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ロックンロール・ナイト

 車を運転しながらUSBメモリーに入れた音楽を聴いていく。たまにスマホを使ってSpotifyからだったり、CDトレイから聴くこともあります。自分だけの流行があって、若い頃聞いた音楽が多いですが、最近のバンドのときも、そうですねえ、短いと半月くらい、長いと二か月くらい、そればかりを聴いている感じです。もちろん、決まりがあるわけではないので、そんなときにも時々別の音楽を挟んで聴くこともあります。最近よく聴くのは、ここ何回かのこのブログにも書いたレッドツェッペリンのほかには佐野元春。80年代90年代だけではなく、最近のアルバムも含めて聴いています。十年くらい前でしょうか、NHKで「佐野元春のザ・ソングライターズ」という番組があり、歌詞というか詩について、毎回ソングライターの方をゲストに呼んでトークをしていました。番組司会をやるくらいだから佐野元春は詩人として抜擢されたんだろう。

 佐野元春の、とくにむかしの曲の歌詞は、今聞くとずいぶんおセンチな感じもしますが、かっこいいとも言える。とくに歌詞を聴くと画像が浮かぶ曲が多いと思います。「グッバイからはじめよう」を聴くと、ポケットに手を入れて立ち尽くしている男性のなぜか黒いシルエットが、私のあたまには浮かびます。その向こう、小さく去っていくロングスカートを履いた女性のシルエットとともに。もっと具体的に、写真集のページを捲るように、そうだなぁ・・・エグルストンとか高橋恭司の写真集に写された「物」の写真が続けざまに浮かぶのが「ロックンロール・ナイト」。そういう「物」の描写を抜き出すと・・・

擦り切れたレコード 雨に煙るメリーゴーラウンド 落書きの誰かのイニシャル 車の中のカップル(歌詞ではロミオとジュリエット) 古ぼけた映画のポスター オイルまみれのモーターバイク 瓦礫のなかのゴールデンリング ボロボロのレザージャケット (悲しげな)タイヤの跡 (優し気に)眠る池の白鳥 街路樹の道に停めた車 。

 写真集のページを捲るたびにこういうものの写真が順番に現れていくような。そしてその写真集を見終えると、思わず失った時間にちょっとセンチになり、悔恨と懐かしさがまじりあった気持ちがやってくる。ここにうたわれた「物」や「景色」を誰もが(そうですね、55歳以上くらいの方たちかな)、あの頃に、見ていた記憶があるんじゃないですか?

 なんて思いながら「ロックンロール・ナイト」を聴きつつ車を運転していたわけです。そして帰宅してテレビを付けたら(土曜日、2/14)NHKBSで、偶然ですね!2023年の佐野元春のライブをやっていました。ロックンロール・ナイトは歌ってなかったけど、サムデイを歌う前に、こんなようなことを言っていました。

 ぼくたちはいま、大瀧詠一PANTA清志郎坂本龍一もいない時代に生きている。個人的にはぽつんとした感じ。彼らの新しい音楽はもう聞けないのが悔しい。だけど僕はまだこうして続いています。彼らが残したものを忘れないように。

 ここからのSOMEDAYです。なんかちょっと目が潤んじゃいました。

 




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