。でもこの公演ばかりは期待しても大丈夫でしょう。最高のシュトラウスをください。
それでは感想言ってみよー。
(以下基本的に敬称略)
期待通りか?
諸事情により1幕は半分くらいしか聞くことができませんでしたので半分だけで物事を図るのは大変に難しいし不誠実な気がしますが1幕はひたすらとっ散らかっているような印象を受けました。そもそも登場人物が多くわちゃわちゃしている場面なのでしょうがないとは思いますが何とか音楽が先導してほしかったなあと。
序曲も出だしは良かったものの全体的に遠慮が見られました。『エレクトラ』ではないけれどもっと攻めていいんだぜ?と思います。
1幕の満足度はどこで測られるのだろうか?最初の元帥夫人とカンカンも大事。オックス男爵も大事。
そして異色を放つ一人だけイタリア語なテノール歌手も大事ですね。村上公太の歌唱はこれを良い歌唱としてしまうと声楽やオペラの歌い方の話が変わってくるよねというような歌唱でした。胸から上で歌っているので声に深さもないし豊かさもない。高音ジャンプは口周りの筋肉で頑張っており声は出ているけれど伸びないし響きもよくない。「歌手」の役だから「歌手」としての説得力が欲しい。
2幕と3幕は大変に美しかったので1 幕を頑張ってくれれば期待以上になるかと思います。『サロメ』『エレクトラ』と比べると登場人物も多いし上演時間も長いので品質が落ちることは期待の裏に覚悟しておりましたが想像通りになってしまったのは残念。
ゾフィー大正義
ゾフィー役のエルザ・ブノワが歌っていると安心した。声が美しい。歌の内容じゃなくてブノワの声の美しさに涙が止まらなかった。こういう人が「歌手」でありそうであるべきなんだなと。
カンカンとゾフィーってこんなにゆったりとそして真剣に会話しているんだなって気づいた。音がついた言葉なのではなく人の心がそこにあると言いますか、お芝居なんだなって改めて思った。キンキンしないブノワの声とカトリオーナ・モリソンの無理のない自然なメゾソプラノの声が美しい。
ドイツ語も聞き取りやすいのでストレスが少ない。幸せだった。モリソンも表現力も高く対ゾフィーと対元帥夫人で表情を変え雰囲気を変えとさまざまなカンカンを見せてくれた。
初対面の2人の時間を上手に描き出すものだなあと思いました。出会いの一瞬にスポットライトを当てるのではなく流れていく時間の中でお互いを認識し合うような空気の流れが美しい。この辺りは演出のサー・トーマス・アレンの力でしょうか。相変わらず引き算の上手な良い演出でした。
元帥夫人のミア・パーションも表現力が高く自分の決断と心の葛藤がよくわかった。もう少し声量があると嬉しいが気品がある誇り高い元帥夫人に出会えてことは本当に嬉しいです。もっと声が乗れば良い。よろしくお願い致します。
この記事の更新をしている今は2回目(川崎公演)の幕間でございまして。なので2回目の方で書きたいことは全部書きます。
走り書きも良いところです。
時間の使い方の下手さが悲しい。
師走らしく師走ってるのでお許しください。
では川崎公演の感想に続きます。
一旦おしまい。