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正座

少し前に法事があった。法事と言っても大分年数の経った回忌法要で、少ない親族で集まるこじんまりとしたものだった。

そんな小規模な形であったため、なんかアットホームな感じであり、椅子も用意してあったために、正座をすることもなかった。せっかく長時間正座をする覚悟を決めてきていたのに、少し拍子抜けだった。

この覚悟のもって行き場がなかったので、家に帰ってきてから15分位正座をした。案の定、足が痺れて痛くなって立てなくなった。これこそが正座だ。できることならもう二度としたくない。母親からは冷ややかな目で見られた。

 

さてこの正座、あまりにも座るのに適してない姿勢だとは思いませんか。

腿、膝、脛、踵、爪先と足の全部位に負担がかかる。座る姿勢というより、拷問に近い部類に入ると思う。いかに効率的に足に負担をかけるか、という最適解の姿勢に思えてならない。

しかも、この座り方が「正座」と呼ばれている。「正」しい「座」りと書いて、正座。これが全座り方の中で最も正しいとされている。おかしくない?僕はこれに気がついたとき、「正」しい「気」と書いて正気を疑った。

まあ確かに道理は分からなくもない。自分に痛みがあるくらいの座り方をしてますよということを示して、相手への敬意を表しているという側面は理解できる。もっとちゃんとした理由があるような気もするけど。

ですが、もうそんな時代はもう終わった。もう令和になった。痛みを伴う笑いも敬遠される時代へととっくに移行してる。痛みを伴う座り方も緩やかに無くしていく方がいいとは思いませんか?




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