以下の内容はhttps://misaki-taku.hatenablog.com/entry/2024/12/01/223522より取得しました。


記憶の連鎖

 なにか一つのことをきっかけにして、記憶に上って来ることがあり、そこからいろんなことが繋がっていきます。たとえば今は日曜日の夜の22:05で付けっぱなしにしてあったテレビにはEテレのクラシックの番組が映っていて、小さな音量で交響曲(第四番ベルワルドと画面右上に書かれている)が流れています。画面を見ると白髪の西洋の方が指揮をしています。

 すると、二十歳前後、もう少し若かった?頃に、神奈川県平塚市の、いまはもう取り壊されてしまった「市民センター」というホールでクラシックだったのだろうか?それともブラスバンドだっただろうか、なにかの演奏会に行き、その開園前に座席で、さっき平塚市の市川カメラ店から受け取って来たモノクロフイルムのネガになにか写っているかをそっと目立たぬようにチェックしている自分が思い出されます。演奏会つながりの記憶。

 ユーミンの曲にジャコビニ彗星のことを歌った曲があり、あの歌詞にはたしか72年というところがありましたね。

 その演奏会のときになにか写っているだろうか?と早く知りたかったのは、ジャコビニ彗星による流星群が現れると予想されていた夜に撮った写真で、なにかひとつでも写真に写っているか?知りたかったのです。72年はわたしは15歳で、高校一年生だったのか。演奏会はたぶん中学のときに属していたブラスバンド部のつながりのものだったんじゃないか。

 ジャコビニ彗星の夜はユーミンの歌詞にもあるように、結局流星群なんかどこから夜空を見上げても現れなかった。だいいち空は曇っていたんじゃなかったか?それでも私と友人の二人は、近所にあった四階建ての建物の屋上からさらにエレベーター機械室の梯子を上がった屋根に上がり、もちろん事前に許可を得ていましたよ、そこから双眼鏡で空を見たり、三脚に載せたカメラで、人の目には見えなくても長時間露光をしておけばなにか写るんじゃないか?と淡い期待を抱いて、写真を撮ったりしていました。だけどなにも写っていなかったな。あたりまえですね。

 というふうに、ひとつの目の前に現れた事象から、記憶がひょいと出て来る。このひょいと出て来る記憶の分量が年齢を重ねれば重ねるほど多くなっているとすれば、老年になるほどに、話すことといえば、まったくもう昔の思い出話ばっかり・・・と言うことになるわけですが、そうなのか?実際にこういうときに現れる記憶って、20代以前のことが多いんじゃないか?ということは三十歳を越えたあたりから、上記の分量はそんなに変わっていないのかもしれないな、と思ったりもします。

 さて、こうして平塚市民ホールの客席でジャコビニ彗星の夜に撮った写真のネガをチェックしたというひとつの記憶が現れて、そこからさらに、そういえば、その日だったのか別の日だったのか、同じ客席で、ななめ後ろに座っていた中年女性が二人で、有吉佐和子のはなしをしていたな、などという、なぜそんなことを覚えているんだろう?という記憶が現れましたが、そのことをこうして書いているうちに、また別の日に平塚市民センターの座席で誰だったんだろう、家族か親戚か友人か、誰かの背中と後頭部に、後ろに座った人が誤ってホットコーヒーをこぼした、というちょっとした事件があったことも思い出しました。

 こういうのは、頭でぼんやり考えていると、そのうち違うことに頭のなかで考えていることが移行していくから、ここまでは思い出さないんじゃないか?だけどこうして時間をかけて有吉佐和子のことを書いていたからホットコーヒー時間が思い出されるのでしょう。そして70年代のホットコーヒーと言えば、平塚の駅ビルにあった喫茶店で・・・等々、次の記憶が現れる。そのうち記憶のひとつに含まれていた、なにかが、じゃあ今はどうなっているのか?なんて調べたりして、そこからなにか今現在にやることが出て来るかもしれません。

 こういう個人の思考の連鎖のようなことが、どうも気になるな。なんかこう・・・昨日のブログに書いたことにつながりそうだけど、なにかこう創作のコンセプトにつながりそうな感じで。わけのわからない終わり方ですいません(笑)

 写真は渋滞で動かない車の中から。JR東日本横須賀線保土ヶ谷駅付近の国道です。

 

 と、ここまで書いて、かつてこのブログでまったく同じ話を書いたよなあと思い調べてみました。すると

ジャコビニ彗星の日のこと - 続々・ノボリゾウ日録 by 岬 たく

というのが出てきた。書いてあることがほぼ完全一致しているじゃないですか!でもいまより記憶の細部が、四年前に書いたときは、はっきりしてる感じもしますね。




以上の内容はhttps://misaki-taku.hatenablog.com/entry/2024/12/01/223522より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14