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僕は会話に入れない

この間映画を見に行って、その後シーシャを吸いに行った。

 

これは本筋と全く関係ない話なんだけど、触れないのも気持ち悪いので軽く書くと、最近シーシャにハマっている。大体隔週くらいで通っている。

店に行くと明らかによく来る人として接してくれる。僕のことを僕個人として認識している人は、会社の人を除けばこのシーシャバーの店員と理容室の店員くらいしか半径50km圏内に存在しない。それくらいの頻度で行っている。

だからと言って、シーシャに特にこだわりがあるわけでも知識があるわけでもない。この味が好きとかもなく、毎回行ってからどうしようかなと迷っている。なんとなく楽しいだけで通っている。

それでも、僕が持てる数少ない会話の手札なので、サウナと一緒に会話における趣味のデッキに入っている。大体「はえ〜」みたいなリアクションをされるけど、深く突っ込まれると特に答えられないので、尻すぼみに終わる。

 

余談終わり。

そんな訳で、映画を見た後にシーシャバーに行った。イヤホンをつけて適当に動画を見ていた。動画が終わって耳に流れてくる音が途切れたとき、ふと他のお客さんと店員の会話が聞こえてきた。

どうやら客側が見てきた映画の話をしているっぽい。しかもその映画というのが、まさに僕が直前に見てきた映画だった。もう会話に入るなら絶好のタイミング。ど真ん中に放られた棒球、あるいはキーパーのいないドフリーのゴール前みたいな完璧なシチュエーションだった。

「その映画僕もさっき見ましたよ、良かったっすよね〜」みたいな感じで交ざっていけば、余程のことがない限りそれなりに盛り上がる会話ができるだろう。

その言葉が喉元まで出かかって、結局言えなかった。いや、喉元までは出てないな。気管の下の方まで出て、引っ込んだ。

 

 

なんで話しかけられなかったんだろうなと思って、理由が3つほど分かった。

まず、僕が交友関係を広げるのに強い苦手意識を持っていることだ。職場だったりクラスだったり、そういった所属する必要のあるコミュニティに馴染むみたいな必要に迫られない限り、人脈を広げる一歩目を踏み出すのが極めて苦手である。

 

あと、会話が続かないことを危惧している。話しかけたあと、なんか盛り上がらないまま微妙な感じで終わって、その後に気まずい空気のままシーシャを吸い続けるという最悪の状況を想定してしまうのだ。

余程のことがない限り会話は盛り上がる状況だが、余程のことは起こりうるのだ。僕は会話を続けるのが下手なので、そういう未来は予想できる。こういう言い訳はスラスラ出てくるのにね。

 

あと、これも割と致命的ではあるんだけど、僕は感想を言うのが下手だ。苦手だとも言える。なんだかんだこの日記も数年続けてるけど、ストレートに何かの感想を言うということはほとんどしていない気がする。

何かを受容して、それに対してどういう感情を持ったかということの言語化が極めて不得意だ。何かしらの作品に対して、自分なりに解釈して言葉にするというのが多分できない。

そういうのを話す必要性に駆られたときは、巧妙に状況説明だけして逃げるようにしている。要約はできるけど感想文ができない、そんな感じ。

 

そんな感じ。こんな偏屈なことを考えているから、僕は会話に入れない。




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