
先日、妹とランチをしたあとに、自家用車を運転して大磯の町まで行き、国道沿いのコインパーキングに停めてから、近くの路地裏の墓地の近くにある黒い建物のカフェに行きドリップコーヒーを飲みながら少し読書ができました。墓地といっても、明るい春の陽ざしを浴びていて、ぽかんとした、のんびりとした感じでした。そのあと大磯港まで散歩をしたときに、この港の船着き場でサッカーボールで一人で遊んでいる青年を見つけて何枚か写真を撮りました。もちろんカラーのデジタル写真なんですが、あまり青年が浮き立って見えないという感じだったので、モノクロに加工してみたら、急に気に入る写真ができました。画面の左側に高いポールとまん丸いドームを持った、夜になると灯る街灯(?船着き場の灯り)がありますね。これ写真を撮るときにけっこう気にしていて、この位置に収まるように意識的になっていました。手前に拡げて乾かしているのは漁業の方の網なんですね、えんじ色、たしか。
大磯のこの港は、こうして船着き場があり、それを作っているいくつかの突堤には日がな一日のんびり過ごす釣り人たちがおおぜい来ています。家族連れが多い、あとカップルも。誰かがラジオを持ってきて流していても、それになんとなく耳を傾けてみたり。うるさい!という人もいなさそう。
茅ケ崎の漁港も数年前まではこんな感じで、漁業関係者以外立ち入り禁止と書かれていても別段怒られるわけでもなく、三々五々、人々が散歩に来たり釣りをしたり過ごしていましたが、数年前に漁港が整備されたり大きな駐車場がオープンしたときに、船着き場や魚を水揚げする場所には一般の人は入れなくなりました。仕事の場所だからそうしたほうがいろいろと仕事がはかどるのであれば、それは当然のことでしょう。でもまぁ、勝手に散歩して、ふーむなるほど・・・と、感心してみたり新たな発見に驚いたりしてるのも、邪魔くさいでしょうが、どこかに少しの余白もあって欲しいものです。
下はカラーです。こうしてみるとカラーもいいじゃん、とか思うところが、楽天的というのかなんていうのか・・・自分に甘いってことですかね?
まぁニューカラーっぽい写真なので基本はアンチクライマックスです。でもサッカーの青年のことはじっと見ていて、ファインダーの中でですよ、それでここぞと思うときにシャッターを押しています。アンチクライマックスを装ってそのごく一部にクライマックス的な拘りを持って撮るって、どういうことかといえば、実はそういうもので、有名写真家も無名写真家も、みんな、そういうものだ、ということ・・・なのかしら。
