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写真とは

 通勤の行き帰りの自家用車の運転、行きは早朝5時半に出発すれば一時間くらいで会社に着きますが、帰りはその日によって所要時間はずいぶん変化します。でも平均して二時間、長いと三時間近くかかる日もあります。写真は国道一号線の横浜市戸塚区でしょうか、ずっと工事をしている場所にあるバス停留所。赤信号と渋滞でずーっと車が動かないときに撮りました。昨年の11月の写真です。一番上の写真がバス停留所でバスを待っている二人の人を見つけて撮った写真、次のコマはコンパクトデジタルカメラオートフォーカスが誤動作してピントが外れてしまった写真、その下は反対車線を走る車が写りこみました。

 これが例えば6秒のあいだのことだとすると、6秒のショート動画にもできたわけで、途中オートフォーカスが外れてまた合って、そして左から車が入って来る、というような動きのある動画に。でもなぁ、なんでしょうね?動画よりも切り出された数枚の写真のつながりで時間を現わしているものに、とても惹かれるんですよね。その方が撮影者がどこを見て、なにを面白いと思ったのかが晒されるからなのでしょうか?静止画は静止というくらいだからあるシャッター秒のあいだに切り取られたそこの光景を残している、言い替えると時間に関係はしているが流れている時間のあいだにそこに起きた光景の変化をまんまとらえる動画ではないから、不自由な時間のとらえ方しかできないのが静止画だとすると、その不自由がゆえにより意識的に時間をどう表現するかにこだわることが起きることがあるんじゃないか?と思いました。

 

 話変わって・・・

 昨日の夜、とあるプロの写真家さんと話す機会があったのですが、話すというかお話しを聞かせていただく機会というのかな、その方の考え方だと、自分がプロである以上アマチュアの方の撮る写真を上回って鑑賞者になにかを感じてもらわなければならない、そのためには言葉が大事で、言葉があるから思考が始まり、思考の結果やることが明確になり、それに沿って行動して、写真が撮られる、という流れで、自分だけの写真を撮っているとおっしゃっていた、でもその一方で、そうして事前に思考した通りにはいかず、現場で起きる様々な予想外のことがあり、それには臨機応変に取り組む柔軟性が必要で、そこに導かれることも大事、とも。だから、なんとなくかっこいい、とか、なんとなくきれいとか、みんながこう撮っている流行があるから真似てみたとか、そういうなんとなくそれっぽい写真は、言葉・思考・行動・写真の芯がないからまとまらない、なにが言いたいのかわからない。そうならないためには言葉でコンセプトを作ることが大事だと、そんなことをおっしゃっていました。これと似たことはアレック・ソスの2023年の葉山の美術館の展示のときに流れていたソスのドキュメント映画のなかで、ソスが言っていたと思いながら聞いていました。ソスはさかんに「導かれる」と言ってその場での新たな出会いを大切にしていた、でもその一方で、撮影計画は紙に書いて綿密に作っていた、と思います。

 日々カメラを持ってやたら写真を撮っているわたしの写真行為って一体なんだろう?と思います。たぶん言葉からはじまるコンセプトとは違う。以前どこかで見た生前の××さんのインタビュー動画で、××さんは「どこへ行くにもカメラを携帯し、犬が電信柱におしっこをするみたいに、どこにいても撮らずにいられない」と言っていました。が、もうずいぶん時間がたってわたしの記憶が間違っている可能性があるので実名は書けず、××にしましたが。。。

 たとえば故・須田一政さんが「(世間的に彼の写真に対してよく言われているような)日常に潜む異界が見えた瞬間を記録しようというコンセプトで撮ってます」なんて言わなかったわけで、生前のトークショーでは「なんでそこを撮りたくなるかという、自分のことを知りたいというような思いはあるんです」的なことをたぶんおっしゃっていたと思います。撮った結果に事前のコンセプト確立とは違うところから個性が現れるという感じでしょうか。

 写真はカメラという道具を使って作られる。カメラをペンに置き換えると、ペンから書かれるものには、ノンフィクション/ドキュメントもあれば創作もあり、創作にはエンタテイメントも詩歌も純文学もあり。あるいは報告書類もある。ノンフィクションを書いている人の書くに至る動機やそのための準備と、純文学を書いている作家の書くに至る動機やそのための準備は違うに決まっている。

 とかなんとか、またぞろ考えているわけですが、大寒波が日本列島を覆っているそうで、やたら寒いですね。またもや読んでいただいても面白くもなんともない話を書いてしまったな。自分の思考の備忘のようなものですね。

 




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