
1886年(明治19年)室蘭郡輪西村(幌萌、中島、知利別、幌西周辺)と呼ばれていたこの一帯(中島台とも呼ばれていた)を中心に、第1回入植屯田兵のための兵屋が110戸建設されました。兵屋と同時に、中隊本部がここに置かれ、その付属施設として建てられたのが、こちらの火薬庫でした。このほか、練兵場、射的場、兵糧庫、共同作業場、学校、牧場などが付近に設けられましたが、現存するのはこの火薬庫のみです。道内にはいくつか屯田兵村火薬庫が現存していますが、木造は珍しく貴重な存在です。しかし木造のために、外壁や柱の一部は老朽化が激しかったので、2006年(平成18年)に修復されています。このとき、柱と外壁の一部、窓などを新しい木材に取り換え、屋根は柾葺きから鉄板葺きに張り直し、擬木の基礎部分に変更していますが、それ以外は、おおむね当時のまま残されています。扉の引手部分は当時の形状を残した貴重なもの。現在は中島神社の祭典用具庫としても使われているそうです。

▢なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
⇩はてなブログの「ミュージアム」カテゴリーに参加しております。いつも1クリックありがとうございます。ブログ運営の励みになっています。