世の中の怖いものを並べたことわざがある。地震雷なんちゃらかんちゃらみたいなやつ。
地震雷、その後なんだっけ。地震雷、え〜っと火事、火事だ。地震雷火事、でその後が知らない土地のバス。地震雷火事知らない土地のバス。これが世の中の怖いもの四選だ。
知らない土地のバスに乗るのって怖くない?僕はできる限り避けたいと思っている。まず、路線があまりにも複雑だ。
基本的に地元住民の足として利用されているので、行き先と謎の数字だけしか書いてない。場合によっては謎の数字のあとに謎のアルファベットが付いている。それでどう判断しろと言うのか。
一応側面に主要経由地が書いていることも多い。ただ、そこに書いてなかったらアウトだし、到着から数秒で判断せざるを得なくなる。
そして、バス停の場所もわかりにくい。グーグルマップとかにも乗ってないときがあるし。しかも同じ名前だけどあっち方面の路線は少し離れたバス停ね、みたいなこともよくある。初見殺しが過ぎる。
加えて、バスはまず時間通りには動かない。どうにかして正しい路線を探し当てて、正しいバス停にたどり着いたとしても、もう行ったのかまだ来てないのか分からないということもしょっちゅうだ。
このような数多の試練をくぐり抜けてバスに遭遇できたとしても、まだまだ苦難は続く。バスは前乗りなのか後ろ乗りなのか、前払いなのか後払いなのか。料金は一律なのか変動するのか。支払いは現金なのかICカードが使えるのか。ICカードが使えるとして、乗るときにタッチするのかしないのか。整理券は取るのか取らないのか。
挙げたらキリがない。この一つ一つの要素が各地で違う。そりゃ無理よ。怖いよ。ちゃんと調べてから乗ればいくらかマシなんだろうけど、調べる時間がないときなんていくらでもあるじゃん?
あー怖い。知らない土地のバスが怖い。でも今日は、そんな知らない土地のバスに乗った。なんとか目的地に着けた。偉い。なんか粗品を贈呈されてもいいくらいには偉い。