
横須賀美術館で開催していたセンス・オブ・スケール展が最終日。自家用車を運転して開館前の9:45くらいに到着する。列の10番目くらいには並んでいたのですぐに入場できたが、ずいぶん長い列になっていた。ほぼ子供連れのご家族。最初の部屋に入ると、中谷宇吉郎の雪の結晶の写真、あるいは人工雪の結晶の写真からはじまる。ついで野村仁の太陽。そして松江泰治の空撮写真。子供たちにとっても面白いに違いないのは、ノートやクリップをプールや椅子に見立てて、ミニチュアの人のフィギュアを置いた田中達也の作品。鈴木康広は二年前かな彫刻の森美術館で大規模展を見たが、新作は、上の写真にある横須賀美術館の前の東京湾を行き来する船の動画を、空間で高速で振動するワイヤーの?半透明になるスクリーンに投影した作品。そういえば多摩川の流れにその多摩川を写した動画を投影したパフォーマンスを行ったのは山中信夫?でしたっけ?そんなのも思い出した。鈴木康広はなんか都会的な洗練されたウィットに富んでいると思います。センスオブスケール展の美術館の口上には「スケールが変われば、なじみの風景や事物も、大きく印象を変えるでしょう」とある。その印象を変えるところにウィットがあることが粋につながると感じる。あまり四角四面にならずに驚きを楽しみに変えているのがいい。
美術館の屋上までやってくる人は少なかった。今日は雨模様の曇天だった。東京湾をはさんだ対岸の工場地帯?のうえに怪しげな雲が浮かんでいる不思議な風景。そこを写真にたくさん撮ってみました。