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GRAPHGATEと吉田志穂展からコンセプトとはなにか?を考えた日

 写真は東京都品川の品川セントラルガーデンで撮りました。この近くのキヤノンマーケティングジャパンで開催された第二回GRAPHGATEのグランプリ選考審査会を見てきました。写真新世紀を引き継いだ公募イベントですが、以前よりコンセプトを明確に説明できるテキスト化されたプレゼン力がより望まれるようになった感じで、その点はたぶんグローバルな流れに沿っているし、動画作品も多くなり(今回のグランプリも動画作品でした)時代とともに基準も変遷していると思いました。

 そのあと東京駅まで電車で移動して東京駅八重洲口近くにあるギャラリーBUGで吉田志穂展「印刷と幽霊」も見てきました。吉田志穂展のコンセプトが書かれた公式の記事には「意図的に発生させた予期せぬエラー」という表現がありました。印刷における予期せぬエラーが、写真を撮るときに漠然と感じられる「見えないあるもの」という感覚をその「予期せぬエラー」で導こうということなのでしょうか?意図的と予期せぬは相反するようにも思えますが、どこにどうエラーが表出するかまでは定められないが、いずれなんらか破綻するでしょう、というような仕掛けを印刷機に与えて写真印刷を大量に作り、その必然的偶然のエラーを幽霊と呼んでいるのでしょうか?ところでコンセプトが面白くても、作品自体はぜんぜん面白く見えない、ということが最近はよく起きていそうなのですが、この吉田志穂の写真展の写真は、言葉にするのが難しい、大量印刷ゆえに感じる、ちょっと懐かしいカッコよさを感じられて、作品もとても良かったです。

https://bijutsutecho.com/magazine/news/promotion/29837

 1950年代終わりころに設計製造されたミノルタのオートロッコールPFの55mmF1.8というレンズで撮りました。数か月前に千数百円だったかな、ヤフオクだったかメルカリかもしれない、そういうネット販売で買ったミノルタSR-1というカメラにくっついていたレンズです。カメラの方はシャッターが切れません。一度かなり深いところまで分解して清掃したりモルト張り替えしたり注油をしながら組み直したのですが、治りませんでした。でもレンズは壊れていなかったので、こうしてオールドレンズ遊びが出来ます。

 わたしも属する多くの、一般的カメラ好きおじさん、ちびまる子ちゃんのたまちゃんのパパのようなひとたち、は、既存のコンテスト等の良し悪しの既存の基準に則って「よくできました」の花丸スタンプを押してもらうべく、せっせと写真を撮っていて、この行為にはコンセプトなどないですね。定められた感じをお習字でなぞっているのがこのコンセプトのない写真撮影で、字を真似るのでなくその字を駆使して新しい文章を書いているのが自らが考え出した新しいコンセプトに基づいて構築された写真作品、そんな感じかな・・・

 だけど、撮りたいところをまずどんどん撮って行って、そこを撮った理由は私的な嗜好だけかもしれない、その嗜好がいつどう作られたかは不明だが過去生きてきたいつかの出来事の積み重ねが嗜好を決めたのか?その嗜好の理由をあばくために、撮りたいところをどんどん撮って行く。これは自分探しと言う壮大なコンセプトに基づく写真撮影なのかな?その嗜好の理由をあばくことに意識的であるか、そんなことは考えもしないでせっせとお習字のごとく写真を撮ることの違いは、出来上がった写真が同じであっても、前者は芸術行為であり、後者はただの習い事であるのかな?

 コンセプトには自らが作品制作の現場のあれこれのなかで、変容していく自由が許されているのだろうか?とかね、いろいろと難しいことを考えちゃう日でした。




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