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【コンサート】二期会新進声楽家コンサート

2024年10月19日(土)14:00公演

東京文化会館小ホール

Tokyo Opera Days 2024

二期会オペラ研修所第67期マスタークラス修了・成績優秀者による

二期会新進声楽家コンサート

 

お世話になっております。

三島でございます。

 

先日コンサートに行く予定があったのですが会場を間違えてしまい間に合わなかったというミスをやらかしました。開演時間を間違えることはよくありますが劇場を間違えるのは初めてです。新国立劇場の小劇場と中劇場は間違えたことあるけれどこれは同じ敷地内だからカウントせず。同じ区内だったのですが最寄り駅が違うので断念。余裕を持って到着していれば間違えても間に合ったかもですがギリギリ行動マンなのでだめでした。事前にきちんと確認しましょうねということですね。反省。

 

さて、この日は二期会研修所さんのコンサートへ行って参りました。研修所系のコンサートは新国のオペラ研修所の公演に続き2回目のはずです。藤原歌劇団行けばコンプリート?サントリーホールもあるのか?

 

これから羽ばたいていくであろうフレッシュな方々の演奏なのでなるべくマイルドな感想にしたい。

全体的な感想だけで終わりにしようかな。

 

それでは感想行ってみよー。

(以下敬称略)

 

並べる気もないけれど

良い意味でも悪い意味でも全員が同じくらいの技術力でした。あまり上手ではなく悪目立ちするような方はいません。これは良いことです。入所の段階で一定のレベルを求めている(つまり誰でも入所させていない)のか研修所が成長しやすい場所なのか。専門に勉強していたことがわかる技術力や表現力でした。

 

ただ、逆をいえば頭1つ抜けてるような方がいないのです。かといって平均値が高いわけでもない。成績や試験の順位はあると思いますが外から見ている分には一番上のも一番下も大差ないと思います。歌の上手さが全てではない世界ですが(全てであってほしいのだけれども)同期の中で群を抜いて上手、圧倒的に輝いている人がいるべきですし全員がそうであってほしいですがなかなか難しいものですね。

 

しきたりかな?

高音を出すときに両手を上に広げる人が多いのが気になった。悪いことではないのですが気になった。全員が全員やっているわけでもないのですが濃く確率で手を上げている。何か音楽的にお芝居的に意味があってやっているのではなく高音を出すために手を上に伸ばしているように感じました。研修所の方針かもしれません。

 

高音ついでに書いておくと大体の方が取ってつけたような高音の出しかたをしていた。音になっていなかったり上がりきらなかったりということはほぼありませんでしたがとにかく出せばいいような歌い方は残念だった。「綺麗だな。伸びやかだな。」と感じることはなかった。でも客席の満足度も本人の満足度も高さそうで高音飛ばし大会はやっぱりウケるんだなと改めて実感。でもそれって音楽なのかという疑問はいつも残る。

 

気になったところをピックアップ

気になった部分をちょっとだけ書いておしまいにします。これは良い意味だけではありません。

 

2部前半に完成度が高い歌唱をした方が集まっていたように感じます。1部ではどの言語でも言葉が不明瞭で二期会研修所は発音には力を入れていないのかな?と思っていましたが『タイス』(マスネ作曲)の”Ah!je suis seule enfin〜”を を歌った岡うららのフランス語の発音は鮮明に聞こえました。フランス語初学者の癖に異常にフランス語の美しさにこだわる私も納得の発音。岡の歌唱は感情が入っておりとてもドラマチックでした。曲を自分のものにしており表現にも歌にも発音にも抜かりない。コンサートの中で一番発声の技術に気を取られず曲に集中して聞くことができました。

 

次に『キャンディード』(バーンスタイン作曲)の”Glitter and Be gay”を歌った秋山陽香もお芝居上手で素敵でした。曲の世界を会場に広げることができ可愛らしいお芝居を楽しむことができました。発音や発声に気を取られることがなく常に役として歌っているように見えました。高音も寄り道することなく出すことができており表現力と技術力の両方が安定した歌唱となっておりました。これは秋山に限った話ではありませんが英語の歌唱は発声が浅くても気になりませんね。不思議なものです。

 

2部の始まりは『ドン・パスクワーレ』(ドニゼッティ作曲)の”Pronta io son〜”でした、つまり二重唱です。とてもテンポが悪かった。声の出し方やイタリア語の発音が気になる前に乗り切らないテンポにどう着いていけばいいのかわからなかった。ゆっくり歌っているわけではないのでに言葉の掛け合いが上手くいっていないので全体的に弛む。お芝居として面白い場面なのに上手に音楽を運べていないので面白みが消えてしまった。如何に音楽と芝居が結びついていることが大事なのかわかった。また草野七海の芝居がワンパターンなのが気になった。全体的に抜け切らない仕上がりとなっており好きな曲の一つですが楽しめなかったです。

 

『椿姫』(ヴェルディ作曲)よりど定番”Sempre  libera〜”を歌った山元三奈は高音の安定感と丁寧な音の運びで歌いきった。有名な曲をあえて歌う度胸も素敵ですね。真っ向勝負といった感じです。ミスしたら逃げ場ないじゃん。みんなにバレちゃうじゃん。そんなこと考えていないのか堂々とした歌唱でした。素晴らしいです。このレベルを全幕で出演したときに披露できれば大変素晴らしい公演になると思います。低音域はピアノと同化していたのでもっと響くようになったらなお良いですね。

 

1部で『セビリアの理髪師』(ロッシーニ作曲)”Una voce poco fa〜”を歌った長崎真衣は細かい音型を完璧にこなしており気持ち良いくらい転がっておりました。ロッシーニの曲はこうでなくしゃと思えるくらいに良かった。転がす技術は素晴らしいのですがイタリア語の発音があまり美しくない。もったいなかった。出だしの”Una”が完全に日本語だったしその後も日本語が全面に押し出されたイタリア語でした。アクセントがどこにあるのかわからない歌い方でした。母音が均等すぎる。転がるからこそ他の部分も頑張っていほしいものです。

 

以上です。

全員のドレスが素敵だった。お高そうなドレスだった。

 

彼らの未来が明るいことを祈ります。

祈りながらも需要(公演数)と供給(歌手の人数)があってないことは隠せない。

 

おしまい。




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