
宮城/仙台市博物館、常設展示(2025年現在)
(WEBサイト→)
支倉常長は近世初期(江戸時代前期)藩主伊達政宗の密命を帯び、ヨーロッパに赴き、ローマ法王に謁見した人物として知られています。こちらは、ロザリオを持つ支倉常長像です。十字架上のキリストに祈りを捧げる支倉常長本人を描いたもので、実在の日本人が描かれた油彩画としては日本最古のものとされています。支倉常長はローマ法王の親書を携えて帰国しますが、当時は日本全土に禁教令(キリスト教の禁止令)が出されていたため、藩主伊達政宗も支倉常長の帰国を明らかにできませんでした。そのため、本図は以後支倉家に保管されましたが、息子の支倉常頼の代になって支倉家が改易されたため、以後は江戸時代を通じて仙台藩が保存・管理をしていたそうです。案内してくださったボランティアガイドさんが本図を前にして「こちらの図像に、十字に跡が残ってるのは何故だかわかりますか」と仰っておりました。最古の油彩画として、また当時の日本とヨーロッパを結ぶ関係性を示す資料として、当図像を含めた「慶長遣欧使節関係資料」は、国宝に指定されています。また、ユネスコ記憶遺産にも登録されました。
「観るだけ美術部」部長は、2025年5月30日に、こちらの仙台市博物館にて、実際に本図像を観ることができました。
▢なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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